うつ病顔の表情。 うつ病とはどんな病気?うつ病の原因、症状とサイン、見分け方を解説

うつ病とはどんな病気?うつ病の原因、症状とサイン、見分け方を解説

うつ病顔の表情

うつ病を理解できても、どう対応すべきかわからないことも… 以前に比べ、うつ病に関する情報はマスコミなどを通じてかなり社会に浸透してきました。 少し前なら、うつ病というと「心が弱いからだ」「周囲に甘えている」と思ってしまう人が多かったかもしれません。 今では「セロトニン」「ノルアドレナリン」が関連する病気、という考え方が広まりつつあるのではないでしょうか。 うつ病の患者数は近年、増加しており、およそ73万人 1 にのぼると報告されています。 誰にとっても身近な病気であるとはいえ、実際に家族や友人、会社の同僚や部下など身近な人がうつ病を発症したら、どう対応すればよいかわからず、混乱してしまうこともあるでしょう。 夫が、妻が、そして会社の部下がうつ病を発症したら、どのように接し、かかわっていけばいいのでしょうか。 理解を深め、対応の仕方について知ることが大切 もし身近な人からうつ病であることを打ち明けられたら、まずは冷静に受け止めることが大事です。 家族がうつ病とわかったら、「原因は家庭内にあったのでは」と自分を責めるかもしれません。 会社の同僚や部下がうつ病とわかったら、「この先休まれたら、仕事はどうやって回していけばいいのか」と動揺することもあるでしょう。 いくらうつ病のことを頭で理解できていたとしても、実際に自分の身近にいる人がうつ病になったとわかると、どう対応していいのかわからず不安になるものです。 うつ病に関する正しい知識を身につけ、理解を深めるとともに、対応の仕方についても知っておく必要があるでしょう。 身近な人がうつ病になったら 家族や友人など身近な人がうつ病になったら、あなたならどう対応しますか? 目の前にいる患者さんの発言や行動に振り回され、本人以上に混乱してしまう場合もあるでしょう。 少しでも早く治ってほしいとの願いから「頑張って」と励ましたり、強引に旅行に誘ったりするなどの行動に出ることもあるかもしれません。 うつ病治療において難しいのは、周囲がうつ病の患者さんのためと思って起こす行動や発言が、患者さん本人にとっては更なる精神的負担を強いる場合もあるという点です。 うつ病の患者さんと患者さんをとりまく人々のあり方については、医師や専門家からアドバイスをもらいながら、一緒に考えていくことが大切です。 家族にうつ病の症状があり受診をさせたいのに、本人が拒否する場合は? 本人が受診を嫌がる場合は、とりあえず家族が先に相談をすることも可能です。 精神科や心療内科では、患者さんに関する家族の相談にのってくれるところがあります。 患者さん自身を診察する訳ではないのでお薬が処方できないこと、健康保険の適用がないので自由診療となる点をご注意ください。 1)厚生労働省大臣官房統計情報部:平成26年 患者調査 身近な人がうつ病になったとき.

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うつ病の症状で笑顔がうつ病のサインの時もある!

うつ病顔の表情

はわかりやすい…と、一般的には思われがちです。 好きだったことに興味がなくなったり、態度がコロコロと変わったり、異常なほどの食欲増加や逆に何も食べたくなくなったり…などなど、「目に見えてわかるものだ」という認識の方が多いはず。 ですが、その症状が見えにくいこともあるようです。 と言うのも、「症状が出ていない」と言うのではなく、「自分でも気づかないくらいの非常に微妙な変化にすぎないからだ」と言うのです…。 そういった方はを抱えながらも、職場や家族・友人の前では笑顔で接することもできてしまうとのことなのです。 それを、「smiling depression(笑顔のうつ病、または微笑みのうつ病)」と呼んでいます。 これは正式な医学用語ではないのですが、近年多くの報告が上がっている症状です。 この2語からなる病、相反する言葉の組み合わせのようにも思えますが、米国ペンシルベニア州ピッツバーグの臨床心理士であるハイジ・マッケンジー博士によれば、「うつ病と笑顔は共存し得る」と言うのです。 「微笑みのうつ病」について、より理解し、自分に症状が当てはまる場合には、または、あなたのまわりにこんな人がいないか? さらに詳しく見ていきましょう。 微笑みのうつ病とは一体何なのか 「微笑みのうつ病を抱える人は、感じている症状に蓋(ふた)をしてしまう傾向にあります」と、マッケンジー博士は言います。 そして続けてこう話します。 「どんなに最悪の気分であろうと毎日起床しては着替え、そして仕事へ行き、何も問題がないかのように周りの人たちと接することもできてしまうのです」とのこと…。 さらに、マッケンジー博士によれば、笑顔のうつ病はアメリカでは「High Functional Depression(日本では、「高機能型境界性パーソナリティ障害」と訳されることも多いですが、意味合い的には「社会順応型境界性パーソナリティ障害」と言うべきでしょう)」や「」の別名で、慢性的に悲しみを感じ、睡眠や食欲に影響を及ぼしたり絶望や疲れを感じたり、パニック障害を起こしたり、好きだった活動に興味が持てななくなる…といった症状が現れると言います。 そしてそれは、まぎれもなく深刻な苦痛となるはずです。 なぜ「微笑みのうつ病」という病名はあまり知られていないのか アメリカ精神医学会が出した精神障害の診断・統計マニュアル第5版(DSM-5)におて、「smiling depression」という言葉で調べても見つかることはないでしょう。 なので、この症状の程度を判断することは難しいわけです。 が、専門家たちはこの言葉を、「軽度から中度のうつ病に対する呼称するのが妥当ではないか…」と考えています。 このように若干曖昧である呼称であるからこそ、「逆に、それの症状に対して密かに悩んでいる方々を助けられるのではないか?」という希望を抱いてもいるのです。 「うつ病というネガティブなイメージを打ち消すような、親近感を感じられる用語を使うことがここではポイントとなっています。 そうすれば、症状を抱える人たちが助けを求めやすくなるでしょう。 『いまの自分の変化は、うつ病のせいかもしれない』と、自ら心配する人も多くはないので…」と、ジョージア州アトランタにあるカイザーパーマネンテの精神科医であるカレン・スチュワート医師は言います。 この考えにはマッケンジー博士も同意見で、「微笑みのうつ病/笑顔のうつ病」という呼称によって、「うつ病の人は一日中カーテンを閉めてベッドから出られない」といった"間違ったイメージ"を、解消できる可能性があると考えています。 「もちろん、寝たきりになってしまう(大うつ病性障害のような)うつ病患者もいます。 ですが、多くの人は仕事をして家族を持ち、笑ったり笑わせたりすることもできているのです」と、マッケンジー博士は話します。 そこで、「自分は精神病のステレオタイプ(先入観や思い込みなどで類型化された観念)に当てはまらないので、自分は元気に違いない」と思い込んで…というよりも、むしろ「これらに当てはまらないのだから、大丈夫だろう。 自分がうつ病のわけないし、うつ病かもしれないということで診察をうけるのも嫌だし…」という思いで自ら蓋をしてしまう人も少なくないでしょう。 すると、その兆候がある方にとっては、その後の健康に長期的なダメージを与える可能性も多々あるのです。 【セルフチェック】 自分が「微笑みのうつ病」かどうか知る方法 正しい1つの答えはありませんが、注意すべき兆候や症状はたくさんあります。 毎晩疲弊しきってしまい、その理由が見当たらない場合には…「そのうつ状態を乗り越えるために、感情が活発になっている可能性がある」と、マッケンジー博士は言います。 博士によると、次のような例が挙げられます。 朝起きて、身支度をして仕事に向かうのがとても大変に感じる。 職場に着いてからは、元気な従業員として振る舞うことができる(同僚に週末の予定を聞いたり、ランチの誘いにのるなど)が、その間も心ここに在らずといった空虚感を感じる。 予算の調整や幼稚園で子どもたちの面倒を見るなど、仕事は何とかこなせるが、集中力が保てない。 家に帰るとクタクタで、夕食も食べず服も着替えずにベッドやソファで眠りに落ちてしまう。 セルフケアを最後にしたのが、いつかも思い出せない。 最低限のことをするのにエネルギーを使いはたし、ジムをさぼったり、不健康な食事で済ませたり、友人からの遊びの誘いをすっぽかしたりしてしまう。 落ち込むことに対して罪悪感や恥辱感を持ったり、何もする気力が起きない自分を責めてしまったりして、常にネガティブな感情が湧いてしまう。 受動的な自殺念慮(死にたい気持ち)がある。 つまり、積極的に命を絶とうとはしないが、事故などで突然命を失うことを想像しても動揺を感じない。 自覚症状があるか? 自分が「微笑みうつ病」かもしれない場合 まずは、うつ病を恥ずかしいことだと思ったり、自分を責めたり、罪悪感を持たないようにしましょう。 によると、うつ病の人は世界で推計3億2200万人に達し、地域別分布比で世界全体の48%を占めたアジアでは、1位が中国の約5668万人、次いで日本が約506万人という人々が、うつ病に苦しんでいるという数値が発表されています。 ここで明言しておきましょう。 うつ病を抱えていて、「助けが必要だ」と言うことは決して恥ずべき行為ではないのです。 スチュワート医師は、2週間以上ほぼ毎日症状が現れるようであれば、主治医や心理カウンセラーにすぐに相談し、診断を受けることを推奨しています。 それは、「うつ病である」と正式に診断を受けることで、自分がどのカテゴリーに属するのかを知ることが大きな前進となり、その後、適切な治療を進めることができるからです。 また、以下のような3つのステップからなる治療法もあります。 「治療には、『ライフスタイルを変える』、『セラピーを受ける』、『薬物療法』といった複数の選択肢があります。 これらの中から自分に合うものを選べますし、いくつかを組み合わせて行うこともできるのです」と、スチュワート医師は言います。 医師によると、ライフスタイルを変えるには食事や睡眠、運動を見直すことになります。 薬物療法を選んだ場合、「」、「」といった気分を高揚させるセロトニンを増やす「」を服用するそうです。 セラピーを受ける場合は、思考や行動を制御して、気分を良くする方法が身につく「認知行動療法」が効果的だということです。 どの治療法を選択するにせよ、医師や専門家はもちろん、家族や友人からもサポートを受けることが重要となります。 うつ病の治療には時間がかかると言われていますが、「治療を続けていれば、次第にいい結果へと結びつく…」と、治療すればするだけ結果が期待できる病気でもあるわけです。 「自分がベストな状態を出せなくても、日々自らを労って受け入れてあげるよう練習をすることが、快方への大きなステップになるでしょう。 十分治療が可能な病気なのです。 助けを求める一歩を、まずは早めに踏み出しててください」と、マッケンジー博士は締めくくってくれました。

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うつ病の治療を早期で始めるために、表情に注目|うつ病治療サポートコラム|うつ病サプリ

うつ病顔の表情

うつ病は、日本では約15人に1人が、一生のうちに一度はかかる病気といわれています。 「誰がいつなってもおかしくない」と言われるほど、身近な病気です。 一方で、うつ病のサイン、こころの不調のサインは、自分ではなかなか気づきにくいものです。 中には、気づいても、「職場や家族に心配をかけたくない」という思いから、自分自身で抱え込み、誰にも相談できずにいるケースもあります。 そこで、身近にいるご家族の方の「気づき」がたいへん重要な対応の鍵となってきます。 うつ病の治療では、身体の病気と同様に「早期発見」、「早期対応」がとても大切です。 早めに対応することで、スムーズな治療へと結びつき、より早期の回復につながります。 うつ病は誰でもかかりうる病気であること、早期の対応でスムーズな治療に結びつくことをご理解いただき、こころの不調のサインに気づいたら、いちばん身近な存在であるご家族の方が、ぜひ、話しかけてみてください。 もちろん、うつ病では、その治療期だけでなく回復期においても、ご家族の方の理解・サポートがたいへん重要な役割を果たします。 心配な点がある場合には、ゆっくりと時間をとって話を聴いてあげることが大切です。 ここでは、家族でもわかりやすい「気づき」のポイントについてお伝えします。 まず、ご家族の方の「いつも」の様子を思い起こしてみてください。 "いつもの様子と違う"と思ったその時が、対応の時です。 話かけてみてください。 《うつ病のサイン》 【体の面】• 睡眠の変化:朝早く目が覚めてしまう、夜中に何度も目が覚めて眠れない、寝つきが悪いなど。 食欲・体重の変化:食欲がない、食べてもおいしくない。 食欲が急に増えた。 体重が減った、または増えた。 疲労がとれない:朝からぐったりと疲れきっている。 疲労感がぬけない。 その他の変化:頭が重い、肩・首が重い。 下痢や便秘が続く。 【こころの面】• 憂うつ感:気分が落ち込んでいる、何事にも悲観的になる。 憂うつだ。 おっくう感:何事にも興味がもてない、何をするにもおっくうだ。 焦り、不安感:イライラして落ち着きがない。 不安だ。 【行動の面】• 遅刻・欠勤:会社に遅刻することが増えた、欠勤することが増えた• 出社拒否:会社に行きたがらない• 会話:口数が減る、「自分はだめな人間だ」など否定的な発言が増える。 日常生活:新聞やテレビを見なくなった。 人との接触を避けるようになった。 上に示したような「うつ病のサイン」はひとつひとつは誰もが経験したことのあるものでしょう。 しかしこれらの「サイン」が10日から2週間以上続く場合は、要注意です。 いちばん身近な存在であるご家族の方が、まず、声をかけてみてください。 「大丈夫」、「みんな同じだよ」、「そのうち良くなるよ」などという答えが返ってきても、症状やサインが続いている場合は、要注意です。 ご本人が一人で抱えこんでしまうことのないよう、「心配だから、一緒に考えよう」という姿勢で、話しかけてみてください。 気になる場合には、メンタルクリニックなどの専門機関に一緒に受診をするなど、専門家に相談をしてみるとよいでしょう。 (2)上司・同僚の注意 「うつ病」が大半を占める気分障害の患者数は、ここ数年急増し、わが国でも平成20年には、はじめて100万人を超えました(厚生労働省、患者調査報告)。 うつ病は、誰でもかかる可能性のある病気です。 一方で、うつ病の対応では、「早期発見」、「早期対応」が大切になります。 一日の大半を職場で過ごす人たちにとって、職場にいる上司・同僚は、きわめて身近な存在の人びとのうちのひとりです。 職場で働く部下や同僚に、うつ病のサインがみられたら、すぐに声をかけてみてください。 うつ病のサインは、自分ではなかなか気づきにくいものです。 気づいても、なかなか言い出しづらい、周囲に迷惑をかけられないという理由で抱え込んでいる人も中にはいます。 身近にいる上司・同僚である方がたには、うつ病のサインに気づいたら、声をかけ、話を聴いてあげてください。 下記に、うつ病のサインを示します。 「自分自身が気づく変化」と、上司・同僚からみても分かりやすい「周囲が気づく変化」の2つを示します。 ここでのサインでは、「普段のその人からの変化」がポイントです。 その人の変化に気づくためには、普段からの部下や同僚の様子、行動を知っておくことが大切です。 《うつ病のサイン》 【自分自身が気づく変化】• 憂うつ感:気分が落ち込んでいる、何事にも悲観的になる。 憂うつだ。 おっくう感:何事にも興味がもてない、何をするにもおっくうだ。 焦り、不安感:イライラして落ち着きがない。 不安だ。 睡眠の変化:朝早く目が覚めてしまう、夜中に何度も目が覚めて眠れない、寝つきが悪いなど。 身体の症状:頭重感、頭痛、めまい、微熱、吐き気、下痢や便秘が続く。 食欲・体重の変化:食欲がない。 食欲が急に増えた。 体重が減ったまたは増えた。 疲労がとれない:朝からぐったりと疲れきっている。 疲労感がぬけない。 【周囲が気づく変化】• 遅刻・欠勤:遅刻や早退が増えた、欠勤することが増えた• ミスの増加:ミスや事故が増えた。 仕事の能率:判断力の低下、仕事の能率の低下が見られる。 会話:周囲との会話が減った、昼食などでも一人でいることが多くなった、口数が減った。 表情:表情が暗い、元気がない、顔色が悪い。 身体の症状:頭重感、頭痛、めまい、微熱、吐き気などの訴えがあった。 このようなサインに気づいたら、まず、話しかけてみてください。 その際には、「期待してるからがんばれ」、「気合で乗り切れ」などのむやみな励ましや、「そんなことではダメだ」、「自分の立場を分かっているのか」、「誰だってそうだ」などの非難は禁物です。 心配な気持ちを伝え、まずは「話を聴く」ことが大切です。 また、人によってはうつ病の症状が悪化した際に、将来を悲観して、仕事を辞めることを考える人がいます。 しかし、症状が回復すれば、考え方が変わることもあるので、重要な決断は、病気が回復してから行うよう促すことも大切です。 また、対応において気になる点があった場合や、心配な場合は、会社の産業医・看護職・心理職などの産業保健スタッフや、人事担当者、また、社外では本サイト「こころの耳」で紹介しているに相談するとよいでしょう。 不調のサインに気づいたら声をかけ、話を聴いてみること、そして、心配であればひとりで抱えずに周囲に相談し、人事や産業保健スタッフ、主治医などと連携をして対応していくことが大切です。 (3)産業保健スタッフの注意 うつ病は働く人たちがかかる心の病の中で、もっとも頻度の多い病気です。 企業で1か月以上の長期のお休みをする方の半数以上がこころの病、中でも、うつ病であると言われています。 うつ病にかかると、その症状のために本人がつらい思いをするだけでなく、判断力が低下する、ミスを起こしやすいなど、職場での生産性にも影響が出てきます。 この意味で、うつ病は働く人の生活や仕事にとって、大きな影響を与えるといえるでしょう。 一方でうつ病は、医療的介入が成功しやすい病気とも言われており、予防活動を行うことの効果が非常に期待できる側面も持つと言えます。 このことからも、産業医・看護職・心理職などの産業保健スタッフは、うつ病についての十分な知識を持ち、早期発見につとめ、職場上長・人事、そして必要に応じて主治医や家族とも連携を取り、適切な対応をとることが望まれます。 産業保健スタッフの注意すべき点について、大きく3つの項目にまとめました。 ア うつ病の知識啓発活動を含めた教育・研修活動 職場の管理監督者をはじめとする職場の方がたに、うつ病の知識、こころの不調のサインなどを知ってもらい、うつ病についての理解を深めてもらうことは、うつ病の早期発見においては大切なことです。 このような機会を通して、産業保健スタッフの役割についても理解してもらい、職場で気になることがあった際に、すぐに、産業保健スタッフや人事と連携がとれる体制がつくれるよう、普段から教育・研修の機会をもつように心がけましょう。 イ うつ病の評価 うつ病は、より医療的介入が成功しやすい病気でもあることから、産業の現場においても、適切にその評価をすることが望まれます。 いくつか開発されている構造化面接のためのツールを活用するのもひとつでしょう。 健康診断時や健康相談の際に、あわせてこのようなツールを活用する企業も増えてきています。 また、面接・相談を行う際には、健診結果や問診などだけに頼るのではなく、勤務状況・作業能率など、日ごろからの職場の情報についても、必要な収集を行い、判断の材料とするとよいでしょう。 ウ うつ病の方への対応 健康相談などをしていて、うつ病が疑われる場合には、ご本人のプライバシーに十分に配慮をしながら、主治医や外部の専門機関との適切な連携を行いましょう。 今後の支援体制や、フォロー方法について、ある程度の見通しを本人に伝えておくことも大切です。 特に、はじめてうつ病になった方の場合には、本人の不安も大きい場合が考えられます。 ご本人の心配な点、気がかりな点についても確認の上、対応を進めていくとよいでしょう。 また、職場での業務上の配慮、勤務面での配慮が必要な場合、また、職場への理解を求める必要がある場合など、ご本人の了承のもと、職場上長や人事とも連携をとります。 なお、うつ病により会社をお休みすることが必要な場合には、職場上長や人事担当者、また、必要時、家族とも連携をとりながら、ご本人が安心してお休みに専念できる環境を作れるようサポートします。 また、職場復帰後は、本人への支援はもちろんのこと、職場の方がたにも十分な理解が得られるよう、フォロー体制を整えるとよいでしょう。

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