紙 飛行機 飛ばし 方。 ゴム発射式の紙飛行機で、2分間空を飛ばそう!

ケント紙で作る!風立ちぬに出てきたような型紙を使った本格的な組み立て式紙飛行機の作り方,飛行機倉庫(印刷用無料pdfデータあり)

紙 飛行機 飛ばし 方

垂直上昇は紙飛行機の飛ばし方で上級者が行っている獲得高度を高く取る飛ばし方です。 垂直に上がると言うことは垂直に落ちることでもあります。 そこで名人の方たちはいろいろ自分流の調整技術をお持ちです。 ここでは私流の調整方法を記載いたします。 紙飛行機は打ち上げ時の時速200kmくらいから滑空時の時速5~ 10kmくらいを同じ翼で対応しなければなりません。 そのため垂直上昇機は主翼と尾翼の取り付け角が0-0で飛ぶ状態を作るため、重心位置は主翼後縁付近になります。 よって水平尾翼は滑空時には揚力を発生する揚力尾翼になります。 重心位置の調整で垂直上昇から滑空のスムースに移行する重心位置をさがします。 キット付属のナマリ板を使用し、微調整する。 (重心マークを目安にする) 1)垂直上昇して垂直に落下するときは重心を後ろに下げる調整をする。 ナマリ板(0. 1~0. 3mm厚)を 1. 5x5mmくらいに小さく切ったものを作っておき、水平尾翼の後縁中央に貼る。 2)垂直上昇し、滑空状態でピッチングをするときは機首にナマリ板を貼る。 また重心位置の調整で沈下の少ないポイントを探すようにする。 垂直上昇後に滑空に入る確率を上げるためには重心を少し機首よりにして右図のように垂直に近いらせん上昇をするような調整をする。 または下図のように大きな弧を描きながら上昇し頂上付近で滑空に入るような調整をする。 基本的に取り付け角は0-0にします。 主翼のキャンバーは根元付近で少しだけ付ける。 また逆キャンバーにならないよう注意する。 返りを良くしたいときにはほんの少しねじり下げを付け、その機首下げの力のぶんを水平尾翼で機首上げの調整をする。 上昇時には主翼がたわみ、機首が押さえられ、頂上付近で速度が遅くなると主翼が戻り、返るようになる。 胴体をすこしねじって水平尾翼を傾ける。 ) 紙飛行機の尾翼は揚力尾翼なので傾けると斜め上の揚力を発生する。 曲がる力が働き、旋回するようになる。 らせん上昇 垂直に近い)のときは垂直尾翼を少し曲げる。 スパイラル降下にならないよう旋回方向の主翼に揚力が増えるよう少しひねり、逆調整をする。 もしくは垂直尾翼は左旋回、水平尾翼は右旋回するよう傾きを逆調整をする。 上昇時には垂直尾翼が利き、らせん上昇。 水平飛行時には水平尾翼の傾きの逆調製が利いてフラットな旋回になるよう調整をする。 水平尾翼の中央部は少し下に下げ機首の浮きを押さえる。 そのぶん水平尾翼の翼端を機首が上がるよう少し上に曲げる。 垂直上昇時には速度が速く、尾翼がすこしたわみ、中央部はたわみが少ないので機首が押さえられる。 翼端部はたわみが大きくなるので機首は上がらないが速度が頂上付近で遅くなると元の角度に戻り、機首があがるようになり、返りがおこる。 飛ばし方はゴムカタパルトとハンドランチの2種類 ゴムの力で紙飛行機を飛ばすゴムカタパルトと手で投げて飛ばすハンドランチがあります。 高く飛ばそう! 紙飛行機は高く打ち上げるほど滞空時間が長くなります。 滑空時に 1秒間に 1m沈下する機体は30m上昇すれば30秒以上飛ぶことになります。 らせん上昇 紙飛行機をゴムカタパルトで水平にまっすぐ飛ばし、少し左上に飛ぶよう調整します。 ゴムカタパルトを左手に持ち、紙飛行機を右手に持ちます。 紙飛行機を90度傾け、左斜め上に向けて発射します。 紙飛行機は左に曲がるよう調整されていますので上に飛んで行きます。 この飛ばし方がらせん上昇といいます。 右旋回上昇、左旋回滑空をします。 垂直上昇 紙飛行機をゴムカタパルトで水平にまっすぐ強めに飛ばし、ほんの少し左上に飛ぶよう調整します。 スピードが落ちたとき滑空するよう重心位置は主翼の後ろ90~ 100%くらいの位置に鉛板などを使い、少しづつ調整します。 ゴムカタパルトで真上に向けて発射します。 頂上で滑空に入るように水平尾翼や重心位置を飛び方を観察しながらさらに微調整します。 飛ばし方を極める らせん上昇も垂直上昇も名人級の人には極意があります。 一番の早道は各地の紙飛行機を飛ばす会に参加して名人に教えていただくことです。 紙飛行機愛好者の方々は親切な方が多いのでいろいろ指導していただけると思います。

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よく飛ぶ紙飛行機〈Vol.1〉―切りぬく本

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垂直上昇は紙飛行機の飛ばし方で上級者が行っている獲得高度を高く取る飛ばし方です。 垂直に上がると言うことは垂直に落ちることでもあります。 そこで名人の方たちはいろいろ自分流の調整技術をお持ちです。 ここでは私流の調整方法を記載いたします。 紙飛行機は打ち上げ時の時速200kmくらいから滑空時の時速5~ 10kmくらいを同じ翼で対応しなければなりません。 そのため垂直上昇機は主翼と尾翼の取り付け角が0-0で飛ぶ状態を作るため、重心位置は主翼後縁付近になります。 よって水平尾翼は滑空時には揚力を発生する揚力尾翼になります。 重心位置の調整で垂直上昇から滑空のスムースに移行する重心位置をさがします。 キット付属のナマリ板を使用し、微調整する。 (重心マークを目安にする) 1)垂直上昇して垂直に落下するときは重心を後ろに下げる調整をする。 ナマリ板(0. 1~0. 3mm厚)を 1. 5x5mmくらいに小さく切ったものを作っておき、水平尾翼の後縁中央に貼る。 2)垂直上昇し、滑空状態でピッチングをするときは機首にナマリ板を貼る。 また重心位置の調整で沈下の少ないポイントを探すようにする。 垂直上昇後に滑空に入る確率を上げるためには重心を少し機首よりにして右図のように垂直に近いらせん上昇をするような調整をする。 または下図のように大きな弧を描きながら上昇し頂上付近で滑空に入るような調整をする。 基本的に取り付け角は0-0にします。 主翼のキャンバーは根元付近で少しだけ付ける。 また逆キャンバーにならないよう注意する。 返りを良くしたいときにはほんの少しねじり下げを付け、その機首下げの力のぶんを水平尾翼で機首上げの調整をする。 上昇時には主翼がたわみ、機首が押さえられ、頂上付近で速度が遅くなると主翼が戻り、返るようになる。 胴体をすこしねじって水平尾翼を傾ける。 ) 紙飛行機の尾翼は揚力尾翼なので傾けると斜め上の揚力を発生する。 曲がる力が働き、旋回するようになる。 らせん上昇 垂直に近い)のときは垂直尾翼を少し曲げる。 スパイラル降下にならないよう旋回方向の主翼に揚力が増えるよう少しひねり、逆調整をする。 もしくは垂直尾翼は左旋回、水平尾翼は右旋回するよう傾きを逆調整をする。 上昇時には垂直尾翼が利き、らせん上昇。 水平飛行時には水平尾翼の傾きの逆調製が利いてフラットな旋回になるよう調整をする。 水平尾翼の中央部は少し下に下げ機首の浮きを押さえる。 そのぶん水平尾翼の翼端を機首が上がるよう少し上に曲げる。 垂直上昇時には速度が速く、尾翼がすこしたわみ、中央部はたわみが少ないので機首が押さえられる。 翼端部はたわみが大きくなるので機首は上がらないが速度が頂上付近で遅くなると元の角度に戻り、機首があがるようになり、返りがおこる。 飛ばし方はゴムカタパルトとハンドランチの2種類 ゴムの力で紙飛行機を飛ばすゴムカタパルトと手で投げて飛ばすハンドランチがあります。 高く飛ばそう! 紙飛行機は高く打ち上げるほど滞空時間が長くなります。 滑空時に 1秒間に 1m沈下する機体は30m上昇すれば30秒以上飛ぶことになります。 らせん上昇 紙飛行機をゴムカタパルトで水平にまっすぐ飛ばし、少し左上に飛ぶよう調整します。 ゴムカタパルトを左手に持ち、紙飛行機を右手に持ちます。 紙飛行機を90度傾け、左斜め上に向けて発射します。 紙飛行機は左に曲がるよう調整されていますので上に飛んで行きます。 この飛ばし方がらせん上昇といいます。 右旋回上昇、左旋回滑空をします。 垂直上昇 紙飛行機をゴムカタパルトで水平にまっすぐ強めに飛ばし、ほんの少し左上に飛ぶよう調整します。 スピードが落ちたとき滑空するよう重心位置は主翼の後ろ90~ 100%くらいの位置に鉛板などを使い、少しづつ調整します。 ゴムカタパルトで真上に向けて発射します。 頂上で滑空に入るように水平尾翼や重心位置を飛び方を観察しながらさらに微調整します。 飛ばし方を極める らせん上昇も垂直上昇も名人級の人には極意があります。 一番の早道は各地の紙飛行機を飛ばす会に参加して名人に教えていただくことです。 紙飛行機愛好者の方々は親切な方が多いのでいろいろ指導していただけると思います。

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紙飛行機の飛ばし方 How to fly origami planes|折り紙航空隊

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日本で生まれ育った高性能紙飛行機 日本紙飛行機協会会長 二宮康明 *本記事は『航空と文化』(No.110) 2015年新春号からの転載です。 2015.2.20 まず、ここでおことわりしておくことは、私の紙飛行機は折紙ではなく、製図用のケント紙など、少し厚手の、曲げ強度のあるものを材料に、これを切って接着剤で貼り合わせて作る形式のものです。 この方が折紙よりも設計の自由度が高いという利点があります。 1 紙飛行機の特徴 1.1 滞空性能 技術的には紙飛行機も滑空機(グライダー)の一種で、グライダーの性能を代表するものは滑空比と沈下率です。 これは空気の性質によるもので、将来、何等かの改良に期待できるものではありません。 一方、沈下率については、実物のソアラーは 0. すなわち、紙飛行機でも高性能グライダーに匹敵する滞空性能が期待できるのです( 表1)。 表1 滞空性能 紙飛行機の場合、滑空速度が遅く、機体が小さいために空気粘性の影響を受ける。 滑空比 沈下率 紙飛行機 10 程度 0. 従って、滞空性能は悪くない。 1.2 紙飛行機の利点 紙を主材とすることの利点を 表2に示します。 1.3 重心位置 航空機のもつ3つの回転軸について、横ゆれと、偏(カタ)ゆれについてはそれぞれ、上反角と、垂直尾翼によって対応し、実物と紙飛行機は大差ありません。 しかし、縦(タテ)方向については大いに違います。 すなわち、実物機の最大、最小速度の比はほぼ4くらいで、しかもこの速度範囲に対応するため、実物機では重心(CG)位置を空力平均翼弦長(MAC)の25%附近に置き、飛行速度に応じて、水平尾翼の取付角を変えなければ正常な飛行はできません( 図1上の距離競技用紙飛行機・これは実物の重心のおき方と同じ)。 これに対しゴムカタパルト(パチンコ)で射出する紙飛行機の場合は最大、最小の速度比は10に達するのが通常です。 この間、飛行中は操縦できないので水平尾翼取付角調整なしで、発進から定常滑空速度の間を正常な飛行をさせなければなりません。 これを解決するのが適切なCG位置と揚力尾翼の採用です。 すなわち紙飛行機の滞空競技用機では水平尾翼容積比(KH)を実物機の2倍程度の1. 2にとり、かつCG位置をMACの80~90%に置きます( 図1下)。 図1 紙飛行機の翼の取付角と重心位置 (図をクリックすすると大きな図が新しいウィンドウで開きます) 実物をモデルにしたプロフィルモデルなどの場合は、形の制約から上記のK H=1. 2の値をとることができない場合が少なくありません。 これに対して私は永年、紙飛行機を作り、実験してきたので、その経験から 図2の「水平尾翼容積比からCGを求める」カーブを作成しました。 これを利用すれば最適CG位置を求めることができるのです。 図2 水平尾翼容積比からCG を求める 1.4 翼断面 実物機の翼断面は 図3に見られるように、先端が少し丸みをもった厚翼であります。 これに対して、前述したように紙飛行機では空気のねばり気の影響を受けるため、厚翼ではなく薄翼が適しています。 紙飛行機は翼弦長が4~5 cmであり、これを100%として、上に3~7%程度ふくらみ(キャンバー)をもたせていますが、通常はゴムカタパルト発進で、上昇をよくするため3%のキャンバーとします。 図3 実物機と紙飛行機の翼断面 1.5 紙飛行機の構成例 図4左は部品図の例ですが、紙どりとしては胴体と翼部品の長さの方向(図では左右の方向)に紙の曲げ強度の高い方向をとります。 これは丈夫な機体を作るために大切なことです。 この部品を切り離して並べたものが 図4右の構成例です。 後部胴体は曲げ強度を十分にするため少なくとも5~6枚を貼り合わせなければなりません。 図4 紙飛行機の構成例 1.6 紙飛行機の分類 写真1のように分類できます。 競技用機は広い場所で飛ばしうまく上昇気流に乗れば、時には数分間以上もソアリング(滑翔)を続けることがあります。 実物の特徴をとらえながらできるだけシンプルにまとめるのが、よく飛ぶプロフィル機を設計するコツです。 無尾翼機、先尾翼機、円形翼機などいろいろな形の機体ができます。 写真1 紙飛行機の分類 2 作り方・飛ばし方の要点 2.1 胴体の作り方(図5) 部品を切り出して、貼り合わせる場合、部品の接着面の全部にすばやく接着剤をぬり、貼り合わせる部品を重ねて、上から押さえます。 「セメダインC」などの速乾性の接着剤を使う場合、接着剤の表面がぬれている間に、5秒くらいの短い時間で貼り合わせて、上から押さえるのです。 このため、貼り合わせる部品は、すぐそばに置いて貼り合わせるように注意が必用です。 接着剤をぬってから、部品を探すようではダメ。 このようにして、まず胴体部品を3~4枚貼り合わせて十分に乾かし、かたい芯を作ります。 この芯の両側に残りの部品を貼り合わせて行くと、作りやすいのです。 最初から連続して貼り合わせると、ぐにゃぐにゃの乾きのおそい胴体になってしまいます。 胴体の曲げ強度は貼り合わせ枚数の3乗で強度が上がるから、5枚の場合よりも6枚のときの方が1. 73倍の強さになることに注意。 図5 胴体の作り方 (図をクリックすすると大きな図が新しいウィンドウで開きます) 2.2 主翼の作り方 図6のように胴体の場合と同じく、裏うち全部に接着剤をぬって、5秒くらいの間に主翼を上から、貼り合わせます。 このため貼り合わせる部品同志は、接着剤をぬる前から近くに用意しておき、すぐに貼り合わせるのです。 主翼と胴体の貼り合わせは、のりしろはあくまでも補助と考えて、一番大切なことは、主翼と、胴体がすき間なく結合されることです。 このため主翼をとりつける際には、胴体の上面を棒とかハサミでしごいて、平らにしてから主翼と胴体が密着するように貼り合わせます。 図6 主翼の作り方 (図をクリックすすると大きな図が新しいウィンドウで開きます) 2.3 機体のチェック このごろの玩具は、買ってきて電池を入れればすぐ動き出します。 しかし紙飛行機は紙を材料に、接着剤で貼り合わせて作るものですから、出来上がった機体はほとんどが、ねじれたり、曲がったりしています。 そこで仕上げの機体チェックが必要です。 図7に示すように機体を手に持って、正面から見て、また後ろからも見て、胴体や翼のねじれ、曲がりをたんねんに直すことが大事です。 また機体を真上から見て、場合によっては下からも見て、垂直尾翼が胴体と完全に平行であることを確かめます。 また図の右に見られるように、翼端が直線になっている機体では、機体を横から見て、両翼端が平行になっているかどうかも、チェックの方法になります。 図7 機体のチェック (図をクリックすすると大きな図が新しいウィンドウで開きます) 2.4 試験飛行 仕上げの整形が完了したら、試験飛行にとりかかります( 図8)。 試験飛行は風の静かなときを選んで行います。 もし少しでも風があれば、正しく風に向かって投げるようにします。 室内でテストするときはカーテンに向かって投げるのがよいでしょう。 試験飛行では、飛行機を上に向けて投げずに、普通に滑空するときと同じように、水平か、わずかに下に向けて、前方にそっと投げて滑空させます。 実際の試験飛行では、第1段目に、飛行機が左右に曲がらずに飛ぶかどうかをテストして、まっすぐ飛ぶように調整します。 紙飛行機がまっすぐ飛ばないのは、必ず機体のどこかが曲がったり、ねじれたりしていることが原因なので、機体をよく調べて注意深く直します。 それでも左右のどちらかに曲がるようなら、 図8右上右上の図の説明にしたがって飛行機がまっすぐ飛ぶように修正するのです。 試験飛行の第2段目は、飛行機が機首を上げて失速したり、逆に機首を下げてつっこんだりせず滑らかに滑空するように、 図8右下の図の説明にしたがって水平尾翼を調整します。 この試験飛行の第1段目と第2段目の順序を変えてはいけません。 順序を逆にすると試験飛行は収斂しません。 図8 試験飛行 (図をクリックすすると大きな図が新しいウィンドウで開きます) 2.5 操縦 操縦の方法は実物機と同じですが( 図9)、翼のうしろへりに相当する3種類の舵には、強度が下がるので、切りこみは入れません。 指で翼面をわずかに曲げるだけにします。 また紙飛行機は揚力尾翼を使っているので水平尾翼をわずかに横に傾けると、上向きの揚力が少しだけ横向きになるので、その横向き成分によって、機体を旋回させることもできます。 図9 操縦 2.6 原っぱで(図10) 紙飛行機を持って原っぱに着いたら、まず風の方向をみます。 その理由は、紙飛行機は動力が無いので、必ず風下の方向に飛んでいきます。 したがって、飛ばす際には原っぱの風上側から飛ばすようにします。 そうすると機体が原っぱから飛び出したり、風下の樹木にひっかかることも少なくなるのです。 また風の強い日は乱気流が発生して、飛ばしにくくなりますから、風の静かな日を選ぶようにします。 図10 原っぱで (図をクリックすすると大きな図が新しいウィンドウで開きます) 2.7 飛ばし方の3つの経路(図11) (1)上昇、滑空旋回同方向の飛ばし方 これはすべての紙飛行機の最も飛ばしやすい方法で、特にプロフィルモデルなど翼面荷重の大きい機体に向いています。 ただし上昇の高さは期待できません。 (2)上昇、滑空旋回逆方向の飛ばし方 この方法は多くの競技用機に向いており、高く上昇させることができます。 (3)垂直上昇に向いた機体の飛ばし方 紙飛行機の中でも垂直上昇用に設計・調整された機体であれば、この飛ばし方が可能です。 高く上昇させることができるので、滞空時間はのびますが、ベテラン向きでしょう。 私の考えでは、(1)~(3)の順に試してみて、自分の機体に向いた飛ばし方をすればよいと思います。 図12 発進は機体を傾けて宙返りを防ぐ 2.9 滞空記録の例 今までの項で、紙飛行機の調整法、飛ばし方などについて説明して参りました。 東京都武蔵野市にある都立武蔵野中央公園は約10万平米の敷地面積があり、その中央の大部分は約300 m弱の四角い原っぱとなっています。 ここには多くの紙飛行機愛好家が集まって、フライトを楽しんでおります。 図13は武蔵野中央公園での1995年1年間の紙飛行機愛好家の滞空記録(ただし2分間以上)です。 図中の 印は紙飛行機が遠くまで飛んで視界から去った際の記録なのです。 図13 武蔵野中央公園での紙飛行機愛好家の年間滞空記録(1995年) 3 機種の拡大 紙飛行機教室など普及には、作るのに時間がかからず、また飛ばしやすい機材を用意しなければいけません。 そのためハサミを使わなくても済むように(ハサミを使うのが苦手な子供が多い)プレカット(打ち抜き)式の部品とバルサ材の胴体で組み立てられる材料を用意しました( 写真2左)。 さらに簡単に作るために粘着のりをつけた材料も準備してあります( 写真2右)。 さらに普及用には紙飛行機の技術を発展させた発砲スチレン機もあります。 写真2 機種の拡大 4 紙飛行機と私 私は1926年仙台生まれ。 父は医師で、父の仕事の関係で北海道に住み、5~6歳の頃には、ストーブのそばで、チョコレートの箱を材料に紙飛行機を作っていた遠い記憶があります。 支那事変が始まり、1938年に父が召集されて仙台の陸軍病院に勤務することになり、私も小学5年生から大学卒業まで同地で過ごすことになりました。 仙台一中(旧制)に入ってから、私の飛行機好きは本格的になったのです。 当時学内のサークルで「一中航空研究会」というのがあって、ここでは放課後、本物のグライダーの訓練、あるいは紙飛行機を作ってテニスコートで飛ばしたり、教室で『飛行の原理』を輪講、私にとってはとても楽しい会でした。 現在の私の紙飛行機の構造の基礎はこの当時に出来上がったと思っています。 旧制二高でもグライダー訓練に参加しましたが、2年生の夏に敗戦となり、大学を含め日本のすべての航空関係の業務は禁止となったのです。 やむなく航空の次に興味をもっていた通信の道に進み、大学の通信工学を卒業して電気通信省の電気通信研究所に入所しました(現在のNTT通研)。 ただし、少しでも空に関係のある無線部門を希望して、何とか入れてもらいました。 1966年12月の朝日新聞に、米国で初の国際紙飛行機大会が予定されていて、紙飛行機の参加を募集しているという記事を妻が発見しました。 早速、中学の頃を思い出して紙飛行機を作り、テストと改良をくり返して、作品を作り、翌1月に米国に運んでくれるパンナムの東京支社に持ち込みました( 写真3)。 その結果、1967年のサンフランシスコ大会でグライダーの性能を代表する飛行距離と滞空時間の両方に優勝して、グランプリを受賞することができたのです。 同年の9月号から、誠文堂新光社の科学誌『子供の科学』の依頼で、紙飛行機附録の掲載が始まり、2014年現在もまだ継続しております。 これはひとえに愛好者の御支援によるものと感謝している次第です。 また2014年は日本紙飛行機協会設立30周年に当たり、協会主催の紙飛行機全国大会も20回を数えました。 今後とも永らく継続できることを願っております。 写真3 グランプリに優勝した紙飛行機 1967年(同型機) 私が紙にこだわる理由は2つあります。 まず第1には高性能紙飛行機は、日本で生まれ育ったものであるから、今後も大事に育てて行かなければいけないという理由です。 第2に、私はNTTの研究所で開発をしてきましたが、大部分はグループとしての仕事でした。 そこを辞めて1人になった今では、紙飛行機の開発は丁度よい研究テーマであるという点です。 以前、パイロットを養成する実物の練習機についての記事を読んだことがあります。 それは練習機には2種類あって、1つはアマチュア・パイロット向きのもので、練習生が少しくらい間違った操作をしても、それを練習機の方でカバーしてくれる素人向きのもの。 他の1つは練習生が間違った操作をすると、その反応がすぐに現れる厳しいプロ向きのものです。 紙飛行機の目標を考えると、その性格上、やさしく飛ばせるものであってほしいと思うのですが、実のところ、プロ向きの練習機の性格を持っていて、調整が悪ければその反応がすぐに出てしまいます。 今後も開発の努力を重ねて、簡単に飛ばせる機体の実現に近づきたいと考えております。 文献 (1)『』、690ページ、日本航空協会、2010年 (2)二宮康明『』、誠文堂新光社、2013年 図および写真の出典/『日本で生まれ育った高性能紙飛行機』誠文堂新光社刊(ただし図3および図11(3)を除く) (おわり) 日本紙飛行機協会会長 二宮 康明(にのみや やすあき) Copyright c 2015 Japan Aeronautic Association All Rights Reserved.

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