ダニング クルーガー 効果。 ダニング=クルーガー効果(知識と思考を深め続け、実践し、挑戦し続ける選手や指導者)

【ダニング=クルーガー効果】うぬぼれ?自信なさすぎ?自己評価を正しくするのって難しい

ダニング クルーガー 効果

このページで分かること CLOSE• 多くの人は、その分野について専門的な勉強を続けていき、知識を身に着け、実践を続ければ続けるほど自分に自信が付いてくるものだと思っています。 実際に、勉強したてで新しい知識や考え方に触れ始めた段階では、 「自分は多くを知っている、他の人よりも専門的な知識がある」と、ぐんぐん自信が付いていく人が多いです。 しかし、ある程度知識量が増えたり、様々な物事の考え方、捉え方に触れつつ、実践の場で活動していると、 「逆にだんだんと自信がなくなっていく」人がいます。 これはなぜなのでしょうか? それは 「自分の能力の低さ、不十分さを認識し始めるから」です。 勉強をし始めた頃は、自分の知らないことをたくさん知ることができたり、 他人よりも専門的なことを知っているんだという優越感から、「自分の能力の低さ」をなかなか認識できなくなります。 これは、 「ダニング=クルーガー効果」と言われており、 自分を客観的にみることができない人が、自信の容姿や発言、行動、知識、思考について、実際よりもかなり高い評価を行ってしまうという 「優越の錯覚」からくるものです。 そのため、特にその分野の勉強を始めたての頃は、とりわけ自信を持ちやすくなるのに対して、ある程度の経験を積んでくると、徐々に自信が失われていく…という現象が起こります。 こうなると、 自信満々に振舞っていた過去の自分が猛烈に恥ずかしくなったりするものです。 しかし、これは自分の資質能力をきちんと把握できるようになってきた、ある種の 「成長の証」とも言えるでしょう。 無能で自信も無い人間だ…と言うことは決してないはずです。 1999年にこの効果を定義したダニング氏は、自身の著書の中で以下のように述べています。 Self-insight: Roadblocks and Detours on the Path to Knowing Thyself. 自信の喪失は、成長する誰もが通る道である さて、自分に自信があまり持てなくなると 「自信を持って話すことが難しくなったり」「自分の知識に間違いがあるんじゃないかと、情報発信がしづらくなったり」「スポーツ指導者であれば、自信を持ってコーチングすることができず…」と、何かと不安を抱えるようになります。 これは自身の知識や経験を深めていく過程で、誰しも通る道です。 多くの場合、 「これは本当なのかな、どうなのかな、言い切っていいものなのか」という モヤモヤ感と対峙しながら、さらに知識や思考を深め、実践を続けていくことになるでしょう。 自信が無い、不安な感じは何とも言い難い辛さがあって、 自信満々だった頃の方が幸せだったんじゃないか?と思うこともあるでしょう。 しかし、先述の通り、知識や思考のレベルを高めようとした上でのモヤモヤ感がある状態は、自身の専門性が高まっている証拠とも言えます。 そして、そのまま知識や思考を深める努力を怠らなければ、以下のような機会が巡ってくると思います。 そうなってくると、自信満々に物事を語っている人や書籍の、その内容をきちんと吟味できるようになるはずです。 そういう経験を積んでいると、「アレ、なんかこの内容はおかしいな、どうなのかな?」と、問題点に気づくことができるようになります。 明らかな間違いにはすぐに気づくようになるはずです。 そういった意味で、勉強し始めでまだまだ知識が浅いけど自信満々な人と、本当に知識や経験が豊富で自信がある人の見分けが、かなり簡単に付くようになってきます。 いわゆる情報に対するリテラシーがすごく高くなります。 しかし、その先も自身のスキルを高め続けようと努力をすれば、本物の自信が付いてくるようになるはずです。 自信がないままの状態は辛いですが、めげずに、フェードアウトせずに自己研鑽を続けるべきです。 自信満々に言い切りをする勉強し始めの人の方が、慎重に発言する専門家よりも影響力を持ってしまう? 素人には、経験豊富な専門家と勉強し始めの人の区別がつきにくい 知識や思考を深めて、経験を積んだ上で自信が少しなくなっている人は、勉強し始めでまだまだ知識が浅いけど自信満々な人と、本当に知識や経験が豊富で自信がある人の見分けが、かなり簡単に付くようになってきます。 これも既に述べた通りです。 一方で、 その分野にまったく精通していない人では、勉強し始めで自信がある人と、本当にその分野を極めて自信がある人の区別がなかなか付きづらいことが考えられます。 また、 スキルは明らかに高いが自信が無い人よりも、知識も経験も浅いのに自信満々の人の方が有能に見えてしまう…というのもあるでしょう(下図参照)。 これは、まったく科学的根拠のない「似非科学」と言うものが世間に広まってしまう仕組みと似たようなものです。 その分野に精通していない人は、何らかの知識がある人間の言い切ることを鵜呑みにしてしまいます。 なぜなら自信満々に物事を語ってくれるその人のことを専門家だと思っているからです。 人は自信が無い人よりも、自信がある人を信用します。 自信がある人から教えてもらいたいと思ってしまうのは、仕方のないことなのかもしれません。 自信を持った振りをするのは辛いけど スポーツ指導者やトレーニング指導者など、何かしらのコーチング、指導に関わる人であれば、やはり自信を持って、実践を続けていきたいものです。 おそらく、教えられる側も「自信を持った指導」を望んでいるはずです。 自信の無さそうな人よりも、自分に自信を付けさせてくれるようなことをして欲しいと思うのが普通ではないでしょうか? しかし、その分野について専門的に学び続けていると、 「これはこうやるのが正解なんだ」と、断言できることなんてそんなに多くないことに気づき、言い切ってしまうことを恐れるようになったり、本当に選手の将来のことを考えて、教えすぎることに不安を抱いたり…と、なんだか指導してもらう側からすると頼りなくみられてしまうような、そんな気持ちになってしまう、そういう経験をするときが来るはずです。 言い切りを恐れて、本当に指導される側のことを考えた上での指導者の行動は、なんだか自信が無さげで、正しいことを伝えているのに、その人のことを考えた上での行動なのに、 「ちゃんと教えてくれない」とみなされてしまうこともあるかもしれません。 対して、 トンデモな内容であっても、自信満々に振舞っている人の方が、資質能力が高いとみなされてしまうこともあるかもしれません。 これは、 必死に勉強を続けている現場の指導者にとって辛く、歯がゆいことです。 また、指導者として、ここは選手に自信を持たせるべきだ、迷いを打ち消してあげるべき局面だ、と判断した時には(それがまだ研究段階で良く分かっておらず、真実ではなかったり、個人差次第の物事であっても)、これが正解だとあえて言い切ることも必要になるかもしれません。 本当の意味で自信はなくとも、自信を持ったふりをすることで指導される側にメリットがあるんなら、それはやるべきことなのかもしれません。 多少後ろめたさはありますが、「このトレーニングは必ずお前を強くする!断言する!」という感じで。 このように、自身の資質能力を高めようと努力していれば、様々な葛藤に直面していくことにもなるわけです。 自分の主張に自信がなくなり、間違いを恐れるようになるけど、情報発信は続けるべきである 少し勉強して、自信が高まったところでやめて、自信満々に物事を言い切りまくり、実践を続けていく方が指導する側からしたら幸せなのかもしれません。 しかし、本当の意味で自身の資質能力を高めていくためには、学びを続けていかないといけません。 そのための行動をやめてはいけないはずです。 たとえ自分の主張に自信がなくとも、恥をかいてしまうかもしれないと分かった上で、続けるべきだと思います。 本サイトも、ツイッター等のSNS含めて情報発信を続けていますが、このサイトの中にも間違いが多くあるかもしれない、意図とは違った解釈を与えかねない表現があるかもしれない…というのは承知の上です。 実際に、間違いや解釈の相違等、多くのご意見を頂ける、良い学びの場になっていますし、人脈も増えていきます。 ただ、「こんなことも知らないのか?」と、知識マウントを取るだけの人にはなるべきでありません。 ~サイト内の関連記事を検索~.

次の

wikipedia:ダニング・クルーガー効果

ダニング クルーガー 効果

ダニングクルーガー効果とは「能力が不足している人ほど過大な自己評価を抱いてしまう」という認知バイアスの一つです。 口は達者だが仕事を与えてみたらイマイチな人、分かったつもりになり人の話を全く聞かない人など、会社や家庭でこのような人間に遭遇する機会も少なくないと思いますが、実は彼らもこの心理現象に陥っている可能性があります。 この心理現象は1999年にデビッド・ダニング氏、ジャスティン・クルーガー氏の両名の心理学者の研究により定義されました。 彼らは学生を対象に研究を行い、テストを受けてもらった後に、彼らに自分の点数はどのくらいか予想してもらうという内容です。 その結果、実際のテストの点数が低い学生ほど過大に点数を見積もり、一方で好成績を出した学生は点数を過小に見積もる傾向があったのです。 つまり成績が低い学生ほど、実際よりも自分の能力を高く評価していたということが分かったのです。 ダニングクルーガー効果という名前自体知らなくても、実体験として腑に落ちる部分は多いのではないでしょうか。 例えば職場でも能力がイマイチな人ほど自慢話が多い一方で、本当に優秀な人ほど周囲に実力を誇示しない謙虚さを持っているはずです。 なぜこのように現実の能力と自己評価に溝が生じてしまうのかというと、能力がない人ほど正しく自分の能力や立ち位置、得意不得意を認識することができず、極めて主観的な評価をしてしまうからだとされています。 そしてダニングクルーガー効果にはまってしまうと、より能力不足に拍車がかかってしまうので注意が必要です。 というのも自信過剰さゆえ失敗から学ぶ姿勢が失われてしまったり、周囲からの助言にも耳をかさなくなってしまうからです。 自分は大丈夫という根拠のない自信によって、能力の不足から抜け出し成長する努力を怠ってしまうのです。 そうして自信と能力が噛み合わない、いわゆる残念な人として周りから評価されるようになってしまいます。

次の

【ダニング=クルーガー効果】うぬぼれ?自信なさすぎ?自己評価を正しくするのって難しい

ダニング クルーガー 効果

ここまで、ダニングクルーガー効果の意味を詳しく説明してきました。 そこではこれから、ダニングクルーガー効果の具体例を2つ紹介します。 例えば、「テストどうだった?」という時に自信満々に「できたよ」と言い、テスト結果が返ってくると、点数が悪い人いますよね。 そういう人は、自分はテスト結果が返ってくるまで自分ができていると思い込んでいます。 このような場合にダニングクルーガー効果は当てはまります。 例えば、練習を真面目にしていないのに自分ならレギュラーに選ばれるという自信や、試合に勝てるという自信を持っている人。 そのような人は、ダニングクルーガー効果に当てはまっていると言えます。 [ad co-1] まとめ 今回の記事では、ダニングクルーガー効果の意味や具体例について解説しました。 加えて、ダニングクルーガー効果が生じる理由についても説明しています。 「ダニングクルーガー効果ってなに?」と思った方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね! [ad co-1] エディプスコンプレックスという言葉を聞いたことはありますか? 子供は、男の子は母親、女の子は父親に対して無意識のうちに恋愛感情に似た気持ちをもつ傾向があります。 その恋愛感情の裏返しとして、お父さんがお母さんと、お母さんがお父さんと仲良くするのに嫉妬する感情を持つことがあるのです。 このような現象を、エディプスコンプレックスと呼びます。 エディプスコンプレックスを単純に「マザコンのようなもの」と誤解されている方もいらっしゃるかもしれませんが、心理学上の意味はまったく違います。 この記事では、エディプスコンプレックスの意味や症状の具体例、克服方法についてくわしく解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

次の