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目次 サインバルタ(成分名:デュロキセチン)はうつ症状や痛みに対して強い抑制効果を発揮するものの、副作用があまり多くないため使用頻度の高い薬です。 サインバルタは2004年以降日本を含め世界104の国と地域で承認されています。 精神科や内科または整形外科でよく処方されます。 サインバルタを正しく服用していくためには、長期服用の危険性や離脱症状について知っておく必要があります。 この記事ではサインバルタについて添付文書を中心に解説しています。 サインバルタはどんな薬? サインバルタは2010年4月に抗うつ剤として発売された薬です。 発売当初の適応疾患はうつ病・うつ状態のみでしたが、慢性の腰痛や繊維筋痛、糖尿病における神経痛への適応追加が認められました。 副作用が比較的少なく、うつ症状や腰痛などの痛みを抑える効果が高いため、処方されることが多い薬です。 サインバルタがよく使われるケース うつ病やうつ状態で生じる気分の落ち込み、憂うつ、不安、意欲や思考力、集中力の低下などの改善に使用されます。 他にも糖尿病による神経障害に伴う痛み、全身や部分的に痛みが広がる線維筋痛症、慢性の腰痛に用いられます。 サインバルタの適応疾患 サインバルタはうつ病、うつ状態、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症に適応しています。 市販薬 サインバルタは医師からの処方箋が必要な医療用医薬品で、現在市販薬は販売されていません。 ジェネリック医薬品 サインバルタの後発医薬品は現在販売されていません。 作用機序 サインバルタはセロトニンとノルアドレナリンの取り込みを阻害し、脳内神経物質の量を増やします。 その結果、不安や焦り、集中力の落ち込みなどを改善へと導き抗うつ効果を発揮します。 気力や活力、痛みの緩和に関わりを持つノルアドレナリンへの作用から糖尿病性神経障害、線維筋痛症や慢性の腰痛などの解消にも効果を示します。 特徴 サインバルタは飲み始めたら約1週間ほどで効果を感じられると言われており、効果を感じられるまでの時間が早いことで知られています。 多くの抗うつ剤では2週間~1か月程度で効果を感じられることが多いため、早く効果を感じたいという人に向いている薬です。 抗うつ効果だけではなく、心因性の痛みにも効果をもつ薬であり、副作用が比較的起きにくいことも特徴として挙げられます。 効果・効能 サインバルタはうつ病、うつ状態の改善、糖尿病性神経障害、線維筋痛症、慢性腰痛症にともなう痛みの改善に効果的な薬です。 神経障害性疼痛は、糖尿病神経障害における痛みの改善には適応しています。 効能・効果に関連する使用上の注意 サインバルタは、医師と相談の上で精神症状悪化のリスクや、効果の有効性を慎重に見極めた上で服用する必要がある薬です 効能効果に関連する注意点があります。 以下の添付文書をご覧ください。 海外で実施された7~17歳の大うつ病性障害患者を対象としたプラセボ対照臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告がある。 本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること。 慢性腰痛症に伴う疼痛に用いる場合,最新の診断基準を参考に慢性腰痛症と診断された患者にのみ,本剤の投与を考慮すること。 疼痛に対して本剤を投与する場合は,自殺念慮,自殺企図,敵意,攻撃性等の精神症状の発現リスクを考慮し,本剤の投与の適否を慎重に判断すること。 サインバルタの痛み止め効果・全体的な効き目の強さはどれくらい? サインバルタは抗うつ効果・痛み止め効果ともに比較的強いと言えます。 うつや痛みの全ての症状に強い効果を発揮する薬というよりは、適応する症状への効果が強い薬だと言えます。 特に強い効果を発揮するのは、やるきがでないなどの症状、骨などに異常はないのに原因のわからない痛みがつづくとき、心因性の痛みなどの症状です。 ADHD・双極性障害・発達性障害への効果は? サインバルタのADHD・双極性障害・発達性障害への適応は現在認められていません。 しかし、医師から適応外処方として処方される可能性があります。 その場合には医師の指示に従った正しい服用をしてください。 サインバルタの効果が発現するまでの時間はどれくらい? サインバルタの薬の濃度が最も高くなるのは服用してから約6~8時間です。 その後、約10~16時間で血中での薬の濃度が半分になります。 なお、効果時間については個人差によるところが大きいため、ご注意ください。 用法・用量 成人の場合、1日1回朝食後、デュロキセチンとして40~60mgを服用することが一般的となっています。 服用は1日20mgから始め、1週間以上の間隔を空けて1日用量を20mgずつ増量していきます。 医師に指示された用法・用量を守って服用しましょう。 なお、用量は症状により異なりますのでご注意ください。 用法用量の詳細は以下の通りです。 うつ病・うつ状態,糖尿病性神経障害に伴う疼痛 通常,成人には1日1回朝食後,デュロキセチンとして40mgを経口投与する。 投与は1日20mgより開始し,1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する。 なお,効果不十分な場合には,1日60mgまで増量することができる。 線維筋痛症に伴う疼痛,慢性腰痛症に伴う疼痛 通常,成人には1日1回朝食後,デュロキセチンとして60mgを経口投与する。 投与は1日20mgより開始し,1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する 用法・用量に関連する使用上の注意 添付文書では用法用量に関連する注意として、うつ病・うつ状態,糖尿病性神経障害にともなう痛みの改善にサインバルタを用いるときは、最小限の服用からはじめ、増量する場合にも慎重に調節することと記載されています。 うつ病・うつ状態,糖尿病性神経障害に伴う疼痛に用いる場合,本剤の投与量は必要最小限となるよう,患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。 サインバルタを頓服として処方されたときは、自身の健康状態を理解した医師による用法用量の指示を守ってください。 剤型 サインバルタの剤型はカプセルのみになり、他の剤型はありません。 サインバルタの夜・就寝前の服用はできる? サインバルタの添付文書の用法用量の項目では服用時間が指定されており、「1日1回朝食後」と記載されています。 医師から特別な指示がない限り、朝食後の服用を守ってください。 服用時間が安全性に及ぼす影響は小さいと考えられていますが、国内の臨床検査では朝食後投与しか行われていないため、そのほかの服用時間において安全性が確立されていないことも一つの理由として考えれます。 サインバルタを飲み忘れたら? サインバルタは約1週間ほどで効き始めると言われています。 そのため、効果が感じられるまでの1週間はできるだけ飲み忘れがないように注意しましょう。 飲み忘れたからといって倍量での服用は厳禁です。 気づいたときから普段通りの服用を再開してください。 飲み忘れが続いたり、飲み忘れによる身体の異変を感じたときは漫然と使用を続けず、処方した医師に相談してください。 サインバルタを服用してはいけない人 サインバルタの成分であるデュロキセチン塩酸塩に対しアレルギー反応を起こしたことのある人、MAO阻害剤を使用中または使用中止後2週間以内の人、高度の肝障害または腎障害のある人、コントロール不良の閉塞隅角緑内障の人は症状悪化などが起こすことがあります。 このような症状がある場合、サインバルタを服用することはできません。 禁忌(次の患者には投与しないこと) 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中あるいは投与中止後2週間以内の患者 3. 高度の肝障害のある患者[肝障害が悪化することがある。 また,消失半減期が延長し,本剤の血中濃度が上昇することがある。 高度の腎障害のある患者[本剤の血中濃度が上昇することがある。 〕 5. コントロール不良の閉塞隅角緑内障の患者[症状が悪化することがある。 ] 腎障害のある人は症状が高度ではない場合にも透析の有無を必ず医師に伝えてください。 透析をしている人は薬の血中濃度や身体に与える影響が大きいため、高度の腎障害でなくても医師と相談の上で服用を検討してください。 サインバルタを服用する際に注意が必要な人 下記に当てはまる方はサインバルタを使用するとき注意が必要です。 症状の悪化や副作用などのリスクが高まる可能性もあるので、以下のような症状があるときは、あらかじめ医師に伝えておきましょう。 該当患者 理由・備考など 前立腺肥大症等排尿困難のある患者 ノルアドレナリン再取り込み阻害作用により症状が悪化することがある。 高血圧又は心疾患のある患者 心拍数増加、血圧上昇、高血圧クリーゼがあらわれることがある。 緑内障又は眼内圧亢進のある患者 症状が悪化することがある。 軽度から中等度の肝障害のある患者 肝障害が悪化することがある。 また、消失半減期が延長し、本剤の血中濃度が上昇することがある。 過度のアルコール摂取者 肝障害が悪化する可能性がある。 軽度から中等度の腎障害のある患者 デュロキセチンの血中濃度が上昇することがある。 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者 自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。 躁うつ病患者 躁転、自殺企図があらわれることがある。 脳の器質的障害又は統合失調症の素因のある患者 精神症状が増悪することがある。 衝動性が高い併存障害を有する患者 精神症状が増悪することがある。 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者 痙攣を起こすことがある。 出血性疾患の既往歴又は出血性素因のある患者 出血傾向が増強することがある。 高齢者 副作用を起こしやすいため慎重に服用する必要がある。 小児等 使用経験が少ないため医師と相談の上服用する必要がある。 妊娠中に使用できる? サインバルタの妊娠中の使用における安全性は確立されていないため、使用は避けるべきですが、服用における有効性がリスクを上回る場合には、医師から処方されることがあります。 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には,治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与すること。 [ 妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。 妊娠末期にSNRI,SSRIを投与された婦人が出産した新生児において,入院期間の延長,呼吸補助,経管栄養を必要とする,離脱症状と同様の症状が出産直後にあらわれたとの報告がある。 臨床所見としては,呼吸窮迫,チアノーゼ,無呼吸,発作,体温調節障害,哺乳障害,嘔吐,低血糖症,筋緊張低下,筋緊張亢進,反射亢進,振戦,ぴくつき,易刺激性,持続性の泣きが報告されている。 ] 必要な場合は必要最小限の範囲で使用します。 妊娠の有無を必ず医師に伝えてください。 授乳中は使用できる? サインバルタの授乳中の使用は出来るだけ避けることが望ましいですが、止むを得ず使用する場合は、薬が効いているとされる間は授乳は避けてください。 授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが,やむを得ず投与する場合には授乳を避けさせること。 [ラット及びヒトで乳汁中へ移行することが報告されている。 ] 高齢者は使用できる? サインバルタの高齢者の使用は可能ですが、代謝機能が低下していることが多く、副作用があらわれやすくなることがあります。 慎重な服用を心がけてください。 高齢者では薬物の消失が遅延し,血漿中濃度が上昇することがあるので,患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。 また,高齢者においては、低ナトリウム血症,抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)の危険性が高くなることがあるほか、めまい等により転倒を起こすことがあります。 日常生活において転倒などに注意し、身体に少しでも異変を感じたら、処方した医師に相談してください。 子どもは使用できる? 15歳未満の子供については使用した経験がないとされていますが、医師の判断で使用するケースがあります。 思わぬ副作用を防ぐためにも、医師に処方されたときは、用法用量を守って正しく服用してください。 低出生体重児,新生児,乳児,幼児又は小児に対する有効性及び安全性は確立していない。 [使用経験がない。 用法用量を守った正しい服用を続けていれば、離脱症状を起こす可能性はそれほど高いものではありません。 しかし離脱症状の発現頻度には個人差があるため注意しましょう。 サインバルタの離脱症状はどのような症状なのか、また、離脱症状が出た場合、症状はどれくらいの期間続くものなのでしょうか。 離脱症状:頭痛・めまい・吐き気・イライラなど サインバルタの離脱症状はシャンビリともいわれ、耳鳴りやしびれ、その他にもめまい、吐き気、イライラなどがあげられます。 症状の種類や程度には個人差が大きいため離脱症状と症状の再発は見分けがつけづらいですが、いずれにしても自己判断はしないでください。 離脱症状が続く期間についても、これまでの服用方法や減薬・断薬方法や体質などによって大きく変化します。 あまりにも症状がひどいときは減薬のペースを落とすなどの対策が必要となります。 必ず医師と相談の上で今後の服用を考えていきましょう。 減薬・断薬は必ず医師と相談してください! サインバルタの離脱症状が起こる原因として自己判断による減薬・断薬があげられます。 症状がなおった、薬を飲みたくない、やめたい、などの理由で自己判断をしてしまう人が多いようですが、このような行為はかえって症状を悪化させたり離脱症状を誘発することになりかねません。 減薬や断薬をしたいと思ったら素直にそのことを医師に伝え、今後の服用について検討していくのが良いでしょう。 サインバルタの悪心・眠気・やる気低下の副作用に注意! サインバルタは全体的に副作用の多い薬ではありませんが、特に飲み始めに悪心・眠気・やる気の低下などの副作用が起きやすいため注意してください。 普段通りに過ごしていても汗の量が増えたり、寝汗の症状を訴える人も多く見受けられます。 いずれも症状がひどいときはできるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう。 サインバルタ服用時起きうる副作用については以下のとおりです。 【うつ病・うつ状態】の副作用 主な副作用として悪心、傾眠、口渇、頭痛、便秘、下痢、めまい、トリグリセリド上昇、腹部痛、ALT(GPT)上昇、不眠、倦怠感、AST(GOT)上昇、食欲減退などです。 【線維筋痛症に伴う疼痛】 主な副作用は傾眠、悪心、便秘、口渇、めまい、倦怠感、食欲減退、体重増加、頭痛、不眠、腹部痛、下痢などです。 【慢性腰痛症に伴う疼痛】 主な副作用は傾眠、悪心、便秘、口渇、腹部不快感、食欲減退などです。 眠気・めまいなどの症状が起きやすいため、サインバルタを服用したときは、運転や機械の操作などは控えてください。 重大な副作用:痙攣、アナフィラキシー反応、尿閉など 重篤な副作用はめったに起こりませんが下記のような疾患を引き起こす可能性があります。 体調の変化を感じた場合はすぐに医療機関を受診して、服用している薬剤名を医師に伝えて指示をあおいでください。 ・セロトニン症候群 ・悪性症候群(Syndrome malin) ・抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 SIADH ・痙攣、幻覚 ・肝機能障害、肝炎、黄疸 ・皮膚粘膜眼症候群 Stevens-Johnson症候群) ・アナフィラキシー ・高血圧クリーゼ ・尿閉 その他の副作用:皮膚症状、消化器、過敏症など サインバルタ服用時、その他の副作用として以下のような症状が起こることがあります。 重篤な副作用の原因となることもありますので漫然と使用を継続しないようにしましょう。 サインバルタはノルアドレナリンに作用することから頻脈や血圧上昇の副作用が起きやすいという特徴があります。 サインバルタを服用すると太る?痩せる? サインバルタの副作用として、むくみ・体重増加・食欲減退が起こる可能性はあります。 しかしこれらの症状は症状改善の効果を発揮するために起こる副作用ですから、太ったり痩せたりすることを目的とした服用は危険です。 また、体重の変動を気にして自己判断で減薬したり、断薬をすることも離脱症状の原因となります。 あまりにも症状がひどい場合や、効果に疑問を感じるときにはすぐに処方した医師に相談してください。 射精障害・月経異常・性機能障害が起きる原因・対処法は? サインバルタを服用したとき、まれに射精障害をはじめとする性機能障害が起きる可能性があります。 抗うつ剤はセロトニンとアドレナリンを刺激するため、血圧低下や性欲低下、性機能障害などを引き起こしてしまうと考えられています。 このような副作用が起きたときの対処法としては、あまり症状がひどくない場合、少しずつ症状が落ち着いている場合は経過を観察してみることもよいですが、処方した医師に相談することが一番良い対処法と言えます。 性機能症状などは医師に相談する人が少なく、一人で悩む人が多いのも現状ですが、今後の治療を考えていくうえで医師に症状を伝えることは大切なことです。 思わぬ副作用を防ぐためにも、身体に異変を感じたらできるだけ早く医療機関を受診するようにしてください。 併用してはいけいないもの パーキンソン病に使用されるエフピーと一緒に使用することはできません。 併用禁忌(併用しないこと) モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩(エフピー) 併用における弊害について添付文書には以下のような記載があります。 MAO阻害薬への切り替えを検討する場合には、必ず5日間の間隔をあけること。 他の抗うつ剤で併用により発汗,不穏,全身痙攣,異常高熱,昏睡等の症状があらわれたとの報告がある。 MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には,少なくとも2週間の間隔をおき,また,本剤からMAO阻害剤に切り替えるときは5日間の間隔をおくこと。 精神疾患などの改善に使用されるオーラップやフェノバール、抗炎症剤のアスピリン、血液凝固剤のワーファリン、アルコールとの併用は注意が必要とされています。 併用に注意が必要な薬 以下の薬は一緒に使用する場合は注意が必要です。 薬剤名 成分名(代表製品) 注意内容 抗精神病薬 ピモジド(オーラップ) QT延長、心室性不整脈等の心血管系副作用が発現することがある。 中枢神経抑制剤 (バルビツール酸誘導体) フェノバルビタール (フェノバール) ロラゼパム(ワイパックス) 相互に作用を増強することがある。 メトヘモグロビン血症治療剤 メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー) セロトニン症候群があらわれるおそれがある。 CYP1A2阻害活性を有する薬剤 フルボキサミンマレイン酸塩 (デプロメール) シプロフロキサシン (シプロキサン) デュロキセチンの血中濃度が上昇することがある。 三環系抗うつ剤 アミトリプチリン塩酸塩 (トリプタノール) ノルトリプチリン塩酸塩 (ノリトレン) イミプラミン塩酸塩 (トフラニール) これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 フェノチアジン系抗精神病剤 ペルフェナジン (トリラホン) これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 抗不整脈剤 プロパフェノン塩酸塩 (プロノン) フレカイニド酢酸塩 (タンボコール) これらの薬剤の血中濃度が上昇することがある。 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) 不整脈治療剤 パロキセチン塩酸塩水和物(パキシル) キニジン硫酸塩水和物(キニジン硫酸塩) デュロキセチンの血中濃度が上昇することがある。 セロトニン作用薬 炭酸リチウム(リーマス) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI) トラマドール塩酸塩 (トラマール) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) フルボキサミン (ルボックス、デプロメール) パロキセチン(パキシル) セルトラリン (ジェイゾロフト) エスシタロプラム (レクサプロ) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 トリプタン系薬剤 スマトリプタンコハク酸塩(イミグラン) ゾルミトリプタン (ゾーミッグ) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 L-トリプトファン含有製剤 リネゾリド(ザイボックス) 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 降圧剤 クロニジン塩酸塩 (カタプレス) 降圧剤の作用を減弱することがある。 アドレナリン ノルアドレナリン アドレナリン(ボスミン) ノルアドレナリン (ノルアドリナリン) これらの薬剤(特に注射剤)との併用により、心血管作用(血圧上昇等)が増強することがある。 血漿蛋白との結合率の高い薬剤 ワルファリンカリウム (ワーファリン) 相互に作用を増強することがある。 出血傾向が増強する薬剤 非定型抗精神病剤 アリピプラゾール エビリファイ リスペリドン リスパダール、リスパダールコンスタ 出血傾向が増強することがある。 フェノチアジン系薬剤 クロルプロマジン (コントミン) 出血傾向が増強することがある。 三環系抗うつ剤 アミトリプチリン (トリプタノール) 出血傾向が増強することがある。 非ステロイド系抗炎症剤 アスピリン(アスピリン) 出血傾向が増強することがある。 抗凝血剤 ワルファリンカリウム (ワーファリン) 出血傾向が増強することがある。 食品 アルコール 相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。 また、肝機能が悪化する可能性がある。 食品 セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品等 相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがある。 サインバルタとアルコールの併用に注意! サインバルタとアルコールはともに中枢神経抑制作用をもつため、作用の増強のおそれがあるだけでなく、肝機能が悪化するおそれがあります。 サインバルタを服用してから一定時間が経過している場合でも、飲酒をすることで作用の増強などが起こる可能性があります。 アルコールの摂取量が多い人、サインバルタを服用しているが飲酒をする予定のある人は一度医師と服用について相談することをおすすめします。 サインバルタとカフェインの併用はできる? サインバルタとコーヒーなどのカフェインを含むものの併用についてメーカーからの指示は出ていません。 併用について問題はないかと思いますが、もしサインバルタとカフェインを併用して副作用などを感じたときは処方した医師に相談してください。 サインバルタの薬価 サインバルタの薬価は以下のとおりです。 名称 薬価 サインバルタカプセル20㎎ 173. しかし、個人輸入等により市販され、通販サイトなどで流通しているものも一部存在します。 個人輸入で手に入れた薬は全て副作用救済制度が受けられず、万が一体に異変が生じた場合の対処法の選択肢を狭めてしまう行為です。 サインバルタを服用するときは、正しい効果を得るためにも医師から薬の用量や飲み方についてのアドバイスを受け、服用していきましょう。 サインバルタはうつ病・心因性の痛みの改善に効果的な薬です。 症状の早期改善のためには用法用量を守った正しい服用を継続していくことが大切です。 もし効果に少しでも効果に疑問を感じたり、体に異変を感じたら漫然と使用を続けず、出来るだけ早く処方した医師または薬剤師に相談してみましょう。

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サインバルタとアルコール(お酒)は大丈夫?

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1.サインバルタが痛みに効くメカニズム セロトニンだけでなく、ノルアドレナリンも増加させることにより、痛みに効果があります。 「痛みに抗うつ薬」というとビックリされる方も多いかと思いますが、抗うつ薬は鎮痛効果があります。 サインバルタも痛みの改善によく使われる薬です。 サインバルタが痛みに効くのは、ノルアドレナリンとセロトニンを増量させることによります。 抗うつ薬はどれもセロトニンを増加させる効果がありますので、これらの薬の特徴は「ノルアドレナリンも増加させる薬」といえます。 セロトニンやノルアドレナリンは、どのようにして痛みに効果があるのでしょうか?痛みがどのようにして感じられているかを簡単にご説明すると、お分かりいただけると思います。 身体に何らかの痛み刺激が加わると、その情報が脳に届いてはじめて、痛みを感じます。 身体が受けた痛みの情報は、まずは脊髄に伝えられます。 そこから次の神経にバトンタッチして、一気に脳に伝えられます。 ですが、状況によっては痛いなどと感じていられない場合もあります。 このような時に備えて、ここのバトンタッチを調整する神経として下行疼痛抑制系という神経があります。 下行疼痛抑制系神経が働くと、このバトンタッチが抑えられるように働きます。 この神経は、セロトニンとノルアドレナリンの2つの物質で痛みを和らげるように働きます。 夢中で何かをしていたり、ピンチの時に痛みを感じない経験をされたことはありませんか?この時にはノルアドレナリンがドッと分泌されて、痛みを感じていないのです。 我にかえってから急に痛みが襲ってきたりするのは、ノルアドレナリンがきれた証拠ですね。 抗うつ薬はこの下行神経抑制系神経に働いて、セロトニンとノルアドレナリンを増加させて効果を発揮するのです。 2.どのような痛みに効くのか? 神経障害性疼痛と心因性疼痛に有効です。 痛みには大きく分けて、• 障害受容性疼痛• 神経障害性疼痛• 心因性疼痛 の3種類があります。 障害性疼痛とは、打撲や切り傷など、日常生活で私たちがよく体験する痛みです。 身体に異常が起きてますよ、という身体のメッセージです。 これには痛み止めがよく効きます。 サインバルタなどの抗うつ薬が効果を発揮するのは、残りの2つの痛みです。 神経障害性疼痛とは、痛みを伝える神経がダメージを受けたり、変化してしまって起こる慢性的な痛みです。 ピリピリするような不快な痛みから、灼けつくような痛みであったり、軽く触れただけで激痛が走ったりすることもあります。 神経の痛みですので、これを抑制するようなサインバルタのような抗うつ薬が効果を発揮します。 他にもリリカという神経の興奮を抑える薬もよく使われています。 心因性疼痛とは、文字通り、心がつくり上げる痛みです。 心がつくり上げるといっても、本人には痛みが実際に存在して、苦しみがとても強いです。 特に痛みの原因がなくても、ストレスなどから心因性疼痛がはじまることもあります。 このような病気を疼痛性障害といいます。 また、痛みが長く続いてしまうと脳にも痛みがこびりついてしまい、痛みがなかなかとれなくなってしまいます。 神経因性疼痛は慢性的な痛みですので、心因性疼痛が合わさってくることはよくあります。 この心因性疼痛に対しては、サインバルタの効果が期待できます。 サインバルタのその他の副作用について知りたい方は、 をお読みください。 3.抗うつ剤の鎮痛効果の比較 SNRI:サインバルタ>トレドミン、三環系抗うつ薬:トリプタノール>トフラニール>ノリトレン それでは、それぞれの抗うつ薬での痛みの効果を比較していきたいと思います。 先ほどセロトニンとノルアドレナリンが重要だという話をしてきました。 どちらも多ければよいかというと、そう単純なものではありません。 セロトニンとノルアドレナリンは、相乗的に鎮痛作用をもたらすことがわかっていますが、そのバランスが重要といわれています。 商品名 セロトニン再取込阻害 ノルアドレナリン再取込阻害 効果比率 トリプタノール 4. 33 34. 5 8:1 サインバルタ 0. 8 7. この数値は再取り込み阻害の程度をみたものです。 Ki値といって、数値が低いほど効果が強力であることを意味しています。 抗うつ薬の鎮痛効果だけをみると、三環系抗うつ薬のトリプタノールが最も強いです。 上の表をみていただくと、トリプタノールと効果のバランスが似ているのがSNRIのサインバルタであることがお分かりいただけるかと思います。 ですから、SNRIの中ではサインバルタの効果が一番しっかりしています。 サインバルタは副作用が少ないので、まずはじめに使われることが多いです。 トレドミンは効果がマイルドです。 三環系抗うつ薬の中では、トリプタノールの他に、トフラニールやノリトレンが使われることがあります。 効果でいうと、トリプタノール>トフラニール>ノリトレンという印象です。 トフラニールもノリトレンも、ノルアドレナリンを優位に増やす薬です。 トフラニールの方が薬効は強いですが、副作用が多いです。 4.実際の使い方 慢性的な痛みがある時には、まずはじめに使われることが多いです。 痛みに対して抗うつ剤を使う時には、まずは副作用の少ないSNRIから使われることが多いです。 その中でも効果がしっかりとしているサインバルタから使われることが多いです。 サインバルタで副作用が問題になるようでしたら、トレドミンをためしてみます。 SNRIで効果が乏しいときは、三環系抗うつ薬を使っていきます。 副作用が強い薬なので難しいところですが、患者さんの状態に応じてトリプタノール、トフラニール、ノリトレンを使い分けていきます。 ノリトレンはトリプタノールの代謝産物で、副作用を軽減したものですが、効果は弱くなってしまいます。 トリプタノールで効果があったけれど、副作用が・・・という方は、ノリトレンを試してみてもよいかもしれません。 それでは、どれくらいの用量まで使っていくのでしょうか?サインバルタは最大60mgまで使える薬です。 効果をみながら、20mgずつ増量して様子をみていきます。 新しいお薬なので情報が不足していますので、ガイドラインではCになっています。 頭痛のガイドラインでAランクとされているのはトリプタノールだけで、10mg~60mgが推奨されています。 心因性疼痛で、不安障害の要素が強い場合などでは、SSRIを使うこともあります。 痛み=ノルアドレナリンと短絡的に捉えずに、患者さんごとに痛みの本質を見定めることが重要です。 まとめ サインバルタは、セロトニンだけでなくノルアドレナリンも増加させることにより、痛みに効果があります。 神経障害性疼痛と心因性疼痛に有効です。 抗うつ剤の鎮痛効果を比較すると以下になります。 SNRI:サインバルタ>トレドミン 三環系抗うつ薬:サインバルタ>トフラニール>ノリトレン まずは副作用の少ないSNRIのサインバルタを使うことが多いです。

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サインバルタカプセルの効果・特徴【医師が教える抗うつ剤の全て】

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うつ病・うつ状態。 効能又は効果に関連する注意• 〈効能共通〉抗うつ剤の投与により、24歳以下の患者で、自殺念慮、自殺企図のリスクが増加するとの報告があるため、本剤の投与にあたっては、リスクとベネフィットを考慮すること〔8. 1、8. 2、8. 3、8. 4、9. 5、9. 6、15. 1参照〕。 〈うつ病・うつ状態〉本剤を18歳未満の大うつ病性障害患者に投与する際には適応を慎重に検討すること〔9. 7小児等の項参照〕。 〈疼痛の効能共通〉疼痛に対して本剤を投与する場合は、自殺念慮、自殺企図、敵意、攻撃性等の精神症状の発現リスクを考慮し、本剤の投与の適否を慎重に判断すること。 〈線維筋痛症に伴う疼痛〉線維筋痛症の診断は、米国リウマチ学会の分類 診断 基準等の国際的な基準に基づき慎重に実施し、確定診断された場合にのみ投与すること。 〈慢性腰痛症に伴う疼痛〉最新の診断基準を参考に慢性腰痛症と診断された患者にのみ、本剤の投与を考慮すること。 〈変形性関節症に伴う疼痛〉3ヵ月以上疼痛を有し、最新の診断基準を参考に変形性関節症と診断された患者にのみ、本剤の投与を考慮すること。 用法・用量 〈うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛〉 通常、成人には1日1回朝食後、デュロキセチンとして40mgを経口投与する。 投与は1日20mgより開始し、1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する。 なお、効果不十分な場合には、1日60mgまで増量することができる。 〈線維筋痛症に伴う疼痛、慢性腰痛症に伴う疼痛、変形性関節症に伴う疼痛〉 通常、成人には1日1回朝食後、デュロキセチンとして60mgを経口投与する。 投与は1日20mgより開始し、1週間以上の間隔を空けて1日用量として20mgずつ増量する。 用法及び用量に関連する注意 〈うつ病・うつ状態、糖尿病性神経障害に伴う疼痛〉本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。 次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、必要に応じて、減量、休薬又は中止するなどの適切な処置を行うこと。 重大な副作用• セロトニン症候群 頻度不明 :不安、焦燥、興奮、錯乱、発汗、下痢、発熱、高血圧、固縮、頻脈、ミオクローヌス、自律神経不安定等があらわれることがあり、セロトニン作用薬との併用時に発現する可能性が高くなるため、特に注意すること 異常が認められた場合には投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理と共に適切な処置を行うこと 〔10. 2参照〕。 悪性症候群 頻度不明 :発熱、無動緘黙、強度筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧変動、発汗、白血球数増加、血清CK上昇 血清CPK上昇 等の異常が認められた場合には、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理と共に適切な処置を行うこと また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられ、急性腎障害に至ることがあるので注意すること。 抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 SIADH 頻度不明 :低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム排泄量増加、高張尿、痙攣、意識障害等を伴う抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 SIADH があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止し、水分摂取の制限等適切な処置を行うこと〔9. 8高齢者の項参照〕。 痙攣 0. 肝機能障害 0. 5、9. 2、16. 2参照〕。 皮膚粘膜眼症候群 Stevens-Johnson症候群 頻度不明。 アナフィラキシー反応 頻度不明 :呼吸困難、痙攣、血管浮腫、蕁麻疹等を伴うアナフィラキシー反応があらわれることがある。 高血圧クリーゼ 頻度不明 〔8. 6、9. 2参照〕。 尿閉 頻度不明 :症状があらわれた場合には投与を中止し、導尿を実施するなど適切な処置を行うこと。 その他の副作用• 使用上の注意 禁忌• 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者。 モノアミン酸化酵素 MAO 阻害剤投与中あるいは投与中止後2週間以内 セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩 の患者〔10. 1参照〕。 高度肝機能障害のある患者〔9. 1参照〕。 高度腎機能障害のある患者〔9. 1、16. 1参照〕。 コントロール不良の閉塞隅角緑内障の患者[症状が悪化することがある]。 重要な基本的注意• 〈効能共通〉うつ症状を呈する患者は希死念慮があり、自殺企図のおそれがあるので、このような患者は投与開始早期並びに投与量を変更する際には患者の状態及び病態の変化を注意深く観察すること。 なお、うつ病・うつ状態以外で本剤の適応となる疾患においても自殺企図のおそれがあり、さらにうつ病・うつ状態を伴う場合もあるので、このような患者にも注意深く観察しながら投与すること〔5. 1、8. 2、8. 3、8. 4、9. 5、9. 6、15. 1参照〕。 1、8. 1、8. 3、8. 4、9. 5、9. 6、9. 7、9. 8、15. 1参照〕。 〈効能共通〉自殺目的での過量服用を防ぐため、自殺傾向が認められる患者に処方する場合には、1回分の処方日数を最小限にとどめること〔5. 1、8. 1、8. 2、8. 4、9. 5、9. 6、15. 1参照〕。 〈効能共通〉家族等に自殺念慮や自殺企図、興奮、攻撃性、易刺激性等の行動の変化及び基礎疾患の精神症状の悪化があらわれるリスク等について十分説明を行い、医師と緊密に連絡を取り合うように指導すること〔5. 1、8. 1、8. 2、8. 3、9. 5、9. 6、9. 7、9. 8、15. 1参照〕。 2、11. 5、16. 2参照〕。 〈効能共通〉心拍数増加、血圧上昇、高血圧クリーゼがあらわれることがあるので、適宜、血圧・脈拍数等を測定し、推移等に十分注意すること〔9. 2、11. 8参照〕。 〈効能共通〉眠気、めまい等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には十分注意させ、また、患者に、これらの症状を自覚した場合は自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事しないよう、指導すること。 〈効能共通〉投与中止 特に突然の中止 により、不安、焦燥、興奮、浮動性めまい、錯感覚 電気ショック様感覚を含む 、頭痛、悪心及び筋痛等があらわれることが報告されているので、投与を中止する場合には、突然の中止を避ける 患者の状態を観察しながら徐々に減量すること。 〈糖尿病性神経障害に伴う疼痛〉本剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることから、糖尿病の治療を併せて行うこと。 〈糖尿病性神経障害に伴う疼痛〉本剤の投与により血糖値上昇・HbA1c上昇等、糖尿病悪化することがあるので、血糖値の推移等を慎重に観察するとともに、必要に応じて糖尿病治療薬の用量調節を行うこと。 〈慢性腰痛症に伴う疼痛、変形性関節症に伴う疼痛〉本剤による治療は原因療法ではなく対症療法であることから、疼痛の原因があればその治療を併せて行い、薬物療法以外の療法も考慮すること また、患者の状態を十分に観察し、本剤を漫然と投与しないこと。 特定の背景を有する患者に関する注意 合併症・既往歴等のある患者• 前立腺肥大症等排尿困難のある患者:ノルアドレナリン再取り込み阻害作用により症状が悪化することがある。 高血圧又は心疾患のある患者:本剤投与前に適切にコントロールし、定期的に血圧・脈拍数等を測定すること 心拍数増加、血圧上昇、高血圧クリーゼがあらわれることがある 〔8. 6、11. 8参照〕。 緑内障又は眼内圧亢進のある患者:症状が悪化することがある。 過度のアルコール摂取者:肝障害が悪化する可能性がある〔10. 2参照〕。 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者:自殺念慮、自殺企図があらわれることがある〔5. 1、8. 1、8. 2、8. 3、8. 4、9. 6、15. 1参照〕。 躁うつ病患者:躁転、自殺企図があらわれることがある〔5. 1、8. 1、8. 2、8. 3、8. 4、9. 5、15. 1参照〕。 脳器質的障害又は統合失調症素因のある患者:精神症状が増悪することがある〔8. 2、8. 4、9. 8参照〕。 衝動性が高い併存障害を有する患者:精神症状が増悪することがある〔8. 2、8. 4、9. 7参照〕。 てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者:痙攣を起こすことがある。 出血性疾患の既往歴又は出血性素因のある患者:出血傾向が増強することがある〔10. 2参照〕。 腎機能障害患者• 高度腎機能障害のある患者:投与しないこと 本剤の血中濃度が上昇することがある 〔2. 4、16. 1参照〕。 軽度から中等度腎機能障害のある患者:本剤の血中濃度が上昇することがある。 肝機能障害患者• 高度肝機能障害のある患者:投与しないこと 肝機能障害が悪化することがあり、また、消失半減期が延長し、本剤の血中濃度が上昇することがある 〔2. 3参照〕。 軽度から中等度肝機能障害のある患者:肝機能障害が悪化することがあり、また、消失半減期が延長し、本剤の血中濃度が上昇することがある〔8. 5、11. 5、16. 2参照〕。 妊婦 妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断された場合にのみ投与すること。 妊娠末期にSNRI、SSRIを投与された女性が出産した新生児において、入院期間の延長・呼吸補助・経管栄養を必要とする離脱症状と同様の症状が出産直後にあらわれたとの報告がある 臨床所見としては、呼吸窮迫、チアノーゼ、無呼吸、発作、体温調節障害、哺乳障害、嘔吐、低血糖症、筋緊張低下、筋緊張亢進、反射亢進、振戦、ぴくつき、易刺激性、持続性の泣きが報告されている。 授乳婦 治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること ラット及びヒトで乳汁中へ移行することが報告されている 〔16. 1参照〕。 小児等 海外で実施された7~17歳の大うつ病性障害 DSM-4-TR*における分類 患者を対象としたプラセボ対照の臨床試験において有効性が確認できなかったとの報告がある〔5. 2参照〕。 *:DSM-4-TR:American Psychiatric Association 米国精神医学会 のDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders. 4th edition,Text Revision DSM-4-TR精神疾患の診断・統計マニュアル。 高齢者 患者の状態を観察しながら慎重に投与すること 高齢者では薬物の消失が遅延し、血漿中濃度が上昇することがある 〔16. 3参照〕。 また、高齢者においては、次の点に注意すること。 ・ 低ナトリウム血症、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 SIADH の危険性が高くなることがある〔11. 3参照〕。 ・ めまい等により転倒を起こすことがある。 相互作用 本剤の代謝には主として肝代謝酵素CYP1A2が関与し、CYP2D6も一部寄与している。 また、本剤はCYP2D6を競合的に阻害する。 併用禁忌: モノアミン酸化酵素 MAO 阻害剤 メチルチオニニウム・リネゾリド以外 セレギリン塩酸塩 エフピー 、ラサギリンメシル酸塩 アジレクト 、サフィナミドメシル酸塩 エクフィナ 〔2. 2参照〕[他の抗うつ剤で併用により発汗、他の抗うつ剤で併用により不穏、他の抗うつ剤で併用により全身痙攣、他の抗うつ剤で併用により異常高熱、他の抗うつ剤で併用により昏睡等の症状があらわれたとの報告があるので、MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には、少なくとも2週間の間隔をおき、また、本剤からMAO阻害剤に切り替えるときは5日間の間隔をおくこと 主にMAO阻害剤による神経外アミン総量の増加及び抗うつ剤によるモノアミン作動性神経終末におけるアミン再取り込み阻害によると考えられる ]。 併用注意:• ピモジド[QT延長、心室性不整脈 Torsades de pointesを含む 等の心血管系副作用が発現することがあるので注意すること 本剤は、ピモジドの肝での酸化的代謝を阻害し、血中濃度を上昇させると考えられる ]。 アルコール〔9. 4参照〕[相互に中枢神経抑制作用を増強することがあるので注意し、また、肝機能が悪化するおそれがある アルコールは中枢神経抑制作用を有する、また、過度のアルコール摂取と本剤との併用により、肝機能が悪化することがある ]。 中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体、ロラゼパム等 [相互に作用を増強することがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与すること 機序は不明 ]。 メチルチオニニウム塩化物水和物 メチレンブルー [セロトニン症候群があらわれるおそれがある 併用薬剤のMAO阻害作用によりセロトニン作用が増強される ]。 フルボキサミンマレイン酸塩、シプロフロキサシン、エノキサシン等〔16. 1参照〕[本剤の血中濃度が上昇することがあるので、本剤の用量を減量するなど注意して投与すること これらの薬剤のCYP1A2阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇することがあり、本剤とフルボキサミンとの併用により、本剤の血漿クリアランスが減少したとの報告がある ]。 三環系抗うつ剤 アミトリプチリン塩酸塩、ノルトリプチリン塩酸塩、イミプラミン塩酸塩等 、フェノチアジン系抗精神病剤 ペルフェナジン 、抗不整脈剤 プロパフェノン塩酸塩、フレカイニド酢酸塩 [これらの薬剤の血中濃度が上昇することがあるので、これらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与すること 本剤のCYP2D6阻害作用により、これらの薬剤の血中濃度が上昇することがあり、本剤とCYP2D6基質であるデシプラミンとの併用により、デシプラミンのAUCが増加したとの報告がある ]。 パロキセチン塩酸塩水和物、キニジン硫酸塩水和物等〔16. 1参照〕[本剤の血中濃度が上昇することがあるので、本剤の用量を減量するなど注意して投与すること これらの薬剤のCYP2D6阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇することがあり、本剤とパロキセチンとの併用により、本剤の血漿クリアランスが減少したとの報告がある ]。 セロトニン作用薬 炭酸リチウム、セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 SNRI 及び選択的セロトニン再取り込み阻害剤 SSRI 、トラマドール塩酸塩、トリプタン系薬剤、L-トリプトファン含有製剤、リネゾリド等 、セイヨウオトギリソウ セント・ジョーンズ・ワート 含有食品等〔11. 1参照〕[相互にセロトニン作用を増強することによりセロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれることがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与すること 本剤はセロトニン再取り込み阻害作用を有するため、併用により、セロトニン作用が増強することがある ]。 降圧剤 クロニジン塩酸塩等 [降圧剤の作用を減弱することがあるので、本剤の用量を減量もしくはこれらの薬剤を増量するなど注意して投与すること 本剤のノルアドレナリン再取り込み阻害作用によると考えられる ]。 アドレナリン、ノルアドレナリン[併用薬剤 特に注射剤 との併用により、心血管作用 血圧上昇等 が増強することがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与すること 本剤はノルアドレナリン再取り込み阻害作用を有するため、併用により、アドレナリン作用が増強することがある ]。 血漿蛋白との結合率の高い薬剤 ワルファリンカリウム等 [相互に作用を増強することがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与すること 本剤は血漿蛋白との結合率が高いため、併用により、本剤及びこれらの薬剤の血中遊離濃度が上昇することがある ]。 出血傾向が増強する薬剤 非定型抗精神病剤、フェノチアジン系薬剤、三環系抗うつ剤、アスピリン等の非ステロイド系抗炎症剤、ワルファリンカリウム等 〔9. 10参照〕[出血傾向が増強することがあるので、本剤及びこれらの薬剤の用量を減量するなど注意して投与すること SNRI、SSRIとこれらの薬剤との併用により、出血傾向が増強すると考えられる ]。 過量投与• 症状 海外において、本剤3000mgを超える 単剤又は他剤との併用 過量投与が報告されている。 過量投与による徴候及び症状は傾眠、昏睡、セロトニン症候群、発作、嘔吐、頻脈であった。 処置 過量投与時には、特異的な解毒剤は知られていないので、必要に応じて、活性炭投与等の適切な処置を行なうこと 本剤は分布容積が大きいので、強制利尿、血液潅流、交換輸血はあまり効果的ではない。 適用上の注意• 薬剤交付時の注意• PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。 本剤は高温多湿を避けて保存するよう指導すること。 腸溶性コーティングを施しているため、カプセルの内容物を砕いたり、すりつぶしたりしないで服用するよう指導すること 原薬が酸に不安定であり、胃酸で失活することがある。 その他の注意• 臨床使用に基づく情報• 海外で実施された大うつ病性障害等の精神疾患を有する患者を対象とした、本剤を含む複数の抗うつ剤の短期プラセボ対照臨床試験の検討結果において、24歳以下の患者では、自殺念慮や自殺企図の発現のリスクが抗うつ剤投与群でプラセボ群と比較して高かった。 なお、25歳以上の患者における自殺念慮や自殺企図の発現のリスクの上昇は認められず、65歳以上においてはそのリスクが減少した〔5. 1、8. 1、8. 2、8. 3、8. 4、9. 5、9. 6参照〕。 主に50歳以上を対象に実施された海外の疫学調査において、選択的セロトニン再取り込み阻害剤及び三環系抗うつ剤を含む抗うつ剤を投与された患者で、骨折のリスクが上昇したとの報告がある。 保管上の注意 室温保存。

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