膵臓 癌 の 原因。 膵臓の病気が増加している!知っておくべき3つのポイント

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膵臓 癌 の 原因

1 膵臓がんとは 「発症すると死に至る危険の高いがん」 膵臓がんは、発症すると死に至る可能性が極めて高いがんです。 (罹患者数と死亡者数がほぼ同数となっています) 未知数な部分は多く、どのような方がなりやすいのか、 原因はなにか、どのような治療法が有効なのか 、といったことがほとんどわかっていません。 「自覚症状がない」 膵臓がんには自覚症状がありません。 そのため早期発見が非常に困難です。 2 膵臓がんの症状 「膵臓がんの発生場所と進み方」 膵臓は洋梨を横にしたような形をしています。 膵臓を貫いて 網の目状になっている細い管を膵管といいます。 膵臓がんは、胃がんや大腸がんなどの消化器系のがんと同様に、 膵臓の最も表面にある上皮細胞にできます。 胃がんや大腸がんとの違いは、進行のスピードです。 胃や大腸は、上皮細胞の下に、粘膜層や筋層があるため、 がんはこれらを侵しながらゆっくりと進行していきますが、 膵臓にはこれら粘膜層や筋層がありません。 そのため、上皮細胞に発生したがんがすぐに進行・浸潤して しまいます。 膵臓の周りには、太い血管やリンパ節があるため、体全体へ転移もしやすいといった特徴があります。 膵臓がんは自覚症状があらわれないため、がんが発見された段階で、進行が進んでいたり、既に他の臓器などへの転移がなされているケースがほとんどです。 このことも、罹患者数と死亡者数がほぼ同数であることの理由となっています。 「膵臓がんの症状」 膵臓がんがある程度が進行すると、 腹痛・腰痛・背部痛・体重の減少・黄疸・吐き気・倦怠感などの症状があらわれます。 ただし、これらの症状は他の疾患などでも起こるため 、膵臓がんのみを疑うことは非常に難しいのが現実です。 十二指腸寄りの膵頭部でがんが進行している場合、 胆管が巻き込まれ胆汁が十二指腸に送られなくなり血中に放出されます。 この場合、黄疸や尿の黄変が起こり、膵尾部で発達すると背部痛が見られます。 内分泌腺でがん細胞が発達しているとホルモンの過剰分泌または分泌不全が発生し、 血糖値のコントロールに異常が起こる「耐糖能異常」が症状として起こります。 耐糖能異常が起こると高血糖もしくは低血糖状態になりやすくなります。 これらの症状が出てきたということは、病期が相当に進行しているということでもあるので、 症状を自覚し次第、適切な治療を受ける必要があります。 「膵臓がんの進む具合の判断」 これまで述べてきた膵臓がんの進み具合は、大きく5段階の病期(ステージ)に分類されます。 または、膵臓がんの大きさが2cm以上であるが、 がんが膵臓内部にとどまっており、リンパ節転移がない状態。 または、膵臓がんの大きさが2cm以上であるが、 がんが膵臓内部にとどまっており、第1群までのリンパ節転移がある状態。 または、がんが膵臓の外に少し出ているが、 リンパ節転移はないか、あるいは第1群までの転移に限られる状態。 または、がんが膵臓周囲の血管に及んでいるが、リンパ節転移はないか、 あるいは第1群までに限られている状態。 または、病巣から離れた第3群のリンパ節転移があるか、 あるいは離れた臓器に転移がある状態。 3 膵臓がんの原因 「原因1:喫煙」 未知数な部分が多い膵臓がんですが、唯一の危険因子として確立されているのは喫煙です。 膵臓がん発生のうち、喫煙に起因する割合は男性で22%(2,200人)となっています。 「がんの一次予防に関する指針等」 生活習慣や食生活を改善し、がんの発症を予防することを 「がんの一次予防」といいます。 この一次予防に関して、様々な専門機関が調査・症例などをもとに、予防のための指針が報告されています。 いくつか代表的な指針をご紹介します。 バランスのとれた栄養をとる(好き嫌いや偏食をつつしむ) 2. 毎日、変化のある食生活を(同じ食品ばかり食べない) 3. 食べすぎをさけ、脂肪はひかえめに 4. お酒はほどほどに(強い酒や飲酒中のタバコは極力控える) 5. たばこは吸わないように(受動喫煙は危険) 6. 食べものから適量のビタミンと食物繊維を摂る (自然の食品の中からしっかりとる) 7. 塩辛いものは少なめに、あまり熱いものはさましてから 8. 焦げた部分はさける 9. かびの生えたものに注意(輸入ピーナッツやとうもろこしに要注意) 10. 日光に当たりすぎない 11. 適度に運動をする(ストレスに注意) 12. 喫煙が及ぼす健康影響についての知識の普及、分煙、節煙。 食塩摂取量を1日10g未満に減らす。 野菜の平均摂取量を1日350g以上に増やす。 果物類を摂取している人の割合を増やす。 純アルコールで1日に約60g飲酒する人の割合を減少する。 「節度ある適度な飲酒」は、約20gという知識の普及。 がん検診。 胃がん、乳がん、大腸がんの検診受診者の5割以上の 増加。 所感 官公庁である厚生労働省からの報告ということもあり、 個々人における指針ではなく 国全体として改善していく目標といった位置づけ。 喫煙について 「たばこは吸わない。 他人のたばこの煙をできるだけ避ける。 」 2. 飲酒について 「節度のある飲酒を心がける」 1日あたりのアルコール摂取量の目安を約23gと定義。 食事について 「食事は偏らずバランスよくとる。 」 ・塩蔵食品、食塩の摂取は最小限にする。 (食塩は1日当たり男性9g、女性7. 5g未満) ・野菜や果物不足にならない。 (1日あたり350gの野菜摂取を推奨) ・飲食物を熱い状態でとらない。 身体活動について 「日常生活を活動的に」 ・毎日合計60分程度の歩行などの適度な身体活動 ・週に1回程度は活発な運動 (60分 程度の早歩きや30分程度のランニングなど) 5. 体形について 「成人期での体重を適正な範囲に」 適正な範囲の指標は、BMI(Body Mass Index 肥満度)で図ります。 感染について 「肝炎ウイルス感染検査と適切な措置を」 B型やC型の肝炎ウイルスは肝臓がんを発症させる可能性 があるウイルスです。 出産時、輸血時、血液製剤の使用時などや感染リスクの認識が 甘かった時代の医療処置の際などに感染する可能性があるため、 1度は肝炎ウイルスの検査を受けることが推奨されています。 (地域の保健所や医療機関で検査ができます) その他、がんとの関連性が指摘されているウイルスや細菌として、 ・パピローマウイルスと子宮頸がん (保菌者との性交渉で感染する可能性有り) ・ヘリコバクター・ピロリ菌と胃がん (特に中高年者に保菌者多い) これらのウイルスや菌に感染しているかについても検査を行うことが 推奨されています。 所感 各項目について、具体的な指標の提示があり、現時点でのがん予防法のスタンダード.

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膵臓がんの初期症状と予防法まとめ

膵臓 癌 の 原因

しかし、膵臓の位置が体の奥深く(肝臓や胃などの裏側の隠れた場所)にあるため、検査が難しく、特有の症状が現れにくいため、早期発見が難しい、治療困難ながんの一つです。 によれば、男性におけるがんの種類ごとの生存率によれば、膵臓がんが最も低い7.9%、女性も膵臓がんが最も低い7.5%となっており、膵臓がんの5年生存率はあらゆるがんの中で最も低いという結果になっています。 膵臓のことを少しでも知ることで、膵臓がんの予防につなげましょう。 【目次】• 膵臓の働き 膵臓は、すい液(消化液)の生産とホルモンの分泌という2つの働きを持つ極めて重要な臓器の一つです。 すい液の生産(外分泌機能) すい液という消化液を生産し、これをすい管の中に分泌して、十二指腸へ送り込む働き。 ホルモンの分泌(内分泌機能) ホルモンの分泌において、代表的なのが、。 インスリンには血液中のブドウ糖(血糖)の濃度を調節する働きがあり、この分泌が減ると糖尿病の危険性が高まります。 膵臓がんの症状 膵臓がんが早期に発見されにくい理由は、自覚症状がなかなか現れず、また、膵臓がん特有の特徴的な症状がないためです。 膵臓がんの症状として共通しているのが、胃のあたりや背中が重苦しい、お腹の調子がよくない、食欲不振やだるさ、体重の減少などがありますが、いずれも膵臓がん特有の症状ではなく、胃腸の調子が悪い程度のもので見過ごしてしまいがちです。 膵臓がんがある程度進行すると、はっきり黄疸が出たり、腹痛も強くなり、背中や腰に痛みが走り、体重の減少といった症状もみられるようになります。 膵臓がんがを併発するということはあるため、糖尿病との関係についても注意が必要。 そのため、最近、糖尿病の症状が出てきたという人、あるいは、かねてからの糖尿病が急に悪くなってきたという人などは、早めに膵臓がんの検査を受けてみることをおすすめします。 2.がんが転移しやすい 膵臓がんの多くは「すい管」に発生しますが、そのすい管はリンパ管や血液とつながっているため、転移しやすいそうです。 3.特徴的な自覚症状がない 膵臓がんが早期に発見されにくい理由は、自覚症状がなかなか現れず、また、膵臓がん特有の特徴的な症状がないためです。 膵臓がんの症状として共通しているのが、胃のあたりや背中が重苦しい、お腹の調子がよくない、食欲不振やだるさ、体重の減少などがありますが、いずれも膵臓がん特有の症状ではなく、胃腸の調子が悪い程度のもので見過ごしてしまいがちです。 膵臓がんがある程度進行すると、はっきり黄疸が出たり、腹痛も強くなり、背中や腰に痛みが走り、体重の減少といった症状もみられるようになります。 しかし、小さな膵臓がんでは腹痛や黄疸などの症状も出ないことがあるため、膵臓がんが見つかった時にはすでに手遅れという場合も多いそうです。 膵臓がんの原因として現在考えられている原因は、食生活の欧米化や高たんぱく・高脂肪食による肥満、糖尿病、喫煙、慢性膵炎です。 テキサス大の研究グループによれば、米国内での疫学調査の結果、若いころから体格指数(BMI)が25以上の「過体重」だったり、30以上の肥満だったりすると、膵臓がんを発症する危険性が高くなったそうです。 85倍なのだそうです。 膵臓がんに関しては、膵臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人が膵臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。 によれば、膵がんができると、糖尿病を発症したり血糖のコントロールが急に悪くなったりすることがあります。 日本膵臓学会の報告によると、膵がんの方の既往歴の中で糖尿病が18%と最も頻度が高いのです。 2センチ以下の比較的小さな膵がんでも糖尿病の悪化が8%の患者さんに認められていますので早期診断のためにも糖尿病への注意が重要です。 最近、糖尿病の症状が出てきたという人、あるいは、かねてからの糖尿病が急に悪くなってきたという人などは、早めに膵臓がんの検査を受けてみることをおすすめします。 また、()はの原因となっています。 高脂肪・高カロリー食によってが増えると、膵臓に負担がかかり、すい炎を引き起こす原因になると考えられるからです。 膵臓がんの治療・手術 膵臓がんの治療の基本は、外科手術による腫瘍の切除です。 ただし、膵臓がんの進行具合によっては、切除による回復が難しい場合もあります。 手術後は、化学療法や放射線照射が中心の治療となります。 ご自分にあった治療法を選択するためにも、詳しくは、専門医に相談しましょう。 【関連記事】 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 膵臓がん予防法 血糖値のチェック 膵臓がんの早期発見に役立つその鍵は「血糖値」。 ポイントは、血糖値が理由がないのに急上昇すること。 によれば、糖尿病の人はそうでない人に比べて、膵臓がんになるリスクは1. 85倍なのだそうです。 膵臓がんに関しては、膵臓はインスリンを分泌する臓器であり、糖尿病の人が膵臓がんになりやすいとは考えやすいですよね。 このことは、がんの初期から現れるということですので、膵臓がんの前兆・初期症状として捉えるといいかもしれません。 そのため、まずは定期的な検査による早期発見が重要です。 肥満・膵炎改善のため、生活習慣の改善(禁煙・食事の改善・運動) 定期検査以外で膵臓がんを予防する方法としては、現在、膵臓がんの原因として考えられている健康的な生活習慣、特に食生活の改善もおすすめです。 それは、高脂肪・高カロリー食によってが増えると、膵臓に負担がかかり、すい炎を引き起こす原因になると考えられるからです。 膵臓がんに関係があるとされる食生活の欧米化、高たんぱく・高脂肪食・高塩分食は避け、栄養価の高い食品を選ぶことも大切です。 青魚(DHA によれば、青魚に含まれるDHAを多く摂取すると、膵臓がんの発症リスクが減るそうです。 の中でもの消費量が多い人では、膵臓がんを発症するリスクが低いという結果が出たそうです。 コーヒー・緑茶 によれば、コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて死亡するリスクが低いそうです。 によれば、コーヒーを飲む量を増やした人は、同じ量のコーヒーを飲み続けている人よりも成人で発症する糖尿病(2型糖尿病)にかかりにくくなるそうです。 抗酸化食品 近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品を摂ることも予防法の一つとして考えられています。 健康的で規則正しい、ヘルシーな生活、食生活を心がけて膵臓がんを予防しましょう。 実際の膵臓がんについては、専門医の受診をおすすめいたします。

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膵臓 癌 の 原因

疾患について 膵がんとは膵臓から発生した悪性の腫瘍のことを指しますが、一般には膵管癌のことをいいます。 膵管癌は膵管上皮から発生し、膵臓にできる腫瘍性病変の80-90%を占めています。 全国統計では肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんについで死因の第5位でした。 わが国の膵がんは近年増加傾向にあり、毎年3万人以上の方が膵がんで亡くなっています。 膵がんの死亡数はこの30年で8倍以上に増加しました。 60歳代の方に多く、やや男性に多く発症します。 喫煙、膵がんの家族歴、糖尿病、慢性膵炎などとの関連が指摘されています。 症状について 膵がんは早期の状態では自覚症状がほとんどないため、なかなか発見することができません。 もう少し進行してから腹痛、体重減少、黄疸等で気がつくことがほとんどです。 そのため、膵がんと診断されたときには進行した状態で見つかることが多いのです。 また、背中が痛くなると膵がんを心配する方がいらっしゃいますが、必ずしも膵がんに特徴的な症状ではありません。 糖尿の方の血糖値コントロールが急に悪くなった時などは膵癌を発症している場合もあるので要注意です。 腹痛 膵がんは膵管から発生するため、膵臓の中の主膵管という膵液が集まる管が詰まってしまうことがあります。 主膵管が詰まってしまうと作られた膵液の逃げ場が無くなり、内部の圧力が上昇し膵管が拡張します。 膵管の拡張は膵がんの重要なサインの一つです。 また、膵管の内部の圧力が上昇し、膵臓に炎症がおこります。 これを随伴性膵炎といい、随伴性膵炎により腹痛や発熱を伴うことがあります。 黄疸 肝臓から総胆管という管が膵臓の頭部を貫いて十二指腸に流れており、肝臓で作られた胆汁という消化液を十二指腸に運んでいます。 膵がんにより胆管が圧迫されることがあり、胆管への圧迫が進むと、胆汁の流れがさまたげられ、全身が胆汁により黄色くなる黄疸という症状が出現します。 黄疸が進行すると全身の皮膚が黄色みがかり、かゆみなどが出現しますが、黄疸の初期症状では尿の色が濃くなることや、目の白目の部分(眼球結膜)が黄色味をおびます。 膵頭部にできた膵がんは大きさが小さい段階でも総胆管を圧迫し黄疸が出現することがあり、早期発見につながります。 尿の色が黄色っぽくなる、目の白目の部分が黄色くなるなどの症状を自覚された際には専門病院での精密検査をお勧めします。 体重減少 膵臓は胃、大腸、十二指腸などに接しています。 膵臓に腫瘍ができると接している臓器を圧迫して、食事がとれなくなる場合があります。 その場合、体重減少という形で症状が現れることがあります。 また膵臓はたべものを消化し吸収し易くする膵液という消化液を分泌しております。 膵がんにより膵液の流れがとどこおるとたべものの消化吸収する力が弱くなり、栄養をとりこめなくなり体重が減少することがあります。 糖尿病 もともと糖尿病を患っている方で突然、血糖値の値が不安定になったり、今まで、糖尿病ではなかった方が、初めて糖尿病と診断されたりしたときに、精密検査を行うと膵がんが発見されることがあります。 膵臓はインスリンという血糖値を下げる働きをする内分泌ホルモンを分泌しています。 膵がんにより膵臓の内分泌機能が落ちて、インスリンの分泌量が低下、糖尿病の悪化、出現という形で症状が出るためです。 どのような検査をしますか? CT検査:膵頭部に約2cmの腫瘤を認めます。 膵がんの診断には超音波検査、CT、MRI、内視鏡的膵管造影、血管造影などの検査が行われます。 膵がんが疑われた場合には、膵臓は体の表面からはみえませんので、まず、超音波検査やCT検査を行い、膵臓に腫瘤があるかないかを調べます。 また、CT検査では肺や肝臓などのほかの臓器に膵がんが転移していないか調べることができます。 膵がんは胃がんや大腸がんのように胃カメラや大腸カメラにて腫瘍そのものをみることができません。 特に早期の膵がんではCTや超音波検査だけではよくわからないことが多く、精密検査には以下のような検査をおこないます。 内視鏡的膵管造影 膵臓は十二指腸に接しており、膵管は十二指腸乳頭を通り、膵液という消化液を十二指腸の中に分泌しています。 直接、内視鏡を十二指腸に挿入し、そこから細い管を膵管の中に入れて、直接膵管を描出します。 腫瘤による膵管の圧迫などの膵がんに特徴的な所見が得られることがあります。 また、膵液を採取して中にがん細胞がいるかいないかを調べることもできます。 検査により膵炎を起こすことがあるため、患者さんに負担のある検査といえますが、膵がんの精密検査としては重要な検査です。 内視鏡的膵管造影:内視鏡から膵管の中に造影剤を注入し、レントゲンで撮影しています。 膵管の出口(膵臓の頭部)で膵管がほとんど詰まっており、その抹消の膵管の拡張がみられます。 腫瘍マーカー がんがあると血液の中の腫瘍マーカーという物質が上昇することがあります。 膵がんではCEA, CA19-9, DUPANII, エラスターゼIなどが挙げられます。 膵がんが疑われた場合、血液検査で腫瘍マーカーを測定します。 また、治療の効果判定にも使用されます。 以上のような検査を総合して膵がんの状態を把握し、治療法を検討します。 膵がん取扱い規約 0期 がんが膵管の上皮内にとどまっているもの(非浸潤(ひしんじゅん)がん)。 I期 大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しており、リンパ節転移を認めない。 II期 大きさが2cm以下で膵臓の内部に限局しているが、第1群のリンパ節に転移を認める。 または、大きさが2cm以上で膵臓の内部に限局しており、リンパ節転移を認めない。 III期 がんは膵臓の内部に限局しているが、第2群のリンパ節に転移を認める。 または、がんは膵臓の外へ少し出ているが、リンパ節転移は第1群までにとどまっている。 IVa期 がんが膵臓の周囲の主要な血管や臓器を巻き込んでいる。 IVb期 第3群リンパ節や離れた臓器に転移を認める。 膵癌取扱い規約(第6版 補訂版)日本膵臓学会 IA期 大きさが2cm以下で膵臓内に限局している。 膵外への転移なし。 IB期 大きさが2cmを超えているが膵臓内に限局している。 膵外への転移なし。 IIA期 がんは膵臓外に進展しているが腹腔(ふくくう)動脈や上腸間膜動脈に及ばない。 膵外への転移なし。 IIB期 領域リンパ節への転移あり。 しかし、がんは膵内に限局、あるいは膵外に進展しても腹腔(ふくくう)動脈や上腸間膜動脈に及ばない。 III期 がんは膵臓外に進展し腹腔(ふくくう)動脈や上腸間膜動脈に及ぶ。 リンパ節転移は問わない。 IV期 離れた臓器への転移がある。 膵癌の病期(ステージ)膵癌取扱い規約 第7版より 治療について 治療は膵がんの進行度や患者さん自身の体力や健康状態によって異なります。 手術は最も効果が期待できる治療法ですが、手術で取りきれる範囲を越えて膵がんが進行している場合は、手術よりも化学療法や放射線治療が優先されることもあります。 膵がんの治療において、手術は最も効果的ですが患者さんが病院を受診したときに手術ができる状態の方は2~3割と言われています。 逆に言うと、7~8割の患者さんは、手術ができる範囲を越えて進行しているため、抗がん剤治療が優先されます 膵がんの治療方針も年々進歩しています。 近年の10年間をふりかえっても効果的な抗がん剤が増えて参りました。 手術だけで治療にあたるのではなく、手術をしたあとに抗がん剤治療を行うこと(術後補助化学療法)によって、手術後の再発率が低下し生存率も向上いたしました。 また、ある程度進行した膵がんに対しては、手術の前に予め抗がん剤治療を行った後に手術を行うこと(術前化学療法)で治療成績が改善することが期待されています。 また、残念ながら受診時には切除するには厳しい進行の状態の患者さんのなかで抗がん剤治療が著しく効果があった患者さんには従来は考えられなかったのですが積極的に手術を行うこと()も提唱され、我々も積極的に取り組んでいます。 もしかすると化学療法(抗がん剤治療)というと日常生活もままならないような副作用をイメージしている方もいるかもしれません。 副作用(有害事象)の程度は個人差もあるのですが、副作用を軽減する治療もあわせて行います。 お仕事をお持ちの方は働きながら行いますし、外来通院の中で行う治療がほとんどです。 下記に現在の当科の方針をお示しします。

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