フルート 四重奏。 フルート四重奏曲 (モーツァルト)とは

Flute Quartet in D major, K.285 (Mozart, Wolfgang Amadeus)

フルート 四重奏

モーツァルト:フルート四重奏曲[全曲] レーデル他 モーツァルト: フルート四重奏曲 第1番 K. 285、第2番 K. 285a、第3番 K. Anh. 171(K. 285b)、第4番 K. 298 レーデル(フルート)、ビュヒナー(ヴァイオリン)、シュミット(ヴィオラ)、シュネラー(チェロ) 録音:1957年(モノラル) バッハ作品の編曲と演奏によって一世を風靡したクルト・レーデルは、20世紀半ばのドイツを代表するフルート奏者の一人であり、R・シュトラウスのオペラの初演にも参加しました。 がっちりした構成と気品に満ちたこの録音は、古き良きドイツの室内楽の伝統を彷彿とさせ、名盤の名に恥じないものです。 録音は、フランスを代表する名エンジニア、アンドレ・シャルラン。 初CD化。

次の

グラーフのモーツァルト フルート四重奏曲/フルート協奏曲/フルートとハープのための協奏曲 名盤聞き比べ(CD比較)

フルート 四重奏

フルー トかクラリネットか、あるいはオーボエか。 各々の楽器奏者は自分のだと主張するでしょうが、まあ、この 三つあたりがよく主旋律を吹く機会があるという意味では妥当なところでしょう。 なかでもフルートは吹く 姿がフォトジェニックなので、綺麗なモデルさんが背景をぼかした草原かどこかで吹いてる写真がカレン ダーになってるかもしれません。 では、フルーティストとしては誰がいい演奏をするんだろう。 好きずきに 違いないのだけれども。 最近はピリオド楽器のブームも定着してますから、モーツァルトも含めてロマン派以前の曲となると当時 のオリジナル楽器、フラウト・トラヴェルソでビブラートをかけずに演奏するのが主流なのかと思いきや、 アマゾンUSでモーツァルトのフルート協奏曲を検索すると、 ゴールウェイ、パユ、シュルツ、ボストン・バロックという順番で頭の 方はみなモダン・フルートです。 この状況は他国でも同じようで、UKアマゾンだと シュルツ、ガロワ(これは特製木製 フルートだけどもピリオド楽器ではない)、パユ、ゴールウェイ、ベズ ノシウク(ピリオド楽器)、ベザリーという順でした。 思うにオーケス トラをバックにすると、木製でただ指穴の開いただけのピリオド楽器の フルート、フラウト・トラヴェルソは音量が小さいのではないかと。 バッハの管弦楽組曲あたりでもユニゾンのヴァイオリンに埋もれてしま うこともあるくらいですから、やりにくいのかもしれません。 さて、モーツァルトは本気か冗談か、フルートという楽器が嫌いだと 手紙に書いてま した。 しかし彼の手によって生み出されたフルート曲はどれも大変親し まれています。 二つのフルート協奏曲(第1番 K. 313、第2番 K. 314)、フルートと管弦楽のためのアンダンテ K. 315、フルートとハープのための協奏曲 K. 299、四曲のフルート四重奏曲 K285, 298。 これでほとんどということになり、後はフルートが入っている曲が少し、ということになりますが、これらはどれもきれいな曲ばかりです。 なかでも室 内楽のフルート四重奏曲は小粒ながらも愛らしい曲です。 クラリネット 作品のように晩年に作曲されたものではないので、例の無意識が死を自 覚して自我が飛んでしまい、逆光のなかで体が透けて翔けているような 趣ではありません。 アロイジア・ ウェーバーに恋してた21歳の若きモーツァルトの作品です。 全体に楽しげでのんびりした楽想の曲ながら、とくに第1番の第二楽章は弦のピ ツィカートの上に展開する静かな短調で、 死んだときも青年だったのがこの作 曲家だったとしても、いかにも青年期の憂いという感じです。 これ一曲だけでも聞く価値があるき れいな曲だと思います。 そして長い前置きをはさんでやっと誰のフルートがいいかという話に 戻る わけですが、さきほどのアマゾンでの検索でフルート協奏曲の日本の順位を見ると、 グラーフ、ツェラー、パユ、ランパル、ワルター、ゴールウェイの順で 並んでいます。 驚きなのは一番にチューリヒ生まれのスイスの名フルート、グラーフが来てることです(新 盤)。 超有名な人というわけでもないはずなのですが、何度も来日しているせいでしょうか。 彼に教えを受 けたフルートの学生もいるのでしょう。 私はフルートなど吹いたことなどなく、どこがキモだかわからない ので言うの もなんですが、バッハでのオーレル・ニコレと並んで一番好きなフルート奏者です。 知識がないのでその演 奏を評することはむつかしいのですが、ほとんどビブラートを感じさせず、透き通った音色で飾らず、緩徐 楽章でも遅くなり過ぎないテンポで感傷に流されないまっすぐな演奏をします、しかし息 遣いが大変に繊細で情緒にあふれています。 これほどの気品に満ちた演奏には滅多に出会えるものではな く、ちょっと真似ができない音楽なのです。 したがって華やかで派手、華麗なテクニックという方向が好き な人には勧められません。 ただ、大変残念なことがあります。 それは上記のような趣のフルート四重奏曲第1番の第二楽章は、「旧 盤に限る」ということなのです。 実はグラーフ、ここで取り上げているものの後で、カルミナ三重奏団と新 盤を出しています。 そしてその新しい方では、演奏も録音も良いとは言えるものの、あの第二楽章での絶妙 な気品がちょっと薄れているように思います。 より表現が大胆で意欲的になり、テンポはゆっくりになって よく歌っているのですが、そういう方向なら他にも名演はあるわけで、個人的には旧盤でないなら他のでも いいような気もします。 これが出たときは LP かカセットしかなく、その後短い期間に一度 CD 化がされたのですが、そのときすぐ買わなかったせいで、その後何年探し回ったかわかりません。 インターネット全盛の時代になってやっと中古を見つけること ができたのですが、廃盤という状況は今でも変わっていません。 グラーフ自身が旧盤の再販を望まないの か、レコード会社の商売上の問題なのかはわかりませんが。 そんなわけで入手困難なものを取り上げるのも 気が引けるのですが、あれほどの演奏が忘れ去られるのも残念なので、ここで取り上げさせてもらいまし た。 他にもこの曲、ピリオド楽器による演奏の盤も買ったことはありますが、とにかくグラーフ(旧)は別 格です。 再販を望みます。 蛇足ながら、もちろん上記フラウト・トラヴェルソの演奏が悪いというわけではありません。 ドイツ・ハ ルモニア・ムンディから出ていたバルトルト・クイケンのも木の質感が感じられる素朴な音で、なかなか魅 力的です。 ピリオド楽器の運動のなかから出てきたわけですから、もちろんレガート的ではない運びなが ら、癖の強くない自然なフレージングはむしろ間の広い独特の空気感というか、音符の間にゆったりとした 時間の流れを感じさせ、ホッと一息という感じです。 有田正広のものもいいです。 他のページでグラーフと 比較して興味がないようなことを書いてしまいましたが、あくまでも比べての話です。 例の1番の第二楽章 など、クイケンよりしんみりとよく歌う運びで、他の楽章もより力が抜けていて自然であり、音色の美しさ に酔えます。 話を戻してグラーフ盤の録音についてですが、ディスコグラフィーによると1980年ということになっ てるようです。 もう少し前だったような 気もして当時の LP Claves P403 を探し出して調べたのですが記述はなく、後に出た CD の方にもそれが発売されたであろう1989という文字が見えるだけで、録音日時の記載はありませんでした。 当時のスイス・クラーヴェス・レーベルの音はど れも2KHzぐらいの中域に明るい張りがあ り、残響が長めですが、そのよく響く中域もドイツ・グラモフォンにありがちだったようなバランスになる手前で踏みとどまっているので耳 にキツくはならず、艶があって瑞々しく、大変美しい音です。 個性的なアナログの優秀録音です。 Mozart Concerto for Flute and Harp K. 22歳のモーツァルトがフランス人貴族の結婚式のた めに 書いたもので、娘がハープ、父親がフルートを吹くために作曲されました。 フランスサロン風と言われる優 美でやさしい曲調です。 とくに第二楽章はうっとりさせられます。 この曲でもグラーフの 演奏は透明度があ り、品よく抑えられたエレガントさがあって素晴らしいものです。 ハープを担当するのは同じくスイスの オーボエの名手、ハインツ・ホリガーの奥さんです。 最初は彼女の写っている写真を使っ たジャケットだっ たはずですが、CD はルイ・シュボアのヴァイオリンとハープのためのコンチェルタンテ第1番とカップリングになっており、そちらは違うときの録音です。 録音は1969年ということで、古いと思われるかもしれませんが、残響が乗って大変 きれいな音です。 Mozart Concerto for Flute and Harp K. 交響曲とレクイエムはあまり自分の好みではなかったのですが、管楽器の 協奏曲はウィーン流儀らしいふくよかな音色とゆったりしたテンポ、角の取れたフレージング でと ろけるような美し さに満ちていて、大変くつろげます。 ベームにときにみられるドイツ語圏特有のカクカクとしたリズムはここでは全 く現れません。 グラーフのページですが、この盤もいいのであげておきます。 フランスものも 好き なのですが、フ ルートに関して言えば某フランスの大御所の定番ものは私には少し派手過ぎ、抑揚もたっぷりし過ぎていてビブ ラートも全体にかかっており、あまり好みではありませんでした。 一方で、以前ある帝王の下 で吹 いていて技術の高さで讃えらている某有名奏者は華 麗ながら飾りが多く感じられます。 また近頃人気の高い Mr. ハンサム・ガイにしてグラーフの後輩にあたる奏者はやわらかく歌ってちょっと女性的、ふわっと静 かなところは魅力的だけどやや表現過多な感じです。 昔からの古楽器楽団のものはと言えば、 楽器 は当時のレプリカ で音が大変美しいのですが、ピリオド奏法の間の取り方や歌わせ方に時折違和感を覚えます。 どれも凄い演奏なわけ ですが、そんなわけで、結局この曲 についてはグラーフと、シュルツのこの盤かなという感じになってしまうのです。 ちなみにハープのサバレタは男性 です。 もう亡くなっていますが、骨董のハープに出会ってこの道に入ったというバスク人。 ギ リ シャ神話の竪琴の名 手、オルフェ ウスも男ですから、不思議ではないのでしょう。 フルートのシュルツは2013年に亡くなってますが、ウィーン・ フィルの主席だった人です。 ウィーン流儀なのでしょうが、やわらかい音色で消え入るような 弱音 が美しいです。 ビ ブラートはありますが、全体にいつもかかっているわけではないので心地よいです。 第二楽章など、この盤独特の魅 力があります。 サバレタの方は以前にも同じドイツ・グラモフォンから、ベルリン・フィルと この 曲を出していまし た。 そちらのフルートはドイツ人のカール・ハインツ・ツェラーで、ベルリン・フィルの主席だった人です。 その盤 もいい演奏ですが、ウィーンフィルのものより明るくはきはきしていて、やわらかく流れて消 え入 るようなきれいさ というよりも、活気と軽さが前面に出ているように思います。 フルートはシュルツよりビブラートが多く感じられま す。 カップリングはこのオリジナル盤ではこの後いくつかご紹介する協奏交響曲 K. 297B でしたが、今は他曲と組み替えられたものがレギュラー盤になっていて、オリジナルの方は中 古のみという状況です。 演奏はベームのこの時期のものらしくゆったりと時が流れる、おっと りして和めるものです。 マリナー盤とは違い、クラリネットのパートが作曲時のフルートに替 えられていたりはしません。 録音は1975年のドイツ・グラモフォン。 このレーベルのアナログ録音としては、大変良 いも のの一つです。 国 内盤では二つのフルート協奏曲とカップリングになったものも出ています。 そちらはフルートはシュルツながら、 ベームとウィーン・フィルではなく、ベルンハルト・クレー指揮のイギリス室内管弦楽団。 ベーム とウィーン・フィ ルのフルート協奏曲の方は別の盤で出ており、1番がヴェルナー・トリップのフルート、2番がゲルハルト・トレ チェックによるオー ボエ協奏曲となっています。 Mozart Flute Concertos No. 1 K. 313 and No. 2 K. 313/ 第2番 K. それで、もらえるはずのお金が半分になってしまったとい うのは有名な 話です。 これらの 曲についてもグラーフの演奏は素晴らしいです。 でもその前に、ちょっとだけ、もう一人好きなスイスのフルーティ ストであるオーレル・ニコレのことについても触れておきましょう。 ニコレはカー ル・リヒターと よく一緒に行動し ていましたが、バッハのフルート・ソナタなど、絶品です。 ではモーツァルトはというと、やはり良いのですが、 ちょっと印象が違うのは、本人が意識して変えているのか、あるいは楽曲によって同 じアプローチ が異なって聞こえ ているのか判断に迷うところですが、大変明るく軽く、若々しい音に聞こえます。 フルート協奏曲についてはリヒ ターと入れた、フルートとハープのための協奏曲と組になったテレフンケンのものが あり、それか らジンマンの指揮 でのロイヤル・コンセルトヘボウのフィリップス、そして2番だけのバウムガルトナーとのドイツ・グラモフォン盤 が出ていますが、とくにテレフンケン盤の音はときに薄くリコーダーのように響きま す。 フィリッ プス盤が両曲揃っ て音も良いと思いますが、端正と言われるその吹きぶりは抑揚にわざとらしさがなく、魅力的です。 さあ、グラーフですが、決して派手ではないニコレと比べてもよりビブラートのか かりが少な く、やはり二つのフ ルート協奏曲はグラーフが私には一番です。 ただし、へそ曲がりでグラーフ本人にも申し訳ないのですが、ここで紹 介するの は四重奏同様、旧盤の方です。 録音はフルートとハープのための協奏曲と同じとき、1969年です。 そしてこちら も音は大変厚みのある残響で美しいです。 Mozart Oboe Concertos No. 1 K. 313 and No. 2 K. 297B Heinz Holliger ob Aurele Nicolet fl Hermann Baumann hr Klaus Thunemann fg Neville Marriner Academy of St. 313 / 第2番 K. 297B ハインツ・ホリガー(オーボエ)/ オーレル・ニコレ(フルート) ヘルマン・バウマン(ホルン)/ クラウス・トゥー ネマ ン(ファゴット) ネヴィル・マリナー / アカデミー室内管弦楽団 フルー ト協 奏曲の第2番の方 は原曲がオーボエ 協奏曲で、それをモーツァルトがフルートに編曲したものだということを述べました。 これも諸説あるようですが、 一応そういうことになっています。 それなら、その原曲だったオーボエの協 奏曲 にもついでに触れ てみましょう。 同じ曲で も オーボエの音色も魅力的です。 オーボ エ奏者で個人的に好みの演奏をしてくれるのはホリガーか、モーリス・ブールグかというところです。 ブールグの方 はミシェル・デボストのフルートで第1番と組になった EMI 盤があって、LP では持っていました。 いい演奏でしたが CD の方はどうやら海外からしか買えない状況になっているようです。 ホリガーの方は、まあ なんと いって もオーボエの第一 人者で、この人の 演奏には文句のつけようがないです。 以前にエド・デ・ワールト指揮でニューフィルハーモニア管弦楽団の LP 盤がフィリップスから出ており(6500 174)、それも良い音のアナログ録音で演奏も良かったのですが、CD では出たのかどうか、ちょっと定かではありません。 ここで取り上げるのは 同じフィリップス録音でもディジタルになってからのもので、面白いこと に、今度は 第1番の方をフルートからオーボエへと、モーツァルトがしたのとちょうど逆手 順で編曲したもの がカップリングに なっています。 ホリガー自身がどうやらそれを行ったようなのですが、珍しい演奏なので手に入れる価値もあるかと 思います。 そしてこの盤、協奏交響曲も入ってます。 というか、そちらが目玉なので オー ボエ協奏曲が後ろ に入っているのか もしれませんが。 協奏交響 曲は フルートとハープ のための協奏曲と同じ年、22歳のモーツァルトがパリに到着 したときに作曲したとされるもので、協奏交響曲というジャンルは18世紀に盛んに作られた、2つ以上の独奏楽器 が活躍する協奏曲のスタイルを持つ曲のことです。 しかしこの曲、モーツァ ルト の作とされていた ものの、今では はっきりしないということになっています。 というのも元来、この曲はその存在についてのモーツァルト本人の言及 は手紙に残っていたものの、楽譜は長らく見つかっておらず、20世紀初頭 に なってから発見され たものでした。 そ してその発見後はモーツァルト作だろうとされてきたわけですが、60年代になってからオーケストレーションなど い くつかの点で疑問の残る点があるとされ、とりあえず偽作という扱いになってしまったのです。 発見された楽譜とい うのは、モーツァルトが手紙で語っていた楽器構成ではなく、フルートの代 わり にクラリネットが 使われています。 そしてそれをそのままの構成で演奏した CD もたくさんあるわけですが、レクイエムの楽譜校訂で有名な音楽学者、ロバート・レヴィンは本来のフルート版へと 編曲しました。 彼はこの作品がオーケストラのパートを除いてモーツァルト 本人 のものだろうとい う見解を持ってい るようで、それを調べるために楽譜をコンピュータ分析したとのことです。 そしてその問題のオーケストラ・パート を彼が作り直したのです。 ここでとりあげるニコレやホリガーが参加してい る フィリップスの録音 は、そうしたレ ヴィン版で演奏されたものです。 レクイエムのレヴィン版はモーンダー版ほどの切り落としではないにせよ、必要最 小限の加筆で校訂されたもので、ドルーズ版のように好き勝手に作った部分 をつ なぎ合わせて加え たような音楽には なっていません。 そういう意味で彼の仕事は信頼できるような気がします。 本当にモーツァルトの作品だったのかど うかと言えば、作曲法の知識のない私には 語法につ いて は語れないなが ら、 聞いて感 じる 作風という点からは、ドゥルーズ版 のレクイエムのように明らかに他の作者のものだというような部分は感じられません。 肝心の曲自体の印象はどうかというと、確かに後年の作のような研ぎすま され て澄んだ感じはな いですが、たくさ んあるディヴェルティメントなどの室内楽に共通するような楽しさ、構えて聞かなくても良いのんびりしてノリの良 いメロディーラインを持っています。 音の良い演奏で聞くと、それぞれの楽 器た ちの音を十分に楽 しませてくれる名 曲のような気がします。 そしてこのアカデミー室内管の録音は、大変良い音です。 313だけ が 1986年で違うと きの録音ですが、 残りは83年のディジタル録音で、とくにこの協奏交響曲はバランスが良く、繊細な倍音をとらえつつもエッジの立 ち過ぎない大変心地よいバランスに収録されています。 かけているだけで耳 が心 地よい CD だと思います。 Mozart Symphonie Concertante K. 364 コレギウム・アウレウム合奏団 カップリングで協奏交響曲の CD をとりあげてしまったので、グラーフからの脱線ついでにもうひとつ、この曲の素晴らしい盤を記します。 いつもこの楽団のことを褒めるのですが、古楽器演奏 運動の火付け役とも言えるコレギウム・アウレウム合奏団です。 演 奏様 式の問題で忘れられがちで あり、廃盤ゆえに 安く手に入りにくいですが、くつろいで楽しげなこの楽団の演奏、その意味で行けばこの協奏交響曲など聞いて最も 楽しい部類に入ります。 有名な糸杉の間での録音も響きが大変良 く、ア カデミー室内管のものと並 んで甲乙つけがた いです。 ただしこちらは20世紀初頭に楽譜が発見されたときの、フルートではなくクラリネットが活躍する版によ る演奏です。 カップリングはもっと後で作曲されたヴァイオリンと ヴィ オラのための協奏交響曲で す。 1979年収 録。

次の

アンサンブル楽譜

フルート 四重奏

概要 [ ] 9月、21歳のモーツァルトは職探しの目的でへの旅行に行った。 その途次、長期間滞在したには、当時のヨーロッパで有数の宮廷オーケストラがあった(参照)。 モーツァルトはこのオーケストラへの就職を希望したが、成功するには至らなかった。 しかしモーツァルトは、このオーケストラの名奏者ヨハン・バプティスト・ヴェンドリング()という人物と親交を結び、ヴェンドリングは、出身でに勤務した裕福な医師フェルディナント・ドゥジャン(ド・ジャンとも、Ferdinand Nikolaus Dionisius Dejean)をモーツァルトに紹介する。 音楽愛好家で、自身もフルートを吹くというドゥジャンは、モーツァルトに200で「小さくて軽く短いを3曲と四重奏曲を何曲か、フルートのために作って」くれるように注文した。 少しの収入が欲しかったモーツァルトはこれに応じ、結局出来上がったのは、(後者は旧作のの編曲)と3曲のフルート四重奏曲であった。 しかし約束が違うというわけで、報酬は当初の話の半分以下の96フローリンにされてしまった。 実はモーツァルトはフルート(の音色)が嫌いで、2月14日付の父宛ての手紙の中で「我慢できない楽器のための作曲をずっと続けなければならないと、お分かりのように、僕はうんざりしてしまうんです。 」と書いている。 真相はわからないが、当時のフルートはまだによる改良以前で音程が不安定だったため、あるいはアロイジア・ウェーバー(、後に妻となるの姉で、作曲家の従姉)への恋の悩みのために予定した量の作曲が出来なかったことの言い訳だったとする説もある。 第1番 ニ長調 K. 285 [ ] 第4番 イ長調 K. 298 [ ] 従来の説ではにパリで作曲とされてきたが、現在ではの秋から翌年の初め頃にウィーンで作曲されたという説が決定的になっている。 というのは、この曲の全ての楽章の主題が当時の流行していた歌からできており、第3楽章が1786年にウィーンでヒットしたのオペラ『勇敢な競演』のの主題を拝借しているからである。 1786年といえば、オペラ『』やが生み出された時期で、音楽の彫りが深くなり、表現にいっそう幅が増した時期であったが、この四重奏曲はむしろ気楽で快適な気分に満ちている。 各楽章の主題が当時親しまれていた旋律によっていることも、そんな性格をいっそう強めている。 第1楽章 アンダンテ 、4分の2拍子、変奏曲形式。 の歌曲「自然に寄す」の主題による変奏曲で、フルートによる主題の後に4つの変奏が続き、主旋律を担う声部は次第に低弦へと移って行く。 第3楽章 ロンドー:・ イ長調、4分の2拍子、ロンド形式。 こうした例はにもあり、モーツァルトが親しい知人たちのための作品に書き込む冗談で、これは友情の産物であることを暗示している。

次の