ツイステ カウントダウン。 『ディズニー ツイステ』マレウス・ドラコニア(声優:加藤和樹)のカウントダウンイラスト登場

【ツイステグッズ】カウントダウンポストカードブック発売!予約できるショップまとめ

ツイステ カウントダウン

新作スマートフォンゲームの配信日が3月18日に決定しました。 【お知らせ】 AppStoreとGooglePlayにて、『ディズニー ツイステッドワンダーランド』がダウンロード可能です。 現在アプリを起動頂いても、メンテナンスの状態となっております。 正式サービス開始は、2020年3月18日を予定しております。 正式サービスのご案内まで、どうぞ楽しみにお待ちください。 原案、メインシナリオ、キャラクターデザインを、漫画家の枢やなさんが手がけています。 2月24日からスタートした公式Twitterのカウントダウン企画も、本日が最終日。 ディア・クロウリーを紹介するとともに、これまでに公開されたカウントダウンイラストを、一挙掲載します。 いよいよ明日3月18日に配信される『ディズニー ツイステッドワンダーランド』。 名門魔法士養成学校・ナイトレイブンカレッジの学園長。 この世界で身寄りが無い主人公に居場所を与えてくれる。 【COUNTDOWN】 ようこそ。 我がナイトレイブンカレッジへ。 招待されなくてがっかりだよ。 くふふ。 それが俺の役目だ。 シシシッ。 俺は自分のために、必要なことをするだけだ。 そう決めたんだ。 C Disney. Published by Aniplex.

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『ディズニー ツイステ』カウントダウンイラストを総まとめ! 最終日は学園長のディア・クロウリー(声優:宮本充)

ツイステ カウントダウン

カウントダウンポストカードブック• 商品名:ディズニー ツイステッドワンダーランド カウントダウン ポストカードブック• 価格:1500円• 発売日:2020年8月12日• 販売場所:全国書店、e-STORE、アニメイト、他• 購入制限:1人1個まで ツイステのカウントダウンポストカードブックは、ツイステの公式Twitterでカウントダウンに使用されたイラストを収録したグッズです! 収録されているポストカードは、枢やな(とぼそ やな)先生の描く美しいイラストに箔押し加工が施された全23種。 2020年8月12日から全国の書店で発売予定ですが、一部のオンラインショップでは既に予約が開始されています。 かっこいいイラストばかりなので、ファンならぜひゲットしたいですよね! ツイステのグッズは毎回大人気なので、確実に手に入れるためには事前予約をした方がよさそうです。 さっそく予約方法についてみていきましょう。 詳しくは画像をご確認くださいませ。 通常は入荷数が決まり次第予約を受け付けることがほとんどなので、近くの本屋さんで確認をしましょう! また、2020年6月現在、楽天市場、Amazon、セブンネットショッピング、HMVではオンラインでの取り扱いが確認されています。 オンラインではどこも既に「完売・入荷待ち」となってしまっていますが、まだ発売日まで時間があるので今後も要チェックです! 、、、、 スクエニのe-storeで予約する スクエアエニックスの公式オンラインショップ「e-STORE」では先着で特典付きの商品を予約することができます。 しかし、2020年6月現在既に既に品切れ中とのことで、予約はできません。 「品切れ」ということはまだ再販する可能性も0ではないので、今後もサイトを確認した方が良さそうですね! アニメイトで予約する アニメグッズの専門店、アニメイトでも特典付きの商品を予約できます。 しかしこちらも大人気のため、既に「販売終了」となっています。 square-enix. ツイッターで公開された時からファンの多いイラストだったので「あのイラストが一番好き!」という声が多くありました。 大人気のイラストを23枚も収録したポストカードブックということで、なんとしても手に入れたいですね!.

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ツイステ カウントダウン ポストカードブック 8月下旬重版! 2次生産受付!!

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我慢することは良くない。 そして、相手を見た目で判断することも良くない。 それを踏まえた上で、今日のわたしはこう宣言した。 「モストロ・ラウンジでバイトをするので、人魚になれる薬を貰えませんか」 丸く丸く、見開かれた瞳はまるで海のように揺れ輝き、わたしを見詰め返していたのがとても印象に残っている。 正々堂々と取引を持ち掛けたことで、そこまで反応して貰えるとは思ってもみなかった。 そんなに嬉しそうに笑うなんて、営業スマイルではない顔は、花壇で咲き誇る花と形容するに等しい。 わたしの胸はどきりと確かに跳ねてみせた。 貴方には、お世話になりましたから。 そういって手渡しされた小瓶が、一体何であるのかなど愚問だった。 バイトをする気満々であったわたしは、意図しない返答に拍子抜けしてしまった。 きっと、対価を要求されるものだからと腹を括ったというのに。 ぽかんとした表情を隠さないまま、いいんですか? と尋ねる。 これは慈悲の精神です。 彼は、ふふんと得意げだ。 にこり、アズールさんはまた笑う。 「ただ、その薬には条件があります」 「条件」 「3時間で効果が切れるので、3時間後には戻ってこないといけないのです」 「なんだ、そういうことですか」 もっととんでもないことを告げられるのかと思ってしまった。 たとえば、効果が強すぎるかもしれないから戻れない可能性もある、とか。 人魚以外に変な生き物になってしまうとか。 イソギンチャクが生えてくるのかも、なんて生温いことを考えていたところ、ズドンと雷を落とされた。 それくらいの対価が変身薬には必要なのです、とわかりきったことを言うように、アズールさんは至って冷静な声で、まるで諭すように付け加えた。 わたしは衝撃で背筋が凍るような感覚に陥ったが、それでも人魚になってみたいという願いを覆すことはできなかった。 もし泡になったら、なんて考えるよりも、好奇心や興味のほうが勝ったからだ。 「……わかりました、忠告、ありがとうございます…。 」 「ふふふ、そんな顔しなくても、単なる脅しですから、お気になさらず」 「…………エッ!?」 見返せば、アズールさんは悪戯が成功した子どものようだった。 ふんわり、コロンの良い香りが、笑って肩が震えるたびにこちらに届いてくる。 穏やかな海と、やさしさに包まれるフローラルな香り。 「泡にはなりませんよ。 ただ、3時間で効果が切れるので、それまでに帰らないといけないのは変わりませんが」 泡になる、といえば貴方は必ず帰ってくるでしょう? ぐ、と時間が止まったような気がした。 またそういうことを、すんなり言われてしまうと、ぐぐ、と喉と胸が詰まって、返答に困ってしまう。 それを解っているのか。 意地悪なひとだ。 綺麗な顔で、そんな声で呼ばれたら帰るに決まっているじゃあないですか。 くすくす、彼は上品に笑った。 揶揄い甲斐がありますねぇ。 聞かなかったことにしておく。 ふくれっ面になっておいた。 「……しかし、どうしたって人魚に?」 「この前アトランティカ記念博物館に行ったときに、人魚だったら視点が変わるのかなって思いまして」 フォーク……もとい、銀の髪すき。 それに興味を持ったのと、単純に、あの深くて冷たい水の中を、もっと泳いでみたいと思ったからだった。 そして、何より人魚というものの存在は、わたしにとっては伝説でしかなかった存在だ。 その存在を間近に感じることができるというのは、千載一遇のチャンスともいえるだろう。 何の因果か、この学園で出会ったのだから、もっと記憶にとどめておきたいと思ったからだ。 元の世界に戻ったときでも。 忘れない想い出として、心のカメラに留めておきたかったからだ。 「もっと、水の中を知りたいなって」 人魚になれば、早く泳げる。 きっと、わたしの知らない世界を知ることができるだろう。 鮮やかな珊瑚礁だって、深い海底だって、自由に行き来できる。 まるで、翼を得た鳥のように大空を羽ばたくことができる。 人間のままでは決して見ることができない、その世界をもう一度一目見てみたい。 郷に入っては郷に従え、ではないけれども、できるだけ身を寄せて、掴みとってみたいわたしの些細な夢だ。 「そうですか」 海に興味を持って頂けるなんて、嬉しいですね。 それを聞いたわたしが「好きですから!」と言えば、アズールさんは、かかっと明らかに赤くなった。 勿論、海が好きなのだ、わたしは。 海は広いから知らないことがたくさんありそうで好きです。 思い浮かべる貝殻の真珠のような、幻想的な海の世界だ。 アズールさん、顔赤いですね。 わたしがそう言えば、揶揄うのはやめてください。 大袈裟に咳払いをする。 気を取り直して、ちゃんと時間内に戻ってくるのですよと彼は再度忠告をした。 時間内に戻らなければ…という話はしなかったが、それくらいわたしだって解っている。 このまま元の世界に帰ることがないまま、泡になってしまうなんて御免被る。 たとえ嘘だったとしても。 「アズールさんは、一緒に来てくれないんですか?」 単純に、わたしは疑問に思ったことを訊いてみただけだった。 せっかく海へ散歩に出掛けるというのだから、その地理に詳しいひとがいたっていい。 「………………………僕は、モストロ・ラウンジの経営で忙しいので」 貴方と違って、やらなければならないことがあるのです。 長い沈黙のあとにまるで自分に言い聞かせるかのように、そうやって断ったアズールさんに、そうですよね、としかわたしは返すことができなかった。 そうだ、このひとは支配人である上に、そもそもオクタヴィネルの寮長であるのだから、わざわざわたしに時間を作ってまで、海へ行こうなんてしないだろう。 ましてや、こんな自己満足の旅に。 取引や対価があれば、話は別になったかもしれないが、生憎そこまで用意はできていない。 バイトをするから、一緒に行きませんかって言えば来てくれるのかな もしくはポイントカードのポイントを貯めれば、一緒に海へ行ってくれるのだろうか。 淡い期待をしたが、それでもやはり彼のことだ、一緒に来てくれない可能性が圧倒的に高い。 ならば、そこまで干渉することはない。 一度決めたことなら捻じ曲げないだろう。 仕方ないこととして、わたしは直ぐに諦めた。 「なら…いつか行きましょうね」 精一杯の誘い文句を送るだけ送って、自分だけ満足しておくことにした。 アズールさんは何も言わなかったが、きっと機会があるなら来てくれると思う。 なんたって、海だ。 何を根拠にしたのかわからない自信と確信と、穏やかな気持ちで手元の小瓶を握った。 エースの「もっと味をどうにかしてほしい」という声が天から聞こえてくるほどに苦くて変な味がした。 脳天にパンチをくらった衝撃でふらりふらりと鏡を抜けていけば、あっという間に珊瑚の海にやってきた。 後味の悪い薬を、海水で消してしまおうと一気に水を吸い込む。 しょっぱいのと苦いのが混ざって、マシになったかといえばそうでもなく、オロオロと吐きそうになってしまった。 魔法の力によって、尾ひれへと変化していた。 これはすごい! 試しに泳いでみる。 いつもより軽い力で、前へ前へ進む。 呼吸だって苦しくない。 さすが魔法、これはすごい、本当にすごい! すいすいとうねる水の隙間を通ってゆくかのように、濡れているということを忘れさせてしまいそうな感覚と一緒に、楽しくなって幼子のような声を上げた。 時間すら忘れてしまいそうなくらいに、珊瑚礁を駆けまわった。 鮮やかな色がもっと鮮明に見えた気がした。 水の感覚が、もっと生温い気がした。 太陽の日差しが届くということは、こんなにも暖かく、明るい気持ちにさせるものなのか。 水中に差し込む光に幻想郷を見て、楽しい気持ちでいっぱいになったわたしは、砂の上にも寝転がってみる。 これは楽しい、泳げるというのは、こういうことを言うのね。 わたしは学校のプールのたかだか50m泳ぎ切っただけでドヤ顔をする男子生徒を思い浮かべた。 今なら負ける気がしない。 「フロイドさん」 こっちに来ていたのかという驚きと、逆に居ても可笑しくないかという平凡的な感想を持ったわたしは、人魚姿の双子を確認すると、アズールさんに聞いたのか、と思って何もきかなかった。 ゆらりゆらり、長い尾が海藻のようにうごめいている。 きっとそうだ、そうでなければ、こんなにタイミング良く現れる筈がないもの。 断言できるわたしに、「おや偶然ですね、」といかにも偶然を装っているリーチ双子に言い返せるほど度胸は持っていない。 「あそこにいるの、小エビちゃんかな~って思っていたら小エビちゃんだったよねえ、ジェイド」 「ええフロイド、まさか珊瑚の海に戻っているときに、監督生さんが人魚になっているだなんて、思いもよりませんでした、」 にこり。 とても機嫌が良さそうに微笑んだ。 ふわふわと空気に浮いているかのようなわたしとは対照的に、ずっしりとした重みのある尾をゆらりと揺らして、ふたりはふたりらしく、ぐるぐるとわたしの周りを回った。 学園内でわたしを見つけたときの行動と丸っきり一緒だ。 ぐるぐる、何をしようか、小エビちゃん。 普段のように高い身長からぐっと覗き込まれるのではなく、逆にぐい、と下方から見上げてくるのは、水の中であるから可能になるアプローチの仕方だ。 構ってくれるのであれば、むしろ好都合なのではなかろうか。 此処で、ひとりで泳いで回るというより、見知ったひとと一緒にいた方がいいのではないかと判断する。 「何処か…おすすめの場所はありますか?」 「オススメねぇ~、この辺りなら確か沈没船があったと思うんだけど、行ってみる~?」 てか行こう行こう、とフロイドさんに手を引っ張られてぐい、と進んでゆく。 断るつもりもなかったが、否応なしに連れていかれるとなると、心の準備が要るので待ってほしい気持ちもあった。 沈没船となると少し怖いなという印象だからだ。 本でよく出てくるアレだ。 なあに~ビビってる? そんなわたしのことをお見通しなのか、フロイドさんは面白おかしく笑って、ジェイドさんも沈没船といえば肝試しスポットの定番ですしね、とにこりと笑うものだから、余計に背筋がピンとなってしまった。 ピンとなってはうまく泳げず、おおっと、ふらついてしまってまた双子に笑われるまでがテンプレート。 ぐぬぬ、わたしは太刀打ちできない。 そよそよと流れていく海水を進んでいけば、一段と暗くなる。 それはそうだ、珊瑚礁から離れた場所に来ているのだから。 日差しの届かない、暗い場所に近づいているのだから。 そこに落ちてしまったもの、捕まってしまったものを見るために。 沈没船の迫力は、想像以上だった。 怖い話を聞いた後のお風呂場のように、ぞわぞわと漂う海水が鬱陶しく感じてしまう。 人間が乗る船は、此処まで大きく、そして雄大なものであったのか。 ジェイドさん曰く、この船はなかなかに大きいものらしい。 この海には、幾つか沈没船があるそうだ。 この先輩たちならわかる気がするな、と、わたしは、浮上することもない船をまじまじと見つめた。 海溝の近くの岩に埋まり、ボロボロのオンボロ寮より遥かにズタズタになっている。 かつての偉大さを誇る名も知れない船舶は、海底に取り残されたまま、時間だけが過ぎ去ってゆくのを待っていた。 わたしは、沈没船の抱える想い出を想像しては、人間が作ったものの脆さを目の当たりにして、すこし哀しい気持ちになっていた。 先程のフロイドさんが言うように、自己責任である通りだ。 もし海に放り出されてしまったら、泳げない、呼吸ができない世界で生きていくことはできないというのに。 それでも、人間は海という場所に昔から憧れと、尊敬の念を送ってきた。 少なくとも、わたしの世界ではそうだった。 だからこそ、海という大きな世界を渡る術をつくってきたのだ。 たとえ落ちてしまおうが、構わない。 なにせ井の中の蛙大海を知らず。 知らないことがあるくせに、威張ってしまわないように、海は広いのだ。 ずい、ずいと押されて沈没船の内部に一緒に入ることになってしまった。 雑魚と称された物体が一体何であるのか、わたしには到底解らないのだが、内部に入れば一段と暗くなった世界に、ミシ、キキキ、と水音に押しつぶされてしまいそうな音が聞こえて、此処が海のお化け屋敷と認識した瞬間だった。 「ほうら、怖くないって~」 「ふふふ、監督生さんは怖がり屋さんですね」 「普通はこんな場所怖いと思います!」 沈没船の内部だというのに、優雅に泳いでみせる兄弟を眺めて、ゆらりゆらり、わたしもつられて泳いでいこうとしたのだが、如何せん人魚初心者なので不格好な泳ぎ方になってしまって、すこしはずかしい。 尾ひれをうまい具合に動かして、泳いでいけば、フロイドさんが待っていた場所に辿り着く。 ひとりではないのだから、怖くはない、怖くはない筈なのだが、フロイドさんが「ばあ」と急に脅かしに来ただけでピョンとまた違う方向へ跳ねてしまった。 「アハハ! どうしてそんなに跳ねるわけ~?!」 「ふ、フロイドさんの意地悪…!」 ぷんすこ。 こればかりはいただけない。 遊ばれていることにやり返したいところだが、跳ねどころが悪かったのか、裂けた木材の先端に当たってしまったようだ。 ピリッとした痛みが走って、思わず顔が歪む。 肌に何かが突き刺さった感覚。 「あら~、刺さっちゃったね」 「おや、大丈夫ですか?」 「だいじょうぶです、たぶん、」 海水が染みる。 そのくらいの傷だから別に支障はなさそうだ。 気を付けて泳がないと、切れ端に触れてしまいそうなので痛いのは嫌だ、しっかり泳がないと…とはいえ、元はフロイドさんが脅かすからである。 もう脅かさないでくださいよ、とわたしは口を尖らす。 はあいはあい。 あまり反省のなさそうな声だ。 「…小エビちゃん、うしろ」 「…監督生さん、うしろ」 「また脅かそうたって無駄です! ジェイドさんまで! 」 まだ何も見付けられていないのに、そんなに脅かすのが楽しいんですか? その台詞は最後まで言えなかった。 ふわり、ガッシャーン、巨大な音とともに現れた大きな影に、喉がひゅうッと鳴った。 訳が分からない状況だが、ひとつだけ言えることは、 「ギャハハほんと小エビちゃんと居ると飽きないなあああ」 「こらフロイド、笑っている場合ではありませんよ」 といかにも愉しそうな双子に引っ張られているわたしの尾ひれが、餌食になりそうになっていることである。 何に? 鮫に、だ。 「ななななああああ鮫えええ!?」 「オレあんなデカい鮫初めてみた! 絞めがいがありそ~~!」 「な、なんであんなのが!?」 「恐らく、先程の血の匂いでしょうか…」 「ええ…あ、待ってください、ちょ、」 「監督生さん、手を離してはいけませんからね」 いくら人魚であるとはいえ、海の中は初心者であるし、泳ぎもままならないのである。 そこまで猛スピードで駆け巡る双子についていくのがやっとであるのに、そんなにスピードを出されてしまっては、わたしの息が続かない。 嗚呼、手が離れそう。 行ったり来たり、鮫をまくためにウロチョロする双子にされるがまま、笑い声と海水と、ギザギザな歯がこすり合う摩擦音と、すべてがわたしの身に降りかかってくる。 なんて日だ。 人魚になるということは、海と隣合わせになるということ。 こんな死ぬかもしれない危険がある場所で、彼は育ったのだと、場違いなことを考える。 これは現実逃避というやつだ。 わたしは放心状態に近かった。 誰でもいいから助けてほしい。 この状況を何とかしてほしい。 「やれやれ、このお代は高くつきますからね…」 そう願ったら、急に、ふわっとした脱力感。 クッションのような、あたたかいものに巻き付かれて、わたしは水中に浮いていた。 あ、アズールさん! わたしは驚き見開いて、その姿をめいいっぱい視界に入れた。 「おやアズール、仕込みは終わったのですか?」 「終わっていません、どこぞの誰かが勝手に遊びに行ってしまいましたからね」 「アズール! 遅いー! 小エビちゃん食われるところだったよ~」 「貴方たちが居たというのに、まったくなんて面倒事に…」 双子は、まるで彼が来ることを解っていたかのような反応だった。 来ないといっていた数時間前の彼を思い返す。 わたしだけ取り残された感覚で、ほわほわとした気持ちで、抱えられた脚を握り返す。 その脚ですくわれたわたしは、何を言うか急いで考えていたが、その姿に見惚れてしまったので言葉がつかえて出てこない。 鮫は、アズールさんの魔法で一時的に動きが封じられていたようだった。 状況を少しずつ判断できるようになったわたしは、もう一度アズールさん、と呼んだ。 彼は、横目でわたしを見た。 少し、照れくさいようだった。 どうしてだろう。 今片付けるので。 そう言って、視線を眼の前に戻した。 丁寧な動作に黒い煙幕を吐き出すと、もわもわと視界が暗くなってゆく。 アズールさんが蛸であることは知っていたが、こうも非人間的なことをされてしまうと、神秘に魅了されてしまうものだ。 人魚である彼らを間近で見、感じ、触れ合い、自分の尾ひれと重ねる。 「ジェイド、フロイド、後は頼みましたよ」 はい、はあい。 双子が鮫をどうにかしているとき、わたしはアズールさんとふたりだった。 蛸の脚がぬるっとわたしから離れていく。 抱えられたままだと気付いたらしい、慌ててシュッと消えていってしまったぬくもりに、あっとおもわず声が出る。 腕を組んだアズールさんは、わたしのほうを見ては、はっきりと物を言わない。 お互いに視線だけでやり取りをするものだから、ついに口を開いた。 「あまり、見ないでもらえませんか」 そんなに、見ていたかな。 わたしはぽかんとして、あまりにも綺麗だったので、と理由を述べてしまった。 綺麗だ、本当に。 あの双子もそうだが、どうしてそんなに海に染まる色をしているのだろう。 いつも学園内で見る髪色も、海のなかだからこそ映えてくる。 きらり、もう少し明るい場所であったなら、もっと輝いてみえただろうに。 「き…、…そういうことは、普通に言うことでないですよ」 「そうですか? でも、アズールさんの本来の姿を見て、そう思っちゃいました」 「……はぁ」 「あ、そうだ、わたしの尾ひれはどうですか? 綺麗に見えますか?」 知らないうちに、水中で一回転できるようになっていた。 くるりと回ってみせると、その場で踊るかのようにひとつ、舞ってみせた。 何を言い出すのだ、とばかりな顔をしていたアズールさんだったが、そんなわたしをじっと見て、しっかりとこたえてくれた。 「綺麗ですよ、」 「本当に?」 「ええ」 くすくす、わたしは素直に喜んだ。 海色の瞳が、ぐっと細まる。 「残り数十分ですね、」 「もうそんなでしたか、…あっという間だったなぁ」 「人魚はいかがでしたか」 「それは楽しかったですよ! ハプニングもありましたけど」 揺れる炎のように、尾が名残惜しそうに揺れている。 「人間と人魚…どちらが良いですか」 「え?」 「あ、いえ、なんでもありません」 なかなかに物悲しそうな顔をする。 眼鏡が無いからだろうか、いつもよりアズールさんの表情が読める気がした。 水中で漂う海藻のように、こころにまとった靄を取り払うことができないような、そんな感覚。 何かにとらわれたまま、脱出できない。 そんな浮かない顔をして、どうしたんです? わたしは包み込むように、その顔に触れた。 自然と動いてしまった掌は、向かい合わせの顔のラインに沿ってするりと撫でた。 「かっ監督生さん、」 「あと少しで人魚じゃなくなっちゃいますけど、それまでアズールさんといますね」 「ば、馬鹿ですか、そうしたら呼吸が出来なくなるでしょう」 「なんだか、アズールさんと居るなら呼吸もできそうだなって」 馬鹿でもいいです。 根拠は無いんですけど、でもなんか、一緒に居たいんですよ。 「まだゆっくり海を回ってもいないですし…あ、また魔法薬くださいね、」 「…………………僕が呼吸できなくなりそうだ……」 消え入りそうな声だったために、なにをぼやいたのか、私には聞こえてこなかった。 そうして蛸足でわたしの口を塞いでくるあたり、抜かりない。 仕方ない、しっかり聞いてあげようとお澄まししたわたしに対して、アズールさんはまた、かかっと赤くなった。 ひゅん、と蛸足がいなくなる。 「しししまった、つい癖で、ああああ」 「別に気にしませんけど…?」 「むしろ気にしてくれませんか?!」 焦ったアズールさんはとても面白かった。 焦燥感の詰まった声で、いま眼鏡をしていたらきっとパリンと音を立てて割れていたことだろう。 そこまで慌てる必要なんて、ないのに。 と、そこへ、下方の違和感。 もしや約束の時間がきたのか。 そう思ったが遅し、じわじわと呼吸ができなくなっていることに気付いた。 身が重くなる。 水を吸って、どんどん人間であることを打ちのめしてくる海の中。 「あっ?」 「! ほら急ぎますよ、」 「あ、あず、」 「まったく、もう……!」 吸い寄せられるかのような動作だった。 唇と唇が重なって、液体と空気が入ってくる。 そのまま流れる動作で、アズールさんがわたしを抱えて泳いでいるのがわかる。 あ、息ができる こぽこぽとこぼれ落ちる泡と一緒に、見上げた視線。 今まで見たなかで、一番顔が紅潮している気がしたが、うまく見えなかった。 「…………………………」 「アズールさん…? 今のは…?」 「ひゅ~~~アズールったら~~」 「まさか魔法薬を飲ませるのではなく、自分で…とは思いつきませんでした」 「お前たち!!」 声を荒げるアズールさんだったが、対してわたしはというと、状況がうまく呑み込めずにぐるぐると頭の中を整理していた。 魔法、切れたのではなかったっけ。 それはもう、とてもきれいな顔で、しーっと指を唇にあてるものだから、意味を理解したわたしは、呼吸ができるはずなのに、息がつまってしまってしばらく何も喋ることができなかった。 ---- 200517.

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