推し が 武道館。 アイドルアニメブームが生み出した新たな視点 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の魅力|Real Sound|リアルサウンド 映画部

【推しが武道館いってくれたら死ぬ】岡山が生んだ地下アイドル「cham jam」を紹介!

推し が 武道館

ファンが主役のアイドルアニメ!? 原作は月刊COMICリュウで連載中の漫画作品。 製作はエイトビット、監督は山本裕介。 些細なきっかけで「アイドル」にはまり「推し」に殺されかかる。 アイドルアニメにおいて、本来主役は「アイドル」だ。 アイドルたちのそれぞれの物語を描くのがアイドルアニメだ。 しかし、今作はやや異色とも言える。 なにせ物語の主役たる女性は「ファン」だ(笑) 収入のすべてを推しに貢ぎまくり、私服すら高校時代のジャージという 「ガチ勢」すぎるファンだ。 この作品はアイドルアニメでありながらアイドルではなく、 ガチ勢すぎるファンを主人公にした作品だ。 彼女はライブ中に応援していて興奮のあまり鼻血を出すほど 推しに熱心なファンだ。 アイドルアニメが多く生まれる中で「ファン」を描写する作品は 「ミリオンドール」などの作品もあったものの、 あの作品は色々と問題も多く、正直駄作でしか無かった。 しかし、この作品は1話からそんな「ミリオンドール」ができなかった 「アイドルファン」の面白さをひしひしと感じさせてくれる。 ファンの多いアイドルとファンの少ないアイドルのファンが 1話から取っ組み合ってるようなアニメだ。 美人では20歳な女性がガチ勢なファンという面白さもあり、 そんな主人公と典型的なオタクが一緒に同じファンとして仲良くしている 違和感が笑いにつながっている。 しかし、そんな主人公が推している「舞菜」は塩対応だ。 ファンが少ない彼女は同じグループの事比較しても明らかに人気がない。 唯一のファンと言ってもいい主人公が最前列に居座っても 目線すら合わせてくれない。 握手でも主人公に笑顔すら向けてくれない。 「なぜ彼女は塩なのか?」という部分が気になりつつも、 この作品がどういう方向に話が進んでいくのか?というのが気になる。 エンディングテーマが「桃色片想い」のカバーなのも、 アイドルを題材にして、なおかつ片思いなファンを描く この作品にマッチしている。 ただそれと同時に「桃色片想い」がわかるのは20代後半以上なのでは? という疑問は生まれる(笑) 塩対応をしてるはずなのに楽屋では主人公に対しての思いをつのらせている。 典型的な気持ち悪いとも言えるオタクなファンたちの生態を描写しつつ、 そこに美人では20歳な女性が紛れ込むことで、 この作品はしっかりとした面白さが生まれている。 主人公が応援している「まいな 」は主人公があまりにも熱心に応援するため、 逆にファンが増えない原因にもなっており、グループの中では人気が低い。 逆に主人公と同じアイドルグループのファンでもある「くまさ」が推してるのは グループでも1番人気の子だ。 同じグループでも応援しているメンバーによってはファンの立場にも違いが出る。 イベントに出演となれば当然人気のメンバーは優先される、 応援している「くまさ」もそれを当然と思い、逆に人気のないメンバーを 応援している主人公も「どうせ私が推しているアイドルは出る可能性が低い」と やさぐれる。 そんな「ファン同士」の立場による会話がきちんと描かれており、 彼らが喫茶店でだべってるだけのシーンも多い。 だが、そんな「だべり」がこの作品はしっかりとした面白さがあり、 「アイドルのファン」という「アイドルのファン」を知らない人にとっては 未知の世界をどこか生々しくリアルに描いてるからこそだ。 特に「くまさ」は見た目こそ、いわゆる「キモオタ」だが、 彼がある意味でアイドルのファンの鑑ともいえる行動や、 名言とも言えるような台詞を放つ。 「僕は誰の1番になれないって分かってますから、 せめて僕が1番レオのことを好きでいたいんです。 」 自分自身の外見や性格、世間から見た自分の評価をわかっているからこその 自己評価の低さではあるものの、そんな自分自身を自覚している中で 彼がなぜ「アイドル」を応援するのか。 そんな彼の生き様が少し涙腺を刺激されるほどだ。 全身ブランドで固めてもダサい、そんな「くまさ」というキャラクターが ある意味で主人公より主人公をしている時がある。 彼がアイドルのファンとして「報われる」シーンは、 涙なしに見れない人は少なくないだろう。 本来は自分だけを見てくれてる主人公に 対して想いがある。 そんな態度であるからこそ主人公も自分のことを 「好きじゃない」と勘違いしている。 この互いの気持ちの勘違いが 「すれ違いコメ ディ」のような会話劇を生み出している。 それがギャグにもなっているのだが、この作品の場合はどこか切ない。 シチュエーションが、性格が、ありとあらゆる要素が二人の想いを ストレートに通じあわせてくれない。 他のファンとの関係性に嫉妬を抱いたり、推し変したんじゃ?と不安になったり。 自分の気持ちに素直になれないアイドルと、素直すぎる主人公。 そんな二人の通じない想いのすれ違いを笑えるのと同時に、どこか切ない。 なかなか実らない青春ラブコメでも見ているような感覚だ。 この作品はギャグアニメでもありつつ、 日常アニメでもありつつ、恋愛アニメでもある。 アイドルのファンである主人公たちの立場、アイドルとしての彼女たちの立場、 そんなそれぞれの立場には渡れそうで渡れない川が流れている。 そんな切なさに主人公たちは時折気づいて絶望するものの、 それでも主人公たちはアイドルたちを応援し続ける。 例え自分の思いが伝わらずとも、例え塩対応されても。 「アイドルのファン」とはなんなのか、 この作品で描きたいことが徐々に見てくる。 アイドルである彼女たちはある意味で「理想的」なアイドルだ。 アイドルとしてファンとの恋愛は考えておらず、同じグループの子と 人気を争うことはあるものの、陰鬱な展開になるわけではない。 ファンが願う理想的な仲がいい岡山のアイドルだ。 主役たるファンたちが必死に応援するアイドルだからこそ、 見ている視聴者も応援したくなるようなアイドルでなければならない。 そんなことは百も承知だと言わんばかりの、理想的なアイドルである彼女たち。 そんな理想的なアイドルたちである彼女たちもアイドルとして ファンの想いに答えようとしている。 そんな理想的で思いに答えようとしてくれているアイドルたちが ファンの想いに必死に答えようと頑張り、アイドルとしてアイドルであろうと する彼女たちの姿にも不思議と涙腺を刺激される。 アイドルたちもアイドルとして思うことがあり、 そんなアイドルの物語も描かれるからこそこの作品は面白い。 ファンの推し変に悩み、自分の立場や立ち位置に悩む彼女たち、 ファンにとっての1番になるにはどうすればいいのか。 アイドルたちの中にもアイドルに対するあこがれがあり、 アイドルとして「理想」な彼女たちの行動や台詞、 応援したくなるアイドルがこの作品には存在する。 一人一人にきちんと物語がある。 アイドルとは物語だ。 そういわんばかりの「物語」をきちんと描き、 最初は印象が薄かったアイドルたちが一人一人きっちりと掘り下げられることで、 主人公たちと同じように彼女たちを応援したくなる。 アイドルであろうとする彼女たちはプロだ。 この作品はアイドルアニメであり、主人公はファンであるものの、 きちんとアイドルアニメとしてアイドルを描いている。 アイドル同士の関係性が「百合」っぽいのもある意味でファンの理想だ(笑) そんな百合なアイドル同士の関係性をニヤニヤしてみてしまうのも オタクであるがゆえの性だ。 それぞれのアイドルの物語を描きつつ、そんなアイドルを応援するファンを描く。 アイドルはなにか、ファンとはなにか。 そんなことをこの作品は描いている。 ローカルアイドルである彼女たちにとっては遠い夢であり、 現実味を感じてないメンバーも居る。 だけど、ファンにとっては純粋な願いだ。 応援しているアイドルが「武道館」に行く。 アイドルを応援している彼らにとって「武道館」は特別なものであり、 そんな特別なものだということがこの作品では痛いほど伝わる。 推しが武道館に行ってくれたら死ぬ。 1話ではギャグにしか聞こえなかったそんな台詞が、 話が進めば進むほどギャグではなく、彼らの本意であることが伝わる。 推しに対する想い、イベントなどでの行動、 「アイドルファン」というものを知らないからこそ、 この作品で初めて知るようなことも多い。 そんな中で彼らや主人公の台詞が光る。 「なんで私は舞菜を生んでいないんだろう」 もはや意味不明だ(笑)愛が深いがゆえに、全てを知りたい。 そんなファンの重すぎる愛をセンスのある台詞でさらっとつぶやき、 そこに笑いが生まれている。 ローカルアイドルだからこそのファンとアイドルとの距離感の近さが、 よりアイドルとファンの関係性をより強固にする。 これが全国的なアイドルならこの作品の物語が描けない。 ローカルだからこそのシチュエーションをうまく活かしている作品だ。 1つの通過点だ、武道館に向けて避けては通れないフェス。 彼女たちは決して人気がすごいアイドルではない。 だが、フェスには多くの人気アイドルたちが出る。 だからこそ比べてしまう、自分たちと人気のアイドルの差を。 かつて同じグループだった子が「武道館」に出るという事実を聞いて 打ちひしがれることもある。 だけど、彼女たちは諦めない。 「努力が必ず報われるわけじゃない、でも… 全部がムダになっちゃうわけないと思う」 1クールで見ている側も彼女たちのファンになっている。 そんな彼女たちの「努力」が最終話で描かれる。 いつも以上に大きな舞台、多くの観客たち。 だけど、いつものファンも居る。 彼女たちの精一杯のライブ、そんなライブを精一杯応援するファン。 アイドルとファンが一体になった「ライブ」シーンは 思わず声を上げて応援したくなるほどだ。 アイドルもファンも「最高だった」といえるライブ。 それが最終話で描かれる。 アイドルの物語と、 ファンの物語を最終話でも感じさせてくれる。 そして最終話に思いが通じる。 すれ違いっぱなしだった主人公と「舞菜」の握手は 見てるこちらも笑顔になってしまうほど幸せな空間だ。 なぜアイドルを応援するのか、この瞬間のためなのかもしれないと 感じさせてくれるラストシーンだ。 アイドルアニメに置いて本来は主人公はアイドルなのが主流だが、 この作品は「ファン」に主軸を置くことでアイドルの物語に厚みを出している。 アイドルたちの物語を描きつつ、そんなアイドルたちを応援するファンの 物語も描くことで、より「アイドル」というものを好きになれる。 いや、地下アイドルグループ「ChamJam」が好きになれる作品だ。 アイドル一人一人に悩みや葛藤があり物語がある。 そんな物語を支えるのがファンだ。 彼らの熱心な思い、一途な気持ちがあるからこそアイドルは存在する。 ファンがあってのアイドルであり、アイドルあってこそのファンだ。 そんなアイドルとファンのつながりをこの作品では強く感じられる。 アイドルアニメでありながら主人公はアイドルファン。 そんな異質な設定のはずなのに、この作品はきっちりとアイドルアニメだ。 他のアイドルアニメに負けていないくらい「アイドル」というものの 本質まで描こうとしている。 だからこそ、ずっと彼らと彼女たちの物語をもっと見ていたくなる。 彼女たちが「武道館」に行くまで、彼らとともに見ていたい。 応援したい。 そう感じさせるほど「アイドルアニメ」としての完成度が高く、 見てるうちに地下アイドルグループ「ChamJam」のファンになる作品だ。 なぜアイドルを応援するのか、なぜファンになるのか。 そんな疑問に答えてくれるような「アイドルを応援することの楽しさ」を しっかりと感じさせてくれる作品だった。 個人的な感想:アイドルアニメはやっぱり良い。 アイドルアニメの場合、多くは「3DCG」による描写だ。 しかし、今作品はそんな3DCGに頼らずに描いている。 そこに制作側の強い愛情を感じる作品だった。 1話の時点では主人公がファンであることを主軸にしたギャグアニメか? と感じたが、話が進めば進むほどいろいろな要素にあふれている作品だった。 アイドル同士の百合、アイドルの物語という青春、 ファンのセンスあふれる台詞や行動でのギャグ。 1つ1つの要素がきっちりと描かれており、それが1つの作品としてまとまってる。 笑える作品はある、泣ける作品はある。 だが笑って泣ける。 そんな作品は意外と少ない。 この作品はそんな笑って泣ける作品だ。 キャラクターも、製作も、声優も、物語も、この作品は愛に溢れてる。 最終話のエンディングで涙腺が崩壊する。 そんな作品を是非見ていただきたい。

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「推しが武道館いってくれたら死ぬ」レビュー

推し が 武道館

一巻読んだら5巻まで読んじゃいました。 死ぬってついている衝撃的なタイトルですがオタクの何でも大げさに言う感じがとてもよくでていると思います!笑 主人公は女ですが女性アイドルが好きで舞菜という地下アイドルを応援しています。 オタクにスポットを当てつつアイドルサイドも描いていて少し新しい作品だと思います。 マリみてぐらいの百合が好きな自分にはヒットしました。 近年、アイドルものや百合作品のアニメが流行ってますのでアニメ化でもっと人気が出るとうれしいです。 作中のアイドルちゃむは地下アイドルなのでまだ大きな仕事は貰えなかったりしますが彼女たちの頑張っている姿はとても応援したくなります。 とくに前に加入してたグループが解散した、れおちゃんはすごく健気でいい子です! 何かの追っかけやってる人やギャグ漫画が好きな人は読んでほしいな! まあまあよかった。 思ってたより百合だった。 推しが自分のせいで人気なくなっていたり、推しが実は自分のこと好きとか設定は良い感じ。 アニメ化もされたらしいが、アイドルものだからライブのシーンもあるしたしかにアニメのが映える気はする。 こういうお互いすれ違ってる恋愛は結構好き。 絵もかわいい。 あとアイス60本のところね、お金ケチるためにジャージなのにアイス買いすぎでしょっていうところね、笑い取りたくて描いたのは分かるけど、60本はやりすぎでしょう、そのボケはいらなかった.

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アイドルアニメブームが生み出した新たな視点 『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の魅力|Real Sound|リアルサウンド 映画部

推し が 武道館

4巻はちょっと切なめだったけど、5巻は楽しい話が多かった気がします。 ちゃむもえりぴよさんたちオタクも可愛いので、読んでいて心弾むというかすごく楽しい。 5巻は、ワクワクキャンプ大会、ライブの日に台風が来てしまう、えりぴよさんがツイッターで初めて呟く、ちゃむの選抜メンバーがドアストッパーのCM(めっちゃシュール)に出る、優佳が髪を染める、ちゃむのファンが少し増えてきて東京五反田でイベントをするなど盛りだくさん。 どれも面白かったけど、キャンプ大会の話が一番好きです。 えりぴよさんの愛の重さに笑いっぱなしで、でも舞菜ちゃんにめずらしくちゃんと想いを伝えられていて胸が熱くなりました。 優佳が今回はいっぱい出ていて、いつもながら元気よくて可愛かったです。 あのエビを着こなせる人はなかなかいないでしょう。 あーやはちょっと元気なかったので心配ですね。 あとゆめりちゃん、出番少なかったからちょっと寂しい。 ちゃむのメンバーはみんな可愛いから「誰が出番少なくても寂しい」というワガママな気持ちが湧いてしまいます…。 「ふみくんさんのお家にはそんなにたくさんのドアが!?」で、なんかすごい笑ってしまった。

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