トレーニングデイ 映画。 映画『トレーニングデイ』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ

トレーニング デイ : 作品情報

トレーニングデイ 映画

ワルい。 デンゼル・ワシントンがワルい。 言葉遣いや素行はもちろん、醸し出す雰囲気までワルくしてきましたよ。 惜しいのは 歯の綺麗さ。 歯並び良すぎるし白すぎる。 もう一人の主人公、おどおどしてる癖に自分の信じる「正義」だけは断固として譲らない崇高な精神を持つ新人刑事を演じたもハマってます。 ロス市警の麻薬取締課に配属された新人刑事ジェイクは、ベテラン捜査官アロンゾと組むことになった。 しかし「狼を倒せるのは狼だけ」=悪を倒すには悪になる必要があるというアロンゾに、正義感の強いジェイクは次第に不信感を募らせていく。 クールなアメ車「シボレー・モンテカルロ」 【トレーニング デイ】は、交通課から麻薬取締課へ転属となった新人刑事ジェイク・ホイト(イーサン・ホーク)の転属初日を描いた映画です。 必然的にアロンゾと同じくらい目にすることになるこのクールなアメ車の名は、 シボレー・モンテカルロ。 見た目だけでなく銃弾浴びたりしても結構走ります。 デカいけど2シーターだし意外と機動性にも長けてる。 今日はお前の 訓練日 トレーニング デイだな。 アロンゾはそう言って愛車の助手席に新人ジェイクを乗せ、いつものように街へ繰り出すのでした。 アロンゾは必ずしも「悪」ではない 出会ってしばらくは、多少強引で変なテンションではあるものの麻薬取締課のベテランであるアロンゾに憧れとも尊敬とも取れるある意味期待のような眼差しを送るジェイクでしたが、次第にそれは疑念に染められていきます。 どうやらこのジェイクは、心の底から大真面目に「ドラッグのない平和な街に変えたい」と思っているピュアな正義漢で、しかも真っすぐで正直な性格なもんだから、何か疑問に思うことがあるとすぐに行動に移すタイプ。 例えば、レイプ未遂犯を(たっぷり脅した上で)見逃したり、薬を飲み込んだヤクの売人の喉にペンをつっこんで吐き出させたり、捜査令状を持ってると嘘をついて家宅捜索したり、刑事として疑問に思われる行動を取るアロンゾに対してです。 しかしアロンゾは悪びれもせず即答します。 羊ちゃんが狼に立ち向かえると思ってんのか。 狼を倒すには狼になるしかないんや。 でなければ羊(一般市民、弱い者)は護れない。 アロンゾは救いようのない汚職刑事で、最後には 「俺様は王だ!キング・コングだ!」と大声で空しく吠える裸の王様のように描かれますが、私は必ずしも彼は悪ではないと思います。 アロンゾはジェイクに会った時からしきりに「昔の俺に似ている」「いい目をしている」と言っています。 これは嘘じゃないと思うんです。 きっとホントに似てるんでしょう。 正義に燃えてた昔の自分を少しは思い出したりもしたんでしょう。 でも一旦踏み入れてしまった狼の世界から足を洗うことなんて不可能だし、脱することができたとしてもそれは死を意味するんでしょうし、アロンゾはもうこうして生きていくしかなくなってしまってるんですね。 きっかけはささいな心の油断だったはず。 悪事ってそんなもん。 気が付いたら後戻り出来ないとこまで来ちゃってる。 自分のやっていることは飽くまでも必要悪であると絶対の自信を持っているからこそアロンゾはめちゃめちゃ強い。 羊(善でありか弱い存在)のまま狼になろうとしないジェイクでは、やはりどうしても太刀打ちできません。 ジェイクではアロンゾに敵わないと言う点が、なんだか恐ろしい映画です。 「カタツムリの話」謎のアメリカンジョーク 一点どうしても意味が分からなくて悔しい思いをしています。 隠居してるかつての売人ロジャー()の「カタツムリの話」です。 出勤前の男が玄関でカタツムリを見つけた。 男はつまみ上げると裏庭に投げた。 すると岩に当たって殻が粉々に砕け芝生の上に落ちた。 カタツムリは死にかけてた。 だが息を吹き返してまた動き始めた。 そしてある日、再び男の家の玄関へ向かった。 そして1年がかりでとうとう男の家の玄関へ戻ってきた。 ちょうどその時出勤前の男が再びそのカタツムリを見つけてこう言った。 「ふざけるな」 出典:【トレーニング デイ】字幕.

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【トレーニングデイ】最凶のベテラン麻薬捜査官による新人刑事への最悪なトレーニングデイ!|コクソンズ×ブログ

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正義の理想と信念に燃えていたジェイクは、アロンゾの暴力的で型破りな捜査に疑問を抱きつつ「アロンゾ流」の捜査に何とかついていこうとしますが、実はアロンゾにはある計画が。 ジェイクの長いトレーニングデイが今、幕を開けます・・・。 映画「トレーニング デイ」のネタバレ感想 従来の刑事ドラマの概念を壊したトレーニングデイの感想をまとめました。 謎といわれる部分の考察や、俳優さんの細かい見どころポイントなども解説しています。 核心部分のネタバレを含んでいますので、お読みになる際はご注意ください。 All rights reserved. この映画でのデンゼル・ワシントンはそれまでのキャリアでは考えられないタイプの悪役に挑戦しています。 悪役といってもマフィアのボス級のワルとか、事件の黒幕的な悪役ではなく、あくまでも品性を疑うような、裸の王様的タイプのカッコワルイ悪役です。 ベテラン捜査官アロンゾはジェイクの新人研修と称してギャングの横行する危険な地帯をクルージングします。 最初の仕事は麻薬密売の摘発です。 摘発後にアロンゾはジェイクに押収した麻薬を吸わせようとするのですが、ジェイクがかたくなに断ると交差点の真ん中に車を止めて、なんとジェイクに銃を突きつけます。 この場面は映画の前半部分なんですが、なにせマーシャル・ローやボーンコレクターの捜査官役、タイタンズを忘れないのコーチ役など品行方正なイメージがあるデンゼルですから、視聴者としては驚きつつも「何か理由があるはず」とついついアロンゾ・・・ではなくデンゼル・ワシントンを好意的に観る力が働くんですね。 最初は茶目っ気も醸しつつ「吸ってみろよ~」くらいのノリでジェイクに麻薬をすすめるアロンゾは「いやですよぉ~、まずいですって!」と断るジェイクに急にブチ切れて銃を突きつけます。 そしてアロンゾはいいます。 「組織に潜入中ヤクを断ってみろ。 一発でサツだとバレてあの世行きだ。 吸えないなら交通課のおまわりに戻れ」。 この場面、この映画をある意味集約していて、アロンゾの横暴な言動に驚き、その後にもっともらしい講釈を聞いては「やっぱりね、何か考えがあると思った!」と無理やり自分を納得させてしまう。 この繰り返しで中盤まで進んでいきます。 でもね、よ~っく見てくださいね。 このアロンゾ、目が完全に腐ってます。 ここがデンゼルの凄い所なんですが、目だけで演技しているんです。 冗談を言っても目が全然笑ってなくて、うつろというか死んでいるというか何を言っても目だけは一貫して悪人なんですよね。 だけど新人ジェイクにはそこまで見抜けません。 レイプされかけた女子高生を助けに入ったジェイクが、レイプ未遂の犯人2人を必死で組み伏せた時も、ただ眺めているだけだけだったアロンゾは、あろうことか犯人から金を巻き上げた後あっさり逃がしてしまいます。 抗議するジェイクに、小さな悪は見逃して大きな悪に挑むために「羊を守るために狼になれ」と諭します。 「善良な市民が犠牲になるのを防ぐために大局を見ろ」と。 そういわれてはとにかく黙るしかないジェイクですが、心には不信感が募っていきます。 そして「いろいろ言ったが・・・お前は間違っていない。 本気で犯罪を追っていた昔の自分を思い出す」とか言って、俺も昔は純粋で一途だったぜ、みたいな雰囲気を醸し出すんですね。 このあたり、本当に狡猾というか、悪い奴なんだけどしっかり保身めいたこともする奴なんです。 陳腐な感傷がまた小物っぽいじゃないですか!この絶妙な小物感と、どんなことを言っても瞳から消せない悪の染みついた匂い、これがこの映画の一番の見所であり、デンゼル・ワシントンの演技力のなせる技です。 All rights reserved. この映画のもう一つの見所、それはイーサン・ホーク演じる新人捜査官ジェイクのドン引きぶりです。 ジェイクは新婚で赤ちゃんが生まれたばかりなんですね。 交通課の巡査では思ったような暮らしができないと思ったのか、麻薬捜査官になって出世しようという目的もありましたが、基本的には悪を倒し正義を貫く熱血漢です。 そして研修初日、いきなり押収した麻薬を吸えと言われ、断ると銃を突きつけられるという理不尽な目にあいます。 ジェイクはただのマリファナだと思っているので、最終的には折れて吸ってしまいますが、どうもぶっ飛び方がおかしいんです。 実はこれ、ウェットと呼ばれる麻薬で、しかも品質の悪い最低品です。 麻薬捜査官は潜入捜査などで麻薬を使用しなければいけない時もあるんだとか、アロンゾはもっともらしい言い分でジェイクに麻薬を吸わせましたが、この時からアロンゾにはジェイクを利用する計画があったのでしょう。 いえ、おそらく新人が研修に来ると決まった時点で、何はともあれ麻薬を使用させることは思いついていたのかもしれません。 このことで、万が一警察の尿検査を受ければジェイクは麻薬使用でお縄の憂き目にあうのです。 この後の展開で、アロンゾは実際に尿検査をネタにジェイクを脅しています。 ジェイクは朝から散々な目に合っています。 最初は意気揚々と憧れのベテラン麻薬捜査官に弟子入りしたような気持でいたものの、麻薬を吸わされたり、銃で脅されたり、かなりの無茶ぶりにずっと顔が引きつりっぱなしです。 イーサン・ホークの不思議な魅力の一つなのですが、この方、何となく冴えないんですよね。 ずば抜けてハンサムでもなく、西洋人なのに頭の形も絶壁っぽいし、歯並びも今一つ。 1995年公開の「ビフォア・サンライズ」でもそうでしたが、ハンサムなヒーローというイメージじゃないです。 この映画でも朝からずっと「ええ・・・何なのこの人。 俺どうすればいいの・・・?」という気弱~な空気をまとっています。 朝一番に初めてアロンゾに会った場面で、あまりの会話のかみ合わなさに仕方なくひきつった愛想笑いをするシーンなんか、ほんとにもう気の毒で気の毒で。 しかも時々アロンゾの放つドギツイ冗談に愛想笑いをする顔なんて、パワハラ全開の上司と仕事をさせられてる気弱な若手社員といった風情で切ないです。 一番イーサンのコアな魅力が堪能できるシーンは、麻薬を吸わされた後、アロンゾお抱えの情報屋兼売人ロジャーの自宅を訪ねた時です。 このロジャー役はスコット・グレンなんですが(そういえばデンゼルとスコットは1995年の戦火の勇気で共演しましたね!)、アロンゾとはハグして酒を酌み交わすような旧知の仲らしいんです。 そのロジャーがジェイクに話してくれた「カタツムリの小話」があります。 この小話はジョークのように語っているものの、全くオチもないし面白くもない。 なのにジェイクはラリっているせいか笑ってしまうんです。 そしてロジャーとアロンゾに「は?なに笑ってんのお前?どこがおもしろいのこれ?」みたいな目で見つめられ、超気まずい空気になります。 これです!この時のジェイクの表情がイーサン・ホークの魅力なんですよ!やるせないとか切ないとか気まずいとかが、世界一似合う男なんじゃないかと思っちゃいます。 ちなみにこの場面でジェイクは大学時代に、そこそこ有名なアメフトの選手だったことがわかります。 これは後でチンピラを取り押さえるシーンへの小さな伏線なのかもしれません。 いずれにせよ、ちょっとカッコ悪い、でもキュートなイーサン・ホークの魅力をたっぷり堪能できる映画です。 All rights reserved. 上でも紹介した件の「カタツムリの小話」ですが、最後まではっきりとした意味は分からないままでした。 物語の中でも重要な話ではないのですが、やっぱり気になります。 小話の全容はこうです。 ある男が出勤前に玄関でカタツムリを見つけた。 男はカタツムリをつまんで裏庭に投げた。 カタツムリは石に当たって殻が粉々に砕けたが、息を吹き返してまた玄関に向かい、1年がかりでまた男の玄関に戻ってきた。 出勤前の男が再びこのカタツムリを見つけてこう言った。 「ふざけんな!」 ジェイクはここで吹き出して笑うのですが、特に面白い個所もオチも見つからないですよね。 この小話の意味が最後までよくわからなかったのですが、何の意図もないとは思えないので、ちょっと自分なりの考察を加えてみます。 この小話をした後にロジャーが「この街を知ると笑えるさ」と言うんです。 この町はギャングが横行するダークサイドで、生き抜くためには独特のルールがあるのでしょう。 ですからこの町ならではの冗談ということですよね。 思うに、カタツムリは正義感あふれる新米警官で、出勤前の男は「街」そのものや「ギャング」だと仮定します。 新米警官をギャング流の洗礼で、もう二度と戻ってこれないくらいに痛めつけたと思ったのに、正義という殻をはずして、もっと嫌なもの(悪徳警官)になって再び玄関(街)に戻ってきた。 結局、殻のないカタツムリ(正義のない警官)にしたのは自分だから、やり場のない怒りが「ふざけんな」と口をついて出たのかなと。 まあ、ちょっと強引な解釈かなという気もしなくもないんですが、一応これなら「この街を知ると笑えるさ」というロジャーのセリフにつながってくるのかな、という気がします。 All rights reserved. この映画の魅力は、登場人物の奥深さにもあると思います。 アロンゾはカリスマ的ともいえる麻薬捜査官で、新人捜査官の憧れのような存在です。 しかし、実際にアロンゾと会ってみると暴力的で、法を犯すこともしばしば。 ストリートを我が物顔でのし歩き、まるでストリートを仕切るギャングのような振る舞いをしています。 誰もがアロンゾに気を使って声をかけたりしていますが、タフガイ気取りのアロンゾは自分で思っているより好かれても怖がられてもおらず、正直言って嫌われています。 威張ってふんぞり返るほど裸の王様のような小物感ばかりが目立つんですよね。 実際ラストでも、ジェイクに追い詰められたアロンゾは、ギャングたちの前で叫びます。 「俺は警察だ!痛い目に合わせるぞ!」「キングコングも目じゃない!最後は俺が勝つんだ!」加勢してくれると思っていたギャングたちは白けた目で見つめるだけで助けてはくれません。 このセリフが小物感満載で、カッコワルイ悪党をこの上なく表しているシーンです。 かっこ悪いデンゼル・ワシントンが見たいなら間違いなくこの映画です。 一方、終始気弱な雰囲気を漂わせ、タフガイからは程遠い雰囲気のジェイクですが、見た目とは裏腹に根っこのところで頑固なほどの正義感を持っています。 アロンゾのキツイ冗談に顔を引きつらせながら笑うジェイクや、悪事を責めてはアロンゾに説得され「そういうものなのかな・・・」と口をつぐむジェイクの正義感が、決して崩れないと感じさせてくれるシーンがあります。 それは、ロシアンマフィアから命を狙われているアロンゾが金で解決するために、ロジャーの床下貯金を強奪するシーンです。 アロンゾはロジャーが売人引退のために貯めていた貯金の一部を横領しジェイクにも分け前をよこしますが、ジェイクは受け取りません。 そして、捜査中の撃ち合いに見せかけるためロジャーを殺すようジェイクに命じます。 ジェイクは頑として断りますが、アロンゾは笑いながらロジャーを撃ってしまいます。 そして仲間の一人にも銃弾を浴びせ、正当防衛として処理しようとするのです。 怒り心頭のジェイクはアロンゾに銃を向け、周りの共犯者(アロンゾの仲間の悪徳刑事)たちは一斉にジェイクに銃を向け緊迫した空気になります。 この時のジェイクのセリフが、またすごくいいんです。 「悪事に手は貸さないぞ!」・・・どうですか、この青臭さ!どんな状況判断をしてもジェイクは絶体絶命なわけです。 ジェイクを撃ち殺してロジャーのせいにしてしまえば事後処理は簡単にできるはずですし、アロンゾ他3名が口裏を合わせて今回の事件を証言すればジェイクに一切の勝ち目はありません。 驚くような一発逆転の策があるわけでもなく、納得したふりをして悪徳刑事たちを一網打尽にする計画があるわけでもなく、ただただ「悪事に手は貸さないぞ!」と頑固に言い張るだけって無計画にもほどがありますよね。 ジェイクは決してヒーローではないんですが、芯のところは絶対曲げません。 こんなところがジェイクの「かっこ悪い強さ」をよく表しているんです。 もう一つ、アロンゾとジェイクの対比がよく現れているシーンがあります。 それはジェイクが偶然通りかかってレイプ犯から少女を救った時のエピソードです。 アロンゾと街をパトロール中に通りかかった路地で、レイプ事件の現場を目撃したジェイクはすぐに車を飛び降りて現場に駆け付けます。 そこには2人のチンピラに襲われている少女がいて、ジェイクは銃を使わずに犯人を取り押さえるんですね。 まずは一人を羽交い絞めにして後ろから首を締めあげ、もう一人のチンピラに殴られても蹴られても決して腕を離さず、攻撃に耐えて一人を気絶させます。 そして改めてもう一人と格闘をするんですが、さっきまでの弱弱しい態度とは打って変わって、戦い方を知っているな~と思わせてくれるシーンです。 ロジャーのところでジェイクがアメフトの選手だったことが判明する場面がありますが、その伏線があったためにジェイクのタフさが自然と納得できます。 ところがこの後、アロンゾが登場し2人のチンピラを脅して痛めつけたあげく、金を奪って逃がすシーンがあるのですが、そのアロンゾの戦い方の品のなさと言ったら!銃で犯人を脅すんですが、その銃の構え方がまるでチンピラです。 二丁の拳銃を斜め上から構えて、拳銃同志をこすり合わせたり、舌なめずりをしたり・・・。 こういう仕草もデンゼル・ワシントンがやるとどこかに品が・・・なんて幻想で、本当に品がないです。 こんなところにも彼の演技力の高さを感じることができます。 All rights reserved. この映画の感想として「アロンゾは初めから悪人だったわけではなく、職務が行き過ぎてだんだん悪に染まっていっただけで良心は残っている」という見解が多いんですね。 そこのところを私なりに考察してみました。 アロンゾの良心を信じる根拠としては、ロジャーを殺して金を奪った場面で、怒ったジェイクがアロンゾに銃を向けた時に、悪徳刑事の仲間が一斉にジェイクに銃を向けるシーンがあります。 ここでアロンゾは「こいつは正義感が強いだけだ、みんな銃を下ろせ」と命令するんです。 そしてジェイクを説得しはじめます。 「いやなら二度と無理強いはしない」と。 ここでジェイクを葬ってしまえば簡単だったはずです。 それをしなかったのは、やはりジェイクのまっすぐな目に過去の自分を見ていたからとも思えます。 実際にロジャーに「ジェイクを見ていると昔のお前を思い出すよ、街を一人で救う気でいる」ともいわれています。 また、このロジャー襲撃時点では、他の悪徳刑事ではなくジェイクを見込んで、自分の相棒にしようとしていたという見方もあります。 事実、ロジャー襲撃後、何食わぬ顔で警察の応援を呼び、車に戻った後もジェイクに対してこのやり方に慣れるよう説得もしていますし、自分の右腕となって一緒に悪を倒そうと理想まで語っています。 でも、でもですよ!もしこの時点でジェイクを生かす気、または利用する気だったとしましょう。 アロンゾはこの後、ジェイクをメキシコ人系ギャングの家に置き去りにし、殺させようとします。 もしそれがアロンゾの心変わりによって計画されたのなら、心変わりをした瞬間というものがあるのでは?と思うんですよね。 普通は、会話の中でのちょっとした間とか、表情とかそういうもので「ジェイクを殺そう」と決心した描写があるはずですが、車内でジェイクを説得した時も、ジェイクは不本意ながらアロンゾの説得を受け入れたようにも見えますし、アロンゾも「何とかジェイクを説得できたっぽい」みたいな表情をするだけです。 その場面から続いてのギャング宅到着なので、私としては今一つつじつまが合わないなと感じます。 つじつまが合うとしたら、もっともっと早い段階でアロンゾはジェイクを殺そうと思っていて、夕方になってそれを実行したに過ぎないという展開が自然です。 要するにアロンゾは根っから腐っているということです。 実際にギャングの家に連れて行くまでは、疑念を抱かれたら面倒なわけで、そのためにはどんな演技もできたんじゃないかと。 結局は、ジェイクが午前中に助けたレイプ未遂の被害者が、ギャングの親玉スマイリーのいとこだったことが判明して温情から助けてもらえます。 このあたり、アロンゾよりギャングの方が義理人情に厚くて面白いです。 All rights reserved. この映画ではロスのストリートの迫力がリアルに伝わってきます。 映画の撮影も実際の街角で行われたんだそうです。 現地では区画によってさまざまなギャングの縄張りがあり、その縄張り内での撮影になるためギャングと交渉し協力してもらいながら撮影を進めたんだとか。 また、ジェイクを殺そうとアロンゾがメキシコ人系ギャングのアジトに連れていきますが、そこにいるのがギャングの親玉「スマイリー」ことクリフ・カーティスです。 ドラマに映画に多くのキャリアを持つ俳優さんですが、この映画では登場回数こそ多くないものの、圧倒的な存在感を放っています。 小さな家電2つと少々の現金で、アロンゾから殺しを請け負ったらしいスマイリーですが(しかも家電の箱にSUNYと書いてあるのでSONYのパチもんでしょう)、最初ジェイクにポーカーの仲間に入れと誘います。 腕一面の入れ墨、パンチパーマ、ふっさふさにたくわえた髭と、これ以上ないくらい不穏な容貌です。 でも、それがどうでもいいと思えるほど怖いのが目!ぜんっぜん笑えてませんから!あっさり殺すオーラが全開出ちゃってますから! このプロっぽい雰囲気もギャングの協力のたまものなんだそうです。 実はクリフ、この役を引き受けるにあたって、役作りのために本物のギャングと何時間もいろいろとお話をさせてもらったんだとか。 All rights reserved. この映画のように、大きな悪を倒すための必要悪や、多少の黒い癒着などは実際にどこの国でもあるんだろうと思います。 私たち一般市民の安全な暮らしはそういったさまざまなものの上に成り立っていて、危ういバランスの上にいつもあるのでしょう。 この映画の中では万能感に酔い、調子こいていたアロンゾも、実は非常に危うい砂の土台に君臨していたにすぎず、あっさり土台が崩れ去っていきます。 最後のシーンで、ジェイクに追いつめられるアロンゾですが、ギャングやチンピラが見守る中、虚勢を張ってアロンゾは吠えまくります。 窓からはあんなにラブラブだったアロンゾの愛人と、アロンゾ自身の隠し子も見ていますが、彼と目が合うとさっと奥に引っ込んでしまうのです。 定刻までに金をロシアンマフィアに届けなければ命がないアロンゾは、大きな声で「金を返せ!」とジェイクに怒鳴りつけますが、今までの余裕っぷりはどこへやら、必死の形相でジェイクをなだめたり恫喝したり見苦しいことこの上なしですね。 周囲にいるギャング達にジェイクを殺せと命ずるも「何勘違いしてんの?」と一蹴される始末。 しまいにはジェイクに「俺たちがアロンゾを見ててやるからお前は行けよ」とアロンゾの金を押収して警察に届けろと促すんです。 敵の敵は味方といったところでしょうか。 自分の万能感に酔い、周りが見えなくなって身を滅ぼした悪徳刑事の最後は、あくまでも品性がなく哀れなものでした。 題名が「トレーニング デイ」とある通り、たった1日の新人研修を描いた作品ですが、まさかの臨場感と見ごたえのある展開です。 見終わった後にふと「そういえばこれは一日の出来事なんだ」と改めて驚いてしまう映画でした。

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『トレーニング デイ』前日譚映画が企画中、約10年前描く

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と のコンビで、新米刑事の訓練日に巻き起こる出来事を描いた2001年の映画 『トレーニング デイ』に、前日譚映画の企画が存在するという。 米が報じている。 『トレーニング デイ』は、イーサン・ホークが演じる米ロサンゼルス市警麻薬取締課の新人刑事ジェイクが、デンゼル・ワシントン演じる腹黒いベテラン刑事アロンゾに連れられ、ギャングが蔓延るロサンゼルスの裏社会を舞台とした訓練日(トレーニングデイ)に挑んでいくクライム・サスペンスだ。 デンゼル・ワシントンはこの作品で、キャリア初のアカデミー主演男優賞に輝いた。 監督は、その後も『イコライザー』シリーズなどデンゼルとの仕事を続けるアントワーン・フークア。 脚本・製作はデヴィド・エアーが手掛けた。 報じられるところによれば、 前日譚の舞台は1992年4月、白人警官による黒人差別に対するフラストレーションが爆発したロス暴動のきっかけとなったロドニー・キング裁判の判決が下される2日前。 『トレーニング デイ』からはおよそ10年前ということになる。 1992年当時のデンゼル・ワシントンは37歳。 デンゼルの息子ジョン・デヴィッド・ワシントンもまた俳優であり、『ブラック・クランズマン』(2018)やクリストファー・ノーラン最新作『テネット(原題:Tenet)』で活躍する実力者だ。 現在35歳とあって適齢ではあるものの、Colliderはこの配役の可能性を現時点で否定している。 企画はごく初期段階。 監督ほか製作陣は定まっていないが、既に脚本家は決定済み。 ブラックリスト(まだ映画化されていない優れた脚本のマッチングプロジェクト)で2016年に最優秀賞を獲得したニック・ヤーボローがペンを執るという。 本作は『トレーニング デイ』前日譚とされるものの、現時点の情報に限れば、アロンゾ刑事やジェイクの約10年前が中心的に描かれるかは断言できないだろう。 デンゼル・ワシントンやイーサン・ホークの若き姿を演じられるキャスティングも容易ではないはずだ。 もしくは、『ジェミニマン』(2019)のようにデジタル若返りの可能性も決して考えられなくはないが……。 続報を待つとしよう。 なお『トレーニング デイ』には、映画から15年後を描いたドラマ版も存在する。 Source:.

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