次亜塩素酸水 使い方。 ウイルス対策が出来る次亜塩素酸水の効果と使い方

次亜塩素酸水の使い方を濃度別に説明・保存方法も教えます

次亜塩素酸水 使い方

そこでは、学校の物品を消毒する際には、新型コロナウイルスの消毒に有効性が確認されている消毒用エタノールや、次亜塩素酸ナトリウム溶液、さらにはこのウイルスへの不活化(殺菌)効果が確認されたことが最近発表されたばかりの、を使用するよう求めています。 「次亜塩素酸水」は新型コロナウイルスの消毒剤として、すでに市場に数多くの製品が出回り、学校や保育所、公共施設、商店はもとより、家庭においても使用されています。 しかし、「有効性がまだ十分確認されていない」ことから、使用しないようにと注意喚起しているのです。 さらにこの通知には、 「児童生徒がいる空間では、噴霧器での散布などは、健康面への配慮から行わないように」 とあるのですが、実は子どもたちだけの問題ではありません。 大人にも、次亜塩素酸水に限らず消毒薬の噴霧や散布には健康上のリスクがあります。 加えて市販されている「次亜塩素酸水」のなかには、新型コロナウイルスに対する消毒薬としての有効性や私たちの健康への安全性の面において、かなり問題の多い製品が少なくないことも徐々にわかってきています。 今日はその辺の話をお伝えしようと思います。 「次亜塩素酸ナトリウム溶液」と 話題の「次亜塩素酸水」は別もの 「次亜塩素酸水」について言えば、これにはまず基本的な問題があります。 新型コロナウイルスの感染対策、とりわけ感染者が触れたドアノブなど物の表面の消毒の切り札とも言える「次亜塩素酸ナトリウム溶液」と取り違えている方が少なくないことです。 「次亜塩素酸ナトリウム溶液」と「次亜塩素酸水」は全く別ものです。 「次亜塩素酸ナトリウム溶液」は、おそらくどこの家庭にもある塩素系漂白剤(ハイターなど)の主成分として用いられるアルカリ性溶液です。 新型コロナウイルスの感染拡大が問題となり始めた当初から、消毒用エタノールとともに、新型コロナウイルスに対する物や室内の表面の消毒に使われています。 たとえば厚生労働省のWEBサイト上にある「新型コロナウイルス感染症の予防法」の「問2 家族に新型コロナウイルスの感染が疑われる場合に、家庭でどんなことに注意すればいいでしょうか」では、「手で触れる共有部分」の消毒法を次のように説明しています。 物に付着したウイルスはしばらく生存します。 ドアの取っ手やベッド柵など共有部分は、薄めた市販の家庭用塩素系漂白剤で拭いた後、水拭きしましょう。 家庭用塩素系漂白剤は、主成分が次亜塩素酸ナトリウムであることを確認し、濃度が0. 殺菌剤として使用されるものの、最終食品の完成前には除去しなければならない、つまり口に入る段階の食品には残留していないこと、と規定されています。 厚生労働省は、その殺菌効果と安全性が確かな次亜塩素酸水を、 「塩酸または塩化ナトリウム水溶液を電気分解することにより得られる次亜塩素酸を主成分とする水溶液」と定義しています。 ところが、新型コロナウイルスの感染拡大により消毒薬の需要が高まるにつれ、市中には、生成方法が厚生労働省の規定から外れているにもかかわらず、「次亜塩素酸水」、あるいは「次亜塩素酸水溶液」として売られる製品が数多く出回っているのです。 とりわけ目につくのは、次亜塩素酸ナトリウム水溶液を希釈しただけで「次亜塩素酸水」として販売している製品です。 あるいは、塩酸やクエン酸といった酸性の溶液を混ぜ合わせることによって酸性度(pH)を調整した水溶液を、「次亜塩素酸水」として販売しているものも少なくないようです。 次亜塩素酸水の有効性は 現時点では十分確認されていない そこで経済産業省は、独立行政法人の製品評価技術基盤機構(略称「NITE:ナイト」)に、新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価試験の一環として、「次亜塩素酸水」関連商品についても有効性の評価試験を要請しています。 この評価試験は、NITEにおいて現在進行中ですが、「次亜塩素酸水」として一般に市販されている製品の一部については消毒効果を確認できたものの、新型コロナウイルスを不活化、つまり死滅させるだけの殺菌効果を確認できない製品も出てきたようです。 そこでNITEは、急遽、中間報告と断ったうえで、 「次亜塩素酸水については、現時点において十分な有効性は確認できなかったが、引き続き検証実験を実施する」ことを公式に発表したわけです。 検証作業は現在鋭意進められていますから、程なく最終結論が公表されるものと思われます。 ただし現時点では、生成方法や成分が規定から外れているにもかかわらず、「次亜塩素酸水」として販売されている製品が少なくないことは明らかなようです。 くれぐれも「次亜塩素酸水」を購入する際は、製品のキャッチコピーに惑わされず、製品に必ず記載されている成分表や生成方法、および使用期限をチェックすることをお忘れなく!! 消毒剤の噴霧器による散布 特に人体への噴霧は行わない そこで、冒頭で記した次亜塩素酸水の噴霧・散布の問題です。 先に紹介した厚生労働省の「物に付着したウイルス」の消毒法にあるように、次亜塩素酸ナトリウム溶液を新型コロナウイルスの消毒剤として使用する際は、「清拭消毒」といって、拭き取りによる方法で行います。 つまり消毒液を染み込ませたクロス(布)やペーパータオルで物の表面を拭いて消毒するのはOKですが、噴霧や散布することはすすめていません。 この点についてはWHO(世界保健機関)も、 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)については、噴霧や燻蒸(いぶすこと)による環境表面への消毒剤の日常的な使用は推奨されない」としています。 「消毒剤を人体に噴霧することは、いかなる状況であっても推奨されない。 これは、肉体的にも精神的にも有害である可能性があり、感染者の飛沫や接触によるウイルス感染力を低下させることにはならない。 さらに、塩素や他の有害化学物質を人体に噴霧すると、目や皮膚への刺激、吸入による気管支痙攣、吐き気や嘔吐などの消化器系への影響が生じる可能性がある」 先日、ある飲食店チェーンが、入り口に次亜塩素酸水を全身に噴霧する機械を設置して新型コロナウイルスの感染防止に取り組んでいることが報じられていましたが……。 危険ですのでくれぐれもご注意ください。

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消毒用アルコール不足 次亜塩素酸ナトリウムの使い方 次亜塩素酸水とは異なるのか?(加藤篤)

次亜塩素酸水 使い方

ノロウイルス対策に次亜塩素酸水を用いる 次亜塩素酸水が特に有効な効果を発揮するのは、ノロウイルス対策に対してです。 ノロウイルスは感染力・伝染力がきわめて高く、家族内に感染者が出た場合、適切な処置をしなければ次々と感染が広がってしまいます。 その一方、ノロウイルスを死滅させることができる殺菌剤というものはあまり多くなく、比較的有効とされる「次亜塩素酸ナトリウム」は取り扱いに注意が必要という欠点があります。 次亜塩素酸水は、同じ濃度の次亜塩素酸ナトリウムと比較して、ノロウイルスに作用する力が数十倍あると検証結果が出ており、ノロウイルスを確実に死滅させる殺菌剤として家庭で活用することができます。 また安全性も高く、次亜塩素酸ナトリウムが持っている強い漂白作用もありませんので、洋服やカーペットなどにも用いることが可能です。 ただし、次亜塩素酸水は有機物と接触するとすぐに反応して効果を失ってしまうので(安全性が高いともいえるのですが)、ノロウイルス感染者の嘔吐物や排泄物などに直接スプレーなどで振りかけても、すべのノロウイルスを殺菌することができません。 そのため、まずこうした嘔吐物や排泄物を取り除き、水拭きをしてから次亜塩素酸水で仕上げの殺菌をするという方法が有効です。 なお場合掃除をする者の感染を防ぐために作業時は手袋をマスクを着用し、水拭きをした雑巾は廃棄をするか次亜塩素酸水で殺菌し、念のため次亜塩素酸水で手を洗うというような対応が必要です。 インフルエンザ対策に次亜塩素酸水を用いる これまでインフルエンザウイルス対策には、消毒用エタノールや次亜塩素酸ナトリウムが除菌剤としてよく用いられてきました。 しかし消毒用エタノールは手の洗浄に用いる場合手荒れをおこすことがありますし、次亜塩素酸ナトリウムはそもそも皮膚に触れさせることができません。 そこで、インフルエンザウイルスの殺菌にも効果がある次亜塩素酸水が役に立ちます。 次亜塩素酸水は皮膚につけても影響がないため、ドアノブや蛇口などの消毒はもちろん、直接手に振りかけての除菌にも使えます。 また超音波式の噴霧器を用いて次亜塩素酸水を室内に撒き、空間ごとインフルエンザウイルスを除菌するというような使い方も可能です。 消臭・除菌という特性を生かした生活シーンでの活用方法 トイレの消臭に次亜塩素酸水を使う 次亜塩素酸水の消臭効果はトイレ掃除においても発揮されます、便器や便座、床や壁などで臭いが気になる箇所へ次亜塩素酸水をスプレーすることで、トイレの臭いの原因を作り出す細菌を殺菌し、さらに臭いの原因となる物質そのものも臭わない物質に変化させてしまうため、強い消臭効果を得ることができます。 少し具体的に説明をしますと、次亜塩素酸(HClO)が、トイレの主要な悪臭成分であるアンモニア(NH3)、硫化水素(H2S)、トリメチルアミン( CH3 3N)、メチルメルカプタン(CH3SH)と結合・酸化分解をして、臭わない化合物に変化をさせてしまうのです。 芳香剤のように強い香りで悪臭をごまかすのではなく臭いの元そのものを分解することが特徴です。 ただし、次亜塩素酸は臭い成分以外の有機物ともすぐに反応してしまうため、トイレが汚れている状態でスプレーをしても、臭い成分以外と反応して水になってしまうため効果が薄くなります。 まずは綺麗に掃除をして、仕上げとして次亜塩素酸水を用いるとよいでしょう。

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次亜塩素酸水の効果・使い方・適切な濃度 | なかちゃん&ぞのちゃんブログ

次亜塩素酸水 使い方

次亜塩素酸水は、コロナウイルスに対する、殺菌・消毒のために現在注目を浴びています。 最近になって耳にした人が多いと思いますが、実はかなり身近な殺菌剤として昔から使用されているのです。 そんな 次亜塩素酸水について、まとめてみました。 出典 次亜塩素酸とは 次亜塩素酸水は、次亜塩素酸 HCLO を含有している水溶液で、一般的に10~80ppmの有効塩素濃度を持つ酸性電解水に付けられた名称である。 次亜塩素酸水は酸化力が非常に高くウイルスや細菌に対する不活性化作用がある事で注目を集めています。 によると市販の 次亜塩素酸水等を使ってウイルスの不活性化実験を行った処、100ppm以上の 次亜塩素酸水は、有機物の負荷に対しては弱いがウイルスを不活性化については可能であると実証された。 ただ、全体的に塩素濃度が低い事で 次亜塩素酸水を使用する前に有機物などの汚れを取り除いた後に流水状にして使用する事が望ましいという見解となった。 一部市販の 次亜塩素酸水で不活性化出来なかったものもあったがこれは塩素濃度が25ppm以下と非常に低かった事が原因と判明。 またによると大腸菌、黄色ブドウ球菌、MRSA、サルモネラ菌、緑膿菌、レンサ球菌、カンジダ、黒コウジカビの各種微生物を、微酸性次亜塩素酸水(pH5. 2、有効塩素濃度 57ppm)にて1分以内での不活性化に成功した。 一部枯草菌については、3分程度かかった。 また一方で、同条件で市販のエタノール系消毒薬についての実験では、ウイルスの不活性化の確認は出来なかった。 つまりエタノール系消毒薬ではウイルスの不活性化は出来ないと判断する。 次亜塩素酸はフリーラジカルを含まないのひとつで、強力な酸化反応をもっており、有機物など酸化しやすいものに触れると分解して、塩化水素と酸素に分解して揮発します。 そのため残留はしません。 表1は、各種代表的な細菌・ウイルスに対する、 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの殺菌効果の評価結果です。 黄色ぶどう球菌を初めとする、様々な細菌、ウイルスを不活性化させる事が可能となっています。 表1次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの抗菌・抗ウイルス活性 出典 pHで変わる次亜塩素酸の性質 次亜塩素酸は無色透明で無臭または若干塩素臭のある成分ですが、次亜塩素酸 HCLO 単体では存在出来ずCL2 塩素ガス 、CLO — 次亜塩素酸イオン とともに共存します。 ただpHの変化によってこの比率が変わりそれによって水溶液の性質が変わります。 によると、次亜塩素酸 HCLO は次亜塩素酸イオン CLO — と比較すると、約80倍の殺菌力をもつているが、実際使用する濃度が低い事で、有機物が存在すると活性化が急速に低下 殺菌力の低下 する。 そのため次亜塩素酸割合の高い状態での使用が望ましい。 53をもとに算出した、pH変化による次亜塩素酸 HCLO 濃度を次の表に示します。 表2 pH変化による次亜塩素酸割合の変化 pH 次亜塩素酸水 HCLO割合% 4. 5 99. 9 5. 0 99. 7 5. 5 99. 1 6. 0 97. 1 6. 5 91. 5 7. 0 77. 2 7. 5 51. 7 8. 0 25. 3 8. 5 9. 7 9. 0 3. 3 出典 次亜塩素酸の割合は、pHが低い 酸性度が高い ほど割合が多いため酸化力 ウイルスの不活性化力 が高いと言えるが、pH4. 5を下回ると塩素ガスが発生してしまう事で、pH4. 5以下での使用は望ましく無い。 図1次亜塩素酸(HOCl)の存在比率のpH 依存性出典 同様に 次亜塩素酸水に酸性溶剤 塩酸 HCL 、クエン酸 などを添加する場合は注意が必要 ウイルスの不活性化目的で使用する場合 次亜塩素酸水のpH範囲としてはpH4. 5~6の範囲での使用が望ましいと考えます。 参考 pH:pHは水素イオン濃度の略称記号で、pH7を中性として、pH6以下を酸性、pH8以上のアルカリ性と呼ぶ。 また強酸、弱酸について電離度の問題であってpHはまったく関係ありません。 そのため化学的に同じ成分において弱酸性と強酸性が存在する事はありません。 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの違い 次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウムの材料は実は同じ食塩水です。 大きな違いは、電気分解の仕方になります。 次亜塩素酸水は、電極の間に隔膜のある2層式電気分解装置を使用して、陽極側から発生した陽極水です。 陽極側では、電気分解によって出来た塩素ガス CL 2 と水 H 2O が発生する事で反応して次亜塩素酸 HCLO が発生します。 一方で、次亜塩素酸ナトリウムは隔膜のない一層の電気分解装置を使用すると、陽極側では同様に次亜塩素酸は発生します。 ただし陰極側に発生するOH —によって全体にアルカリに傾くため、次亜塩素酸 HCLO が、次亜塩素酸イオン CLO — に変化するため酸化力が80分の1に低下します。 そのため次亜塩素酸水ナトリウムで、同様の効果を得るために濃度を高める 1000ppm等 必要があります。 それでも表1のように、ネコカリシウイルス ノロウイルス などの不活性化については、 次亜塩素酸水の不活性化よりも劣ります。 また、ハイターなど塩素系漂白剤を希釈して、ウイルス対策の消毒薬として使用する事を推奨しているサイト等がありますが、希釈してもアルカリ度が強く手指に負担がかかる一方でウイルス細菌の不活性化については、効果が無いので注意が必要です。 実はとても身近な次亜塩素酸水 次亜塩素酸水という名前は、コロナウイルスに対する、消毒薬として注目を浴びています。 その一方で塩素系消毒薬のため、危険性もあるのではと言われています。 そんな次亜塩素酸は実はかなり身近な処で使用されています。 その一例を説明いたします。 水道水 水道水に塩素が入っている事は、広く知られていますが、実は水道水には、次亜塩素酸ナトリウムを病原菌を殺菌する目的で混入しています。 WHO 世界保健機関 の飲料水ガイドラインでの塩素濃度5ppm以下となっており、これは病原菌の消毒には効果があるが、人に対しては無害とされている濃度です。 は実際この規格よりも厳しく、水道の蛇口部分での残留塩素濃度を0. 1ppm以上1ppm以下としている。 ここでいう残留塩素は、遊離残留塩素と結合残留塩素があり、遊離残留塩素は次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウム、そして結合残留塩素は、アンモニアと結合したモノクラミン、ジクロラミン、トリクロラミンなどがあり、遊離残留塩素は殺菌力があるが残留しにくい一方、結合残留塩素は、殺菌力は低いが残留しやすくなっている。 そのため遊離残留塩素は、配合規格0. 1ppm以上だが結合残留塩素は0. 4ppm以上となっています。 水道局で使用している次亜塩素酸ナトリウムは一般的に6% 6,000ppm のものを使用しています。 各都道府県により規格が異なります プール プールは、アデノウイルスによる咽頭炎 一般的にプール熱と呼ばれている を防ぐために、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム サラシ粉 、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム、トリクロロイソシアヌル酸などによって、遊離残留塩素濃度は0. 4pp~1. 0ppmを維持しています。 厚生労働省の指導によってプールのpHについては5. 8~8. 6に指導されている。 pHが低いと殺菌力が高いが塩素が揮発しやすい、一方で、pHが高いと殺菌力は低下するが、塩素が維持しやすい傾向がある。 また、pHが高いとプール内の有機物と塩素が合成してトリハロメタンが発生します。 歯医者 歯医者で歯の治療の時に口をゆすぐ時に使用しているのは次亜塩素酸水です。 歯医者では法律上、治療に使用する水について1ccあたり細菌数が100個以下と規定されています。 歯医者では水道から各治療台まで屋内配水をしている関係や、患者の治療血液などのサックバックなどもあり、水道水などをそのまま使用すると、1ccあたり10万個以上の細菌がいる事もあるため、殺菌力の強い次亜塩素酸水を使用しています。 濃度としては、メーカーによるが、10~50ppmの濃度の次亜塩素酸水を使用しています。 好中球 好中球は聞き慣れない言葉かも知れませんが、人の免疫システムのひとつとして働く自然免疫のひとつです。 白血球に含まれる5つの顆粒球のひとつです。 顆粒球は外部から入ってきた細菌を取り込んで膿 うみ に変えて、外部に排出する仕組みがあります。 その細菌を攻撃する武器として使っているのが、次亜塩素酸 HCLO なのです。 好中球には、ミエロペルオキシダーゼ(MPO)と呼ばれている酵素が存在しているが、体内にある活性酸素のひとつである過酸化水素 H 2O 2 と塩素イオンを合成して次亜塩素酸 HCLO が作られます。 細菌に対して強力な武器としての次亜塩素酸 HCLO は家庭の漂白剤の成分としても使用しているものですので、初めて聞いた人には、体内で発生している事実に驚くかもしれません。 食品添加物としての次亜塩素酸水の生成方法 一般的に次亜塩素酸水は塩水を電気分解して出来る、陽極水と陰極水を適度に混合した水溶液です。 表3 次亜塩素酸水の生成方法 種類 定義 (有効塩素濃度)mmp PH 強酸性次亜塩素酸水 0. )内で電解して、陽極側から得られ る水溶液をいう。 7 以下 弱酸性次亜塩素酸水 適切な濃度の塩化 ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽内で電解して,陽極側から得られる水溶液又は陽極から得られる水 溶液に陰極から得られる水溶液を加えたものをいう。 7~5. 0 微酸性次亜塩素酸水 次亜塩素酸ナトリウム 塩酸又は塩酸に塩 化ナトリウム水溶液を加えて適切な濃度に調整した水溶液を無隔膜電解槽(隔膜で隔てられていない 陽極及び陰極で構成されたものをいう。 )内で電解して得られる水溶液をいう。 0~6. 5 これらの製法でつくられた 次亜塩素酸水については、、衛化第31号 資料005、006参照)によると食品添加物として取り扱って良い事になっているが、次亜塩素酸ナトリウムをクエン酸、塩酸などでpH調整したものは、化学反応して塩素ガスが発生する可能性があるため、混合したものを販売する事は許可されていません。 同様の事故が厚生労働省によると17件以上報告されている。 この事件により次亜塩素酸ナトリウムを他の物質と混合して販売する事を禁止している。 もちろん他の成分との混合したものは別物質に変わっている可能性があるため、食品添加物としても許可されていない。 次亜塩素酸水の安全性 次亜塩素酸水を噴霧した場合の安全性 次亜塩素酸水は法的に許容濃度については、現在決められていませんが、プール、水道水、ほ乳瓶の消毒、歯医者の治療中での使用等かなり身近な消毒薬として使用されています。 一方で、世界保健機関(WHO)が「消毒剤を人体に噴霧することを推奨しない」という報道があった事から、発生すると思われる気中塩素濃度について考えてみましよう。 (昭和63年労働省告示第79号 作業環境評価基準 別表(管理濃度))から勘案すると塩素および塩化水素の許容限界は現在0. 5ppmとなっています。 また逐条解説大気汚染防止法 ぎょうせいS59. 30 p368によると、日本以外の米国、英国ともに塩素および塩化水素については1ppm以下となっています。 ただ、1ppmの濃度は表4危険物ハンドブックによると「かなり刺激臭が強い」にあたります。 表4 危険物ハンドブック 東京消防庁より 濃度[ppm] 官能状態 0. 1~0. 2 臭気を感じる 0. 2~3. 5 臭いを感じるが耐性が生じる 1 かなり刺激が強い 日本での環境基準 3~6 目、鼻、喉に刺激、頭痛をまねく 14~21 0. 5~1時間で生命危険 40~69 短時間で生命危険 100 1分以上耐えられない 430 30分以上で致命傷 900 即死 大気中の塩素濃度の指針値(基準値)について によると、現在の許容値は高すぎるとの見解があり、弗素の項の如く30分の1~100分の1を適用すると0. 03~0. 01ppmとなるがこの濃度では人体影響は無反応である。 したがって、一応環境濃度としての目安となるので、0. 03ppmが妥当と考えます。 これは、検知管 ガステック塩素8LL での検知限界が0. 025ppmですので、検知限界レベルであれば問題無いと判断しても良いと思います。 03ppmは官能テストでは殆どの人が塩素臭を感じないレベルですが敏感な人は感じる程度。 つまり空気中に 次亜塩素酸水を噴霧した場合、臭いを感じないレベルであれば、気中塩素濃度は無反応レベルのため、無害と判断して良いという事になります。 官能レベルの高い人は0. 01ppmでも判る場合があります。 食品を洗浄した場合の安全性 次亜塩素酸水は、食品の消毒、殺菌にも使用されています。 その場合によるとキャベツ、レタス 、かいわれ大根、鶏肉ささみなどを微酸性次亜塩素酸水(pH6. 5、有効塩素濃度 70. 2ppm)にて洗浄すると表面の生菌数が著しく減少させる事が出来ます。 同様に次亜塩素酸ナトリウムを使用した場合200ppm約3倍の濃度のものを使用しないと効果が発揮されません。 一方で、安全性の観点として、残留塩素が気になる処ですが、同様の微酸性次亜塩素酸水(pH6. 5、有効塩素濃度 70. 2ppm)でホウレンソウを10分間浸漬し、その後の残留塩素濃度を測定した結果、残留は無いという結果になった。 また、ビダミンCなど酸化されやすい成分を洗浄後測定した結果、水道水で洗浄したものと差は無かった。 次亜塩素酸水は比較的安全性が高いといえます。 タブレット型次亜塩素酸水作成方法 食品添加物として許可を得ている次亜塩素酸水は、指定された電気分解装置による生成したもののみですが、生産装置は非常に高価なものも多く、規定濃度の次亜塩素酸水のみを利用するのには適していますが、水道水やプールなど既存のものに添加して有効塩素濃度を維持するのには不向きです。 また、次亜塩素酸水は、紫外線や熱によって分解する性質があり、長期間保管すると劣化して必要な酸化力が維持出来ないといですし、液体を運送する場合容量を運ぶ事になるため、配送費用が高くつくなど液体状で取り扱うデメリットがあります。 そこで登場したのが、水道水などに溶かして使用する、パウダー状のものや使用量が判りやすいタブレット式のものがあります。 パウダータイプや錠剤タイプについては、一般的にトリクロロイソシアヌル酸 C 3CL 3N 3O 3またはCL 3Cy 、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム NaC 3CL 2N 3O 3またはNaCL2Cy などが使用されている。 トリクロロイソシアヌル酸は加水分解によって、次亜塩素酸水とイソシアヌル酸に分離される。 電離型の次亜塩素酸となっています。 一方で、トリクロロイソシアヌル酸由来の次亜塩素酸 HCLO は非電離型次亜塩素酸となっています。 もともとイソシアヌル酸は塩素化の安定剤として使用されていたが、 よると、イソシアヌル酸は遊離塩素を吸収する働きがあるが、一方でアミン類の塩素化による結合塩素の生成を抑える働きがあるため、細菌、ウイルスに対する酸化力を維持出来る事が判明した。 また、トリクロロイソシアヌル酸由来の次亜塩素酸は非電離型のため、空気中への噴霧についても大きな問題はないと推測されます。 非電離型は細菌・ウイルスに接触をする時に活性酸素等が発生して不活性化するためです。 トリクロロイソシアヌル酸由来の次亜塩素酸の空中散布について トリクロロイソシアヌル酸由来の次亜塩素酸 HCLO については、の ビガータブレットが代表的な製品として存在している。 ビガータブレット配合成分として、製品安全シートによると トリクロロイソシアヌル酸55%以上配合された次亜塩素酸水生成タブレットです。 によるとビガータブレット1錠を4. その結果、6時間後のウイルス対数減少率が99%であった。 試験に使用したネコカリウイルス ノロウイルス については、次亜塩素酸ナトリウムでは滅菌しずらいウイルスである。 また、アルコール エタノール 消毒剤では殺菌出来ないウイルスです。 トリクロロイソシアヌル酸由来の次亜塩素酸水の不活性化出来る細菌・ウイルスの一覧 によると、ビガータブレット トリクロロイソシアヌル酸 由来の次亜塩素酸水を使用して、寒天培地にある細菌・ウイルスの滅菌効果を測定した結果、大腸菌、黄色ぶどう球菌などは15秒以内に、黒麹カビ、枯草菌などで30分で滅菌効果があった事が判ります。 ビガージャパンよりその他次の細菌、ウイルスについても効果があるとの事です。 滅菌可能な細菌類• 腸管出血性大腸菌 (O-157)• サルモネラ菌• メチシリン耐性黄色ぶどう球菌• 多剤耐性緑膿菌• 腸炎ビブリオ菌 など 滅菌可能なウイルス類• ネコカリシウイルス(ノロウイルス代替)• インフルエンザウイルス• イヌパルボウイルス など などが滅菌可能との報告があります。 次亜塩素酸水の消臭力 ビガータブレット トリクロロイソシアヌル酸 で作成した次亜塩素酸水 HCLO の脱臭・消臭力については、脱臭効果及びガス浄化効果試験 日本食品分析センター によると• アンモニア• トリメチルアミン 魚の腐った臭い• イソ吉草酸 汗・足・加齢による口臭などの刺激臭• ノネナール 加齢臭 について、脱臭消臭試験をした結果効果がみられた。 ビガータブレットを商品化した、ジアネーラ 次亜塩素酸水をつくるタブレットを商品化しました。 1gのタブレットで、4リットルの次亜塩素酸が生成されます。 興味あればこちらをクリック.

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